FunFunFilterのマニュアル
FunFunFilterには、独特の合成機能が備わっています。
まず、合成機能の基本的な使い方を説明します。
左の画像を元に、説明します。
まず、説明のために、FunFunFilterのメニューから画像処理を行います。 処理の内容は、何でもいいのですが、画像のサイズが変わるものはだめです。同サイズの画像でないと合成できないからです。
ここでは、「フィルター」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」(設定値25)をかけます。
「フィルター」⇒「ぼかし」⇒「ガウスぼかし」(設定値25)をかけた画像です。
「合成」⇒「合成モード」を選択すると、このようなダイアログが表示されます。 編集の履歴が、ダイアログの右端に表示されます。この履歴の中から、 合成したい画像を選択します。
今の場合は、ガウスぼかしをかけた画像に、編集前の画像を合成したいので、 「ファイルを開く(src_2.jpg)」という履歴を選択して、OKします。
「合成」⇒「合成ツール」⇒「斜め」を選択して、画像上を適当にドラッグすると、合成できます。 何度でもやり直すことが出来るので、いい感じになるまで何度かトライし、「合成モードダイアログ」の「確定」を押してください。
すると、左のような画像が出来上がります。
ちなみに、画像上をドラッグせずに、「合成モードダイアログ」の「確定」を押すと、ガウスぼかしをかけた画像と、 編集前の画像とを半透明の状態で合成することが出来ます。
このように、FunFunFilterの合成機能を使えば、画像の一部分のみにフィルター処理をかけるといった複雑な画像処理が いとも簡単に出来てしまいます。

FunFunFilterの使用例・・・合成の応用編
合成を何度も繰り返し行うことで、複雑な画像処理をいとも簡単に行うことが出来ます。
←この画像を編集して、
←この画像を作ってみます。
この画像は、左下に行くほど粗いモザイクが掛かっていますね。 FunFunFilterの合成機能を使いこなせば、このような画像処理がいとも簡単に出来てしまうのです。
まず、編集前の画像に、

フィルター⇒モザイク⇒ランダムな四角形(設定値138)

このようなフィルターをかけると、
こうなります。



以下の説明のために、この画像を画像@とします。
続けて、

フィルター⇒モザイク⇒ランダムな四角形(設定値100)

をかけると、
こうなります。



この画像を画像Aとします。
さらに続けて、

フィルター⇒モザイク⇒ランダムな四角形(設定値75)

をかけると、
こうなります。



この画像を画像Bとします。
さらに続けて、

フィルター⇒モザイク⇒ランダムな四角形(設定値45)

をかけると、
こうなります。



この画像を画像Cとします。
さらに続けて、

フィルター⇒モザイク⇒ランダムな四角形(設定値20)

をかけると、
こうなります。



この画像を画像Dとします。
この時点で、FunFunFilterの編集履歴はこのようになっているはずです。
次に、画像Cと画像Dを合成します。

メニューの「合成」⇒「合成モード」を選択すると、
←のようなダイアログが表示されます。
下から2番目の「ランダムな四角形」を選択して「OK」します。
「合成」⇒「合成ツール」⇒「斜め」を選択して、画面上を右上から左下にかけてドラッグし、確定ボタンを押します。
すると、こんな画像が出来ます。
これは、画像Dと画像Cが合成された画像です。 分かり難いですが、画像の左下部分のみが画像Dで、残りの大部分が画像Cです。その繋ぎ目はシームレスで自然に表現されています。 この、繋ぎ目の感じは、合成するときの画面をドラッグする感じによって左右されます。



この画像を画像Eとします。
同様に、画像Eと画像Bを合成すると、左の画像になります。



この画像を画像Fとします。
続けて、画像Fと画像Aを合成すると、左の画像になります。



この画像を画像Gとします。
続けて、画像Gと画像@を合成すると、左の画像になります。



この画像を画像Hとします。
続けて、画像Hと編集前の画像を合成すると、左の画像になります。 これが、目的とした画像です。
この時の、編集の履歴はこのようになっているはずです。

FunFunFilterの使用例・・・合成による編集例
引き続き、合成を使用した編集例を紹介します。
これは、元の画像と、「編集」⇒「塗りつぶし」で白に塗りつぶした画像とを合成した例です。
これは、元の画像と、「編集」⇒「塗りつぶし」で赤に塗りつぶした画像とを合成した例です。
これは、元の画像と、「フィルター」⇒「ガラス」⇒「カットガラス(縦横)」で編集した画像とを合成した例です。
これは、元の画像と、「フィルター」⇒「ぼかし」⇒「流れるように)」で編集した画像とを合成した例です。
これは、元の画像と、「グラデーション」⇒「右から左へ」で編集した画像とを半透明に合成した例です。
このように、FunFunFilterの合成機能を使いこなせば、画像編集の幅がグンと広がります。