LoonyEditorは、ベクター目黒雀ホームに掲載されているLoonyWriterA用の三品詞(名詞、形容詞、副詞)構造文や辞書(名詞、形容詞、副詞)の作成に使うソフトです。商用/非商用共に使用は無料ですが、如何なる不具合や著作権等の問題も使用者の自己責任によって処理されるものとします。
本ソフトは日本語文書解析にNMeCabをLGPLで使用しています。詳細はNMeCabライセンスを参照してください。
LoonyEditorの使いかた
操作説明
- 読込ボタン
押すと原文ファイルを読み込むダイアログが表示される。選択すると三品詞構造文に変換され表示される。
読み込む原文のコード形式は右隣のリストでUTF-8又はShift-JISが指定できる。
原文とは普通のテキストの事だが、半角文字(英数)は文書解析ソフトNMeCabが解析しないので、半角文字は全て全角に変換しておく必要がある。
三品詞構造文に変換させたくない部分は、半角の「<」と「>」記号で囲む。中央にある「品詞リスト」(初期設定は全部)から変換対象を「名詞、形容詞、副詞」の何れか、あるいこれらの組み合わせにすることができる。
原文例として百人一首をH100PoemU8.txt (UTF-8)として、SampleDataフォルダ内に添付してある。
- 保存ボタン
押すと画面の文字を保存するためのダイアログが表示される。LoonyWriterA用の三品詞構造文や辞書は必ずUTF-8で保存する必要がある。
- 削除ボタン
表示された文書を削除する。
- 品詞リスト
「全部」は初期設定である。原文を三品詞構造文に変換するとき、「名詞、形容詞、副詞」の三つを変換対象とする。
このリストを下方表示させ個別の変換対象を指定できる。個別に三つ、またはそれらの組み合わせにすることができる。但し、動詞は変換対象としない。
- 辞書作成ボタン
押すと文書読込ダイアログが表示される。読み込める文書コードは左にあるリストのUTF-8又はShift-JISである。
文書ファイルを選択すると、「品詞リスト」の項目別に単語が抽出される。
「■属性」をチェックしてあると(初期設定)、各単語の横にタブスペースをあけて属性が表示される。LoonyWriterAで使う名詞辞書には単語+属性の組み合わせが必須である。形容詞と副詞は単語のみである。(LoonyWriterAのマニュアルを参照)
辞書、特に名詞辞書は単語数が少ないと、LoonyWriterAが上手く機能しない。100語以上が望ましい。
「□品詞」をチェックすると、品詞名も出力される。これは一つの品詞では無意味である。LoonyWriterAでは使わない。
辞書の保存方法は上述の「保存ボタン」の項と同じである。
- 属性の種類
文書解析ソフトNMeCabが出力する以下の属性を使う。
1:代名詞、2:一般、3:副詞可能、4:サ変接続、5:固有名詞、6:名詞接続
7:数、8:形容動詞語幹、9:自立、10:ナイ形容詞語幹、11:接尾、12:非自立
- 三品詞構造文
三品詞構造文は「\<品詞番号;属性番号>\」で構成される。
品詞番号
1:名詞、2:形容詞、3:副詞
属性番号
0は無し、1~12は上述の「属性の種類」の番号に対応する。