デジカメまとめてAccessリンクは、Accessで写真を管理するデータベースを作成することの補助をする目的のソフトウェアです。Accessで管理したい写真を縮小し、縮小ファイル名と編集元ファイル名をCSVファイルに保存することができます。
Accessのサンプルファイルとして、最小構成のサンプルを同梱します。このサンプルファイルを元に、皆様の方で自由に写真管理に関連したAccessデータベースを開発してください。
デジカメまとめてAccessリンクはこのような画面です。

「ファイル」「編集元フォルダーを開く」とします。

編集したい写真ファイルが保存されているフォルダーを開き、写真ファイルを1個選択して「開く」ボタンを押してください。フォルダーを開くのですが、操作としてはファイルを開く操作になりますのでご注意下ださい。
JPEG形式のファイルが編集対象となります。写真サンプルとして下図の通りチヨウの写真を6点同梱しています。これらの写真はデジカメまとめてAccessリンクの使用方法を説明するために同梱しているものです。目的外のご使用はご遠慮ください。

右端のリストにJPEG形式のファイル名がリストアップされます。フォルダーを開く際に選択されていた写真ファイルがリストで選択された状態となり、右画面に画像表示されます。現時点では写真画像のサイズが画面より大きいのではみ出した状態です。

「表示」メニューから「右画面全体を表示」とします。もしくは右端のツールバーの虫眼鏡のボタンでも同じ効果が得られます。

写真画像が画面サイズに縮小表示されました。これは表示サイズだけのことなので、元のファイル自体が縮小されたわけではありません。

画面が狭いと感じますので、左リストを非表示にしてみます。「表示」メニューから「左リストを隠す」とします。左端のツールバーの左向き三角のボタンでも同じ効果が得られます。

画面が広くなりました。写真表示が消えてしまった場合は、右リストのファイル名をクリックすると再表示されます。

右リストにて別のファイル名をクリックで選択すると、写真画像の表示は選択された写真に変更されます。

右リストのファイル名をダブルクリックすると、右リストの左端に記載されている〇が×に変わります。〇表示のファイルが編集対象で、×表示のファイルは編集対象とはなりません。

「設定」メニューから「全画像を×にする」とすると

全てのファイルが×表示になります。

ファイル名のダブルクリックで〇表示になります。

「設定」メニューから「全画像を〇にする」とすると

全てのファイルが〇表示になります。

「Access連携」メニューから「リサイズしてリンクテーブルを更新」とします。

各項目を設定します。

Accessファイルパスは参照ボタンから、Accessサンプルフォルダーの中にある「最小構成のサンプル.accdb」をコピーし、読み取り専用を解除したものを指定してください。
「最小構成のサンプル.accdb」は読み取り専用で提供しますので、このファイルをコピーし読み取り専用を解除したファイルを予め作成しておいてください。
Accessファイルの保存場所を移動したい場合は、この画面で指定する前に予め移動しておいてください。
ただし、ここでAccessファイルを指定する意味は、画像の縮小処理が完了した後にAccessファイルを開くことだけを目的にしていますので、さほど重要なことではありません。
画像の縮小処理後にここで指定したAccessファイルが起動します。このAccessファイルの使い方についてはこのページの下部に示します。

CSVファイルパスは参照ボタンから、Accessサンプルフォルダーの中にあるimages.csvを指定してください。images.csvの保存場所を移動したい場合は場所移動後に再指定してください。ファイル名はimages.csvから変更してはいけません。
ここで指定するCSVファイルが一つ上で指定したAccessファイルの中でリンクテーブルとなっており、Accessとのデータリンクに使用されるファイルになります。

OKボタンで画像の縮小処理が開始されます。処理中ウィンドウの中止ボタンで中止できます。ユーザー登録されていない場合は、縮小画像は3枚目までは正しく保存されますが、4枚目以降は白黒に変換されます。

以下のウィンドウが表示された場合は、写真画像の縮小とCSVファイルの更新に成功しています。

写真画像の縮小とCSVファイルの更新に成功した場合には、OKボタンを押すとAccessが起動します。このAccessファイルの使い方はこのページの下部に示します。

以下のウィンドウが表示された場合は、写真画像の縮小には成功しましたが、CSVファイルの更新に失敗しています。このウィンドウが表示された場合はOKボタンを押してもAccessは起動しません。
CSVファイルの更新に失敗する原因は、images.csvファイルを開いた状態で処理しているからです。
imagees.csvはAccessのリンクテーブルimagesとリンクしていますから、Accessの画面でimagesリンクテーブルを開いている場合もCSVファイルの更新に失敗します。

続けて以下のウィンドウが表示されますので、指示に従ってください。

CSVファイルの更新に失敗した場合は、images.csvとAccessのリンクテーブルimagesを閉じ、「Access連携メニュー」から「リンクテーブルを更新(左右のリストからCSVファイルを保存)」とします。

名前を付けて保存Windowが表示されますから、Accessサンプルフォルダー内のimages.csvを指定してください。images.csvの保存場所を移動したい場合は場所移動後に再指定してください。ファイル名はimages.csvから変更してはいけません。

「表示」メニューの「保存フォルダーを表示」とするか左端のツールバーのフォルダーを開くボタンで、

保存先のフォルダーを開くことができます。

「表示」メニューの「編集元フォルダーを表示」とするか右端のツールバーのフォルダーを開くボタンで、

編集元のフォルダーを開くことができます。保存先のフォルダーは編集元フォルダーの内部にできています。

デジカメまとめてAccessリンクのユーザー登録の方法を説明します。「ヘルプ」メニューから「ユーザー登録」とします。

「ユーザー登録」ウィンドウが表示されますから、ライセンスキーを入力してください。ユーザー登録されていない場合、写真画像の縮小途中で白黒画像に変換されます。3枚目まではカラーで保存されますが、4枚目以降は白黒画像に変換されて保存されます。

既にユーザー登録済の場合、以下のウィンドウが表示されます。

デジカメまとめてAccessリンクの使い方の説明は以上です。以下ではサンプルとして提供するAccessファイルの使い方を説明します。Accessサンプルフォルダーを開きます。

「最小構成のサンプル.accdb」というファイルがAccessのサンプルファイルです。これは最小限の機能を提供するものですから、皆さんはこのサンプルファイルを元に写真管理に関連するAccessデータベースを開発してください。

「images.csv」というファイルが上記の説明でデジカメまとめてAccessリンクで作成したCSVファイルで、これは「最小構成のサンプル.accdb」の中でリンクテーブルとなっています。

「images.csv」ファイルはExcelで開くことができます。A列にデジカメまとめてAccessリンクで作った縮小画像のファイル名が記載されています。

B列にデジカメまとめてAccessリンクで使った編集元のファイル名が記載されています。

「最初構成のサンプル.accdb」を開いてみます。

読み取り専用で開きますから、名前を付けて保存としてください。

ここでは「使い方の説明用サンプル.accdb」とします。任意のファイル名を付けてください。

Accessを開きます。

Imagesというテーブルがリンクテーブルになっており、images.csvとリンクしています。

Imagesリンクテーブルが更新されていない場合(先程作ったimages.csvと内容が異なる場合)は、リンクテーブルのリンクが切れているため再度リンクしてやる必要が有ります。外部データタグのリンクテーブルマネージャーとしてください。
リンクテーブルマネージャーの画面はAccessのバージョンによって異なります。ここではAccess2019の例を示します。

Imagesにチェックを入れて、OKとすると

リンクテーブルが更新されます。

images.csvを移動した場合にどうなるかを見ておきます。

images.csvを移動しました。

AccessでImagesリンクテーブルを開こうとしてもエラー表示が出て、リンクテーブルを開くことができません。

外部データタグのリンクテーブルマネージャーとします。

imagesにチェックを入れて、OKとすると

「Imagesの新しい場所を選択ウィンドウ」が表示されますので、images.csvを指定して「開く」とします。

Imagesリンクテーブルが更新されます。

Imagesリンクテーブルを開くと、images.csvと同じ内容です。

上記の操作でImagesリンクテーブルが正しくリンクしていることを確認した後に、写真ファイル名追加クエリをダブルクリックで実行してください。

写真テーブルの縮小写真フィールド、元写真フィールドにImagesリンクテーブルの内容が追加されます。添付ファイルは付いていない状態、撮影日は空欄のままです。

Modure1をダブルクリックで開きます。

Modure1に記載されている、Sub AttachImages()を実行します。Sub AttachImage()の中にカーソルを置き、ツールバーの三角ボタンで実行できます。

写真テーブルを開くと、添付ファイルに1ファイル添付されており、撮影日フィールドに日付が入っています。画面では日付だけ表示されていますが、正しくは日付と時刻が入っています。これは元写真フィールドのファイル名を読み取って、ファイルの更新日を元に入力したものです。
添付ファイルには縮小写真が添付されています。これはデジカメまとめてAccessリンクで作った縮小写真です。縮小写真フィールドの値を読み取って添付ファイルにしたものです。

写真テーブルの表示が更新されない場合は、ホームタブから「全て更新」ボタンを押してください。

後は自由に編集していただきたいのですが、例えば、作成タブからフォームを作ってみます。写真テーブルを開いた状態で「複数のアイテム」とすると、

縮小写真を一覧表示できるフォームを作ることができます。

ここから先は皆さんご自由に、写真表示が出来るAccessデータベースを開発してください。
最後に、作者のホームページ、メールアドレス、YouTubeチャンネルを記載しておきます。デジカメまとめてAccessリンクを使ったAccess写真管理データベースの開発の具体例は、私のYouTubeチャンネルで紹介していこうと考えています。
作者のホームページ ふじまろイメージ
作者のメールアドレス info@fujimaroimage.com
作者のYouTubeチャンネル(モザイクアートチャンネル)
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