susico

はじめに

susicoすじこはSusieプラグインを使用し、基本的なカラーマネジメント表示に対応した画像ビューアです。画像のセレクトや整理などの機能は持たず、「ちょっと見」に特化しています。機能的な特徴は以下の通りです。

  • 画像の埋め込みプロファイルに対応(要・プラグイン側の対応)
  • マルチモニタ対応
  • タッチ操作対応
  • 基本的な印刷(埋め込みプロファイルを反映した出力が可能)

開発工数低減のため.Net Framework 4を使用しC#で開発されていますが、その点を除けば全てWindowsの標準機能を用いているのも特徴です。特に、カラーマネジメント関連についてはWindows 98/2000世代のAPIで実装されています。

使用する前の準備

用意しておくもの

.NET Framework 4(必須)

susicoの動作に必ず必要となりますので、susicoを起動できない方はインストールをお願いします。

他に.NET Framework 4用のアプリケーションを使う予定がない場合はサイズの小さいClient Profileのランタイムがお勧めです。

Windows 8以降には.NET Framework 4(または、互換性のあるバージョン)が含まれているのでインストールする必要はありません。

モニタのプロファイル(推奨)

できるだけ、i1シリーズなどの測色器を使用して作成したプロファイルを使用してください。測色器を用意できない方はお使いのモニタのメーカーサイトでプロファイルを入手できないか確認しましょう(Windows向けには「ドライバ」や「INFファイル」として配布されているものに付属していることが多いです)。

Adobe GammaやWindows 7の「ディスプレイの調整」で作成されたプロファイルは、前述の「翻訳」に必要な情報が実際のモニタの特性に沿ったものではないため使用すべきではありません。

Susieプラグイン(オプション)

susicoは画像ファイルの読み込み・展開にSusieプラグインを使用しますので、最低1つ以上のSusieプラグインが必要です。カラーマネジメント表示を行うには埋め込みプロファイルをホストプログラム(プラグインを呼び出す側、ここではsusico)に引き渡しできるプラグインでなければなりません。

susicoには埋め込みプロファイルの引き渡しに対応する2つのSusieプラグインが同梱されています。

インストール

ダウンロード済みのZIPファイル(susico-x.x.zip)を内蔵または外付けのハードディスクやSSD、USBメモリなどに展開します。

展開が完了するとsusicoという名称のフォルダが作成されます。その中にはsusico.exe(susicoの実行ファイル)、manualフォルダ、pluginsフォルダがあります。必要に応じてsusico.exeのショートカットを作成したり、タスクバーにピン留めしてください。

アンインストールはsusicoフォルダを削除すれば完了です。保存された設定の消去が必要であれば、環境変数SUSICO_SETTINGSを削除してください。(▶起動時設定のカスタマイズ

追加の準備(オプション)

モニタのプロファイルの作成

susicoで適切にカラーマネージメント表示を行うため、市販の測色器を使用してモニタのプロファイルを作成してください。マルチモニタ環境の場合は全てのモニタに対して作成します。

「色の管理」コントロールパネルまたは設定(Windows 10)のシステム→ディスプレイにて、既定のプロファイルがきちんと設定されていることを確認しておくとよいでしょう。

代替プロファイル

必要に応じて、埋め込みプロファイルを持たない画像(埋め込みプロファイルに対応しないSusieプラグインで開かれた画像)に使用される代替のプロファイルを決めておきましょう。

RGB画像用のプロファイルを設定するには、WinRキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き(あるいはエクスプローラーのロケーションバーに)、以下のように入力してEnterキーを押します。

setx SUSICO_RGB_COLORSPACE "設定したいプロファイルのファイル名"

詳しくは、埋め込みプロファイルを持たない画像の設定をご覧ください。

Susieプラグイン

pluginsフォルダに使用したいプラグインをコピーまたは移動しておきます。

各部の名称

ビューア ウインドウ

ビューア ウインドウ
情報エリアとシークバーを表示した状態
①タイトルバー
ファイル名と表示倍率、埋め込みプロファイルの説明(Description)が表示されます。プラグイン側で対応していれば画像展開時に進捗状況も表示されます(▶タイトルバーの見方)。
②ツールバー
ナビゲーションおよびカラーマネジメントの基本操作を行うエリアです。
③画像表示エリア
画像が表示されます。タッチ操作に対応しています(後述)。
④ナビゲーションボタン
次のファイル、前のファイルを開きます。
⑤ICM有効
チェックが入っているときカラーマネジメント表示を行います。
⑥Adobe CMMを使用
使用可能であれば、Adobe CMM(Adobe製のカラー変換エンジン)を使用します。
⑦プリントのシミュレーション
プリンタでの出力を画面上でシミュレートします(▶プリントのシミュレーションと色の校正)。
⑦色の校正
任意のデバイス(メディア)での出力を画面上またはプリンタでの出力でシミュレートします(▶プリントのシミュレーションと色の校正)。
⑧情報エリア
プラグインやsusico本体の動作確認のための情報が表示されます。起動時点では非表示になっています。
⑨シークバー
現在開いている項目のフォルダ内における相対的な位置を示します。バーの任意の位置をクリックすると該当項目を開くことができます(タッチパネルで操作する場合はバー上下の余白をタップしても反応します)。バー上をドラッグしている間は、カーソル位置の項目のファイル名がツールチップとタイトルバーに表示されます。

※Adobe CMMはAdobeのFTPサイト(ftp://ftp.adobe.com/pub/adobe/cmm/win/AdobeCMMAll.zip)よりダウンロードし、無償で使用することができます。

タイトルバーの見方

IMG_2840.JPG @ 100% (5/20) : sRGB(Exif) ➡ Canon MG8200 series MP2
ABCDE
  1. 現在表示している画像のファイル名です。クリップボードにコピーした画像データを貼りつけた場合は<Clipboard>と表示されます。また、Data URIは<Data URI>と表示されます。
  2. 表示倍率を示します。画像のピクセルとモニタのピクセルが一対一で対応するときの倍率を100%とします。
  3. 現在表示している画像と同じフォルダにあるファイルの総数(右)と、その中で現在の画像が何番目にあるのか(左)を示します。
  4. 画像の埋め込みプロファイルを示します。
    • 埋め込みプロファイルを持たないRGB画像は埋め込みプロファイルなしと表示されます。
    • カラープロファイルの引き渡しに対応しないSusieプラグインを使用して開かれた画像はn/aと表示されます。プラグインによっては、埋め込みプロファイルを持たない画像を開いた際にこの表示になることがあります。
    • 埋め込みプロファイルがなく、Exifで色空間が指定されている画像はその値によりsRGB(Exif)Adobe RGB(Exif)Uncalibrated(Exif)opRGBのうちいずれかとなります。
    • CMYK画像を開いた場合は末尾に括弧書きでCMYKProxyと表示されます。また、埋め込みプロファイルを持たないCMYK画像はuntagged CMYK (CMYKproxy)となります。
    • グレースケール画像を開いた場合は末尾に括弧書きでGRAYProxyと表示されます。また、埋め込みプロファイルを持たないグレースケール画像はuntagged Grayscale (GRAYproxy)となります。
  5. プリントのシミュレーション、または色の校正が有効になっているとき、シミュレーション対象のプロファイルを示します(▶プリントのシミュレーションと色の校正)。無効の場合にはこの部分は表示されません。

ICMの設定(色の管理)ダイアログ

ICMの設定(色の管理)ダイアログ

susicoでは、Windows98/2000以降で用意されている組み込みの設定ダイアログを使用しています。

⑩イメージ、グラフィック、テキストの生成
現在開いている画像のプロファイルです。
⑪色の管理を有効にする
⑤と同一の項目です。
⑫基本的な色の管理
⑦を有効にして現在のプリンタでの出力をシミュレートできるモードにします。
⑬色の校正
⑦を有効にして任意のデバイスの出力をシミュレートできるモードにします。
⑭モニターのプロファイル
モニタに関連付けられたプロファイルです。susicoでは設定としての意味を持ちませんので触る必要はありません。
⑮プリンターのプロファイル
現在選択されているプリンタに関連付けられたプロファイルです。ここで選択したプロファイルは、メニューより「印刷時のICM → プリンタのプロファイルを指定」にチェックが入っているときに有効となります。
⑯レンダリングの目的(上)
画像、またはシミュレート対象のカラースペースからモニタのカラースペースに変換する際のレンダリングインテントを選択します。プリンタで出力する際のインテントはプリンタドライバの設定で行ってください(プリンタから有効な設定値が得られない場合は知覚的のインテントで変換します)。この項目は、⑫基本的な色の管理が選択されているときにのみ設定・更新することができます。
⑰エミュレートされるデバイスプロファイル
⑬色の校正が選択されているとき、シミュレート対象デバイスのプロファイルをここで選択します。
⑱レンダリングの目的(下)
画像のカラースペースからシミュレート対象のカラースペースに変換する際のレンダリングインテントを選択します。この項目は、⑬色の校正が選択されているときにのみ設定・更新することができます。

基本的な使い方

ファイルを開く

susicoのウインドウにファイルまたはフォルダのアイコンをドロップします。susicoのアプリケーションアイコンにドロップすると、そのファイルを起動時に開きます。

以下の場所(一覧)にあるファイルもエクスプローラーからsusicoのウインドウにドロップして開くことができます。

  • 圧縮フォルダー(ZIPファイル)
  • ライブラリ
  • 検索結果
  • DLNAサーバー
  • MTPモードでマウントされたスマートフォンなどのストレージ
  • Webページ(にあるリンク)※開けないリンクもあります。またブラウザによっても異なります

改行で区切られたファイルのリストを拡張子.lstで保存したテキストファイルをドロップすれば、任意の場所のファイルを任意の順で開くことができます。ZIPファイル内のファイルは例えばC:\Users\Taka\Documents\img.zip\img\01.jpgのように指定してください。

また、クリップボードから項目・データ・URL・Data URIを貼り付けて開くこともできます。

画像表示エリアの調整

susico起動時点での表示エリアは通常表示モード(ピクセル等倍)になっています。通常表示モードでは、カーソルキーの上下、Ctrlキー+マウスホイール、ピンチイン・アウト操作により表示倍率を変更できます。キーボードの"1"を押すと等倍に戻ります。

表示エリア内に画像全体を表示するには、表示エリアをダブルクリック、またはキーボードの"0"を押してフィット表示モードに切り替えます。あるいは、トリプルクリックして表示エリアのサイズを画像に合わせて調整することもできます(キーボードを使用する場合はAltキー+"0")。

フィット表示中に表示倍率の変更操作を行うと、フィット表示における倍率を基準に拡大・縮小され、フィット表示は解除されます。

ナビゲーションボタンなどを隠し表示エリアをsusicoのウインドウ全体に拡大するには、メニューより「コントロールを表示」をオフにするか、表示エリアの中央を2本指でタップします。

ナビゲーション

ウインドウ上のナビゲーションボタン、左右カーソルキー、マウスの第4・第5ボタン、あるいは表示エリアの左右を2本指でタップすることにより次(前)の画像を開きます。シークバー上では、マウスホイールでも同様に操作することができます。

どの画像が次・前の画像として対象になるのかは、ウインドウにドロップしたものによって異なります。例として、A・B・C・D・Eというファイル名の5つの画像を含むImgフォルダがあると想定して以下の表にまとめます。

「次」の回数ACAとBとDImg
0ACAA
1BDBB
2CEDC
3DAAD
4EBBE
5ACDA
  • 複数ファイルのドロップはそれぞれ異なるフォルダに存在していても構いません。例えばファイル検索ツールなどで閲覧したいファイルを絞り込み、そのファイルアイコンをsusicoにドロップすることができます。
  • フォルダのアイコンは複数の中に含まれていても無視されます。単独でドロップした場合のみその中のファイルが読み込まれます。
  • すべてのプラグインで開くことができなかったファイルはメモリ上のリストから削除されます。新しいプラグインを追加後、リストから削除されたファイルを開くには再度susicoにドロップし直してください。

画像表示エリアでのマウス・タッチ操作

表示エリアの特定の箇所を2本指でタップすることで基本的な操作を行うことができます。
マウスタッチ
フィット表示切替ダブルクリックダブルタップ
表示倍率変更Ctrl+ホイールピンチイン・アウト
ウインドウサイズの調整トリプルクリックトリプルタップ
パン(スクロール)ドラッグタップ&ドラッグ、フリック
ウインドウの移動
第4ボタンクリック左3分の1の領域を2本指タップ
第5ボタンクリック右3分の1の領域を2本指タップ
ICM有効・無効(メニュー)中央上3分の1の領域を2本指タップ
コントロールの表示・非表示(メニュー)中央の領域を2本指タップ
情報エリアの表示・非表示(メニュー)中央下3分の1の領域を2本指タップ
メニュー表示第2ボタンクリックプレス&ホールド
(1本指で触れたままにする)
※スクロールバーが非表示になっている場合に有効(フリックによる慣性移動はできません)

ショートカットキー

前の画像を開く(戻る)カーソルキー左
次の画像を開く(進む)カーソルキー右
画像の再読み込みCtrl+R / F5
ナビゲーション操作の左右反転Ctrl+F
コピーCtrl+C
貼り付けCtrl+V
拡大表示カーソルキー上
縮小表示カーソルキー下
ピクセル等倍表示1
フィット表示切替0
透明画像の背景切り替えCtrl+Alt+T
ウインドウサイズの調整Alt+0
全画面表示の切り替えAlt+Enter / F11
最前面表示の切り替えCtrl+T
コントロールの表示・非表示U
ツールバーの表示・非表示T
情報エリアの表示・非表示I
シークバーの表示・非表示B
ログの表示を折り返すCtrl+Shift+R
ログの消去Ctrl+K
Susieプラグインが対応しているファイル形式の拡張子をログに出力Ctrl+Alt+Shift+E
新規ウインドウCtrl+N
ウインドウを閉じる(終了)Ctrl+Q / Ctrl+W / Alt+F4
全画面表示の解除(通常表示では終了)Esc

メニュー

  • 新規ウインドウ

    susicoを新規に起動します。

  • 次へ

    ファイル名順で次の画像を開きます。

  • 前へ

    ファイル名順でひとつ前の画像を開きます。

  • ナビゲーションを反転

    右向きのナビゲーションボタンに対する機能割り当てを「次の画像を開く」から「前の画像を開く」に、左向きのナビゲーションボタンに対する機能割り当てを「前の画像を開く」から「次の画像を開く」に変更します。同様に、左右カーソルキー、マウス第4・第5ボタン、画像表示エリアの左右に対する二本指タッチ操作についても機能割り当てを入れ替えます。自炊本の閲覧時など操作に違和感がある際に使用してください。

  • コピー

    表示している画像をDIBV5形式でクリップボードにコピーします。

  • 貼り付け

    クリップボードにあるデータを開きます。ファイルのパス、Shell IDList Array、URL、Data URI、画像(DIB、PNG)に対応しています。

  • ICM有効

    カラーマネジメント表示の有効・無効を切り替えます。

  • 全画面表示

    タイトルバーやタスクバーを隠してsusicoのウインドウ内容を画面全体に表示します。

  • 最前面表示

    susicoのウインドウを他のウインドウよりも手前に配置するよう強制するかどうかを切り替えます。

  • コントロールを表示

    画像表示エリア以外の要素をそれぞれの設定に従い表示するかどうかを切り替えます。

  • ツールバーを表示

    ツールバーを表示するかどうかを切り替えます。

  • 情報エリアを表示

    情報エリアを表示するかどうかを切り替えます。

  • シークバーを表示

    シークバーを表示するかどうかを切り替えます。サブメニューより、フォルダを開いた場合に強制的に表示させるかどうかを切り替えることができます(デフォルトで有効)。

  • susico側でファイルを読み込み

    画像ファイルをあらかじめメモリ上に読み込んでからSusieプラグインに渡します。ファイル名の問題によりファイルが開けないSusieプラグインがある場合に有効にすると改善する可能性があります。

  • 対応拡張子でフィルタ

    フォルダ内のファイルを列挙する際、Susieプラグインにより対応する拡張子を持つファイルのみを対象とします。

  • 保存...

    susico本体で読み込み(ダウンロード)済みのデータをファイルに保存します。読み込み処理がSusieプラグインで行われた場合は使用できません。

  • 初期設定

    susico起動時の設定を環境変数に保存、または保存済みの設定を消去します。

  • テーマ

    Windows 10 1809以降で有効:ライトテーマ(従来からの外観)とダークテーマの切り替えを行います。

  • カラー変換の設定
    • 高品質変換テーブルを使用

      カラー変換テーブルの大小を切り替えます。

    • 高速変換

      カラー変換処理の一部を省略(または簡略化)して高速化を図ります。

    • マルチスレッド処理

      画像を上下方向に分割し、変換処理を並列で実行します。

  • ICMの設定

    ICM有効時の動作内容を確認・変更するためのダイアログを開きます。

  • 印刷時のICM
    • プリンタのプロファイルを指定

      プリンタから取得したプロファイルを使用せず、ICMの設定ダイアログで選択したプロファイルを使用します。susicoの起動時、またプリンタの変更後はプリンタから取得したプロファイルにリセットされます。

    • 印刷時はICM無効

      ICMを使用する設定であっても、susico側ではカラー変換を行わずにプリントします。プリンタドライバの色補正でプリントする場合に使用します。ホストICM有効時のみICM有効とは同時に使用できません。

    • ホストICM有効時のみICM有効

      プリンタドライバの設定でホストICM(システムICM)が有効になっている場合にのみsusico側でカラー変換を行ってプリントします。印刷時はICM無効とは同時に使用できません。

  • ページ設定...
  • 印刷...
  • 終了

最近使った項目・よく使う項目(ジャンプリスト)

Windows7以降ではジャンプリストが利用できます。

単一ファイル、フォルダ、URLを開くとジャンプリストに項目が追加されます。ジャンプリスト上の項目をクリックするとsusicoのウインドウが新規に開き、該当項目が表示されます。頻繁に利用する項目はピン留めしておくと便利です。

Note:ナビゲーション操作(「次」「前」)で開いた項目はジャンプリストに追加されません。

また、ウインドウを閉じる際、そのとき開いていた項目を開くタスクが登録されます。このタスクはウインドウを開くと削除されます。

プリント

メニューの「印刷...」を選択すると印刷ダイアログが表示されますので、使用するプリンタを選択し、必要に応じてドライバの設定や部数の指定を行ってから印刷ボタンをクリックします。

出力サイズは「印刷...」のサブメニューより、原寸でプリント、用紙(の印刷可能範囲)内いっぱいに画像を拡大・縮小してプリント、画像内にぴったり用紙(の印刷可能範囲)が収まるように拡大・縮小してプリント、の3通りから選ぶことができます。単に「印刷...」を選択した場合は最後に選択したサイズで印刷されます。

プリント時のカラーマネジメント(中上級者向け)

プリンタドライバの色補正・カラーマネジメントを使用する
「ICMを使用」のチェックを外してプリントしてください。susico側ではカラー変換を行わず、カラープロファイルを持たない画像データを出力します。メニューより「印刷時のICM → 印刷時はICM無効」にチェックを入れると「ICMを使用」のチェックに関わらず、ICMを無効にして出力することができます。
純正用紙のプロファイルを使用してsusico側でカラー変換する
「ICMを使用」のチェックを入れてプリントします。用紙設定に従って適切なプロファイルを使用するには、プリンタの設定を開き用紙種類や画質を選択後、ICMによる色補正を有効にします(ICMの処理をドライバで行うかホストで行うか選択できる場合は必ず後者を選択してください)。実際に使用されるプロファイルを確認する方法は「プリントのシミュレーション」を参照してください。
用紙に合ったプロファイルを選択してsusico側でカラー変換する
実際に使用するプリンタが選択されていることを確認してから、色の管理ダイアログで用紙に最適なプロファイルを選択します。メニューより「印刷時のICM → プリンタのプロファイルを指定」にチェックを入れると、選択したプロファイルを使用して出力することができます。プリンタドライバの色補正は「なし」にしてください。注意:印刷ダイアログで使用するプリンタを変更すると、色の管理ダイアログでの選択はリセットされます。

プリントのシミュレーションと色の校正

現在選択されているプリンタ(と用紙)での出力を画面上で確認するには、ICM有効のとき「プリントのシミュレーション」にチェックを入れます。チェックが入った状態では、タイトルバーの埋め込みプロファイルの部分が「埋め込みプロファイル → シミュレーション対象のプロファイル」に変化しますので、適切なプロファイルが選択されていることを確認してください。特に、susicoによるカラー変換を使用してプリントを行う場合は事前にシミュレーションを有効にしてプロファイルの確認をしておくことをお勧めします。

他のデバイスやメディアへの出力をシミュレートしたい場合、メニューの「ICMの設定...」から色の管理ダイアログを開き、「色の校正」をクリックします。「エミュレートされるデバイスのプロファイル」から対象のプロファイルを選択してOKボタンをクリックすると、「プリントのシミュレーション」が「色の校正」に切り替わりますのでチェックを入れてください。

「色の校正」のシミュレーションはプリンタ出力でも行うことができます。通常のプリンタ出力を行う際には必ず「色の校正」のチェックを外してください。「プリントのシミュレーション」は自身のカラーがシミュレーション対象ですので、チェックの有無はプリンタ出力に影響しません。

起動時設定のカスタマイズ

susicoは起動時の設定をコマンドラインオプションでカスタマイズすることができます。異なるコマンドラインオプションの組み合わせを記載したショートカットを作成しておき、使用用途によって使い分けるなどが考えられます。

また、メニューの「初期設定→現在の設定を保存」により現在の設定に対応するコマンドラインオプションを環境変数SUSICO_SETTINGSへ保存することができます。SUSICO_SETTINGSの内容はsusicoを起動するたびに自動的に読み込まれ設定が反映されます。

コマンドラインオプション一覧

--name 文字列
タイトルバーの先頭に任意の文字列を表示します。用途別に異なるコマンドラインオプションを使い分ける場合に、どの組み合わせで起動したのか区別することを目的として想定しています。このオプションは環境変数では無視されます。
--icm=on|off
--enable-icm
--disable-icm
ICMの使用・不使用を設定します。(▶ICM有効
--use-adobecmm=yes|no
--use-adobecmm
可能であればAdobe CMMを使用します。
--high-quality-translate=yes|no
--high-quality-translate
noを選択した場合、通常より小さなカラー変換テーブルを使用します。変換品質と引き換えに処理が高速化されますが、その効果は実感できるほどではないことがほとんどです。
--fast-translate=yes|no
--fast-translate
カラー変換テーブルを参照する際の補完処理を省略(または簡略化)して変換処理を高速化します。Adobe CMM使用時は品質を大きく損なわずに高速化が期待できます。Adobe CMM不使用時はポスタライズされたような変換結果になるためお勧めしません。
--multithreading-translate=yes|no
--multithreading-translate
カラー変換をマルチスレッドで行い処理時間の短縮を図ります。Adobe CMM使用時は有意な効果が得られないようです。
--use-custom-printer-profile=yes|no
--use-custom-printer-profile
プリンタから取得したプロファイルを使用せず、ICMの設定ダイアログで選択したプロファイルを使用します。
--disable-printer-icm=yes|no
--disable-printer-icm
プリント時のICMを無効にします。このオプションはsusicoでのICM使用を無効化するものであり、プリンタドライバの動作を制御する効果はありません。(▶印刷時はICM無効
--check-system-icm=yes|no
--check-system-icm
プリンタドライバの色補正設定がホストICM(システムICM)になっている場合を除いて、プリント時のICMを無効にします。このオプションはsusicoでのICM使用を無効化するものであり、プリンタドライバの動作を制御する効果はありません。--disable-printer-icmとは排他利用になります。(▶ホストICM有効時のみICM有効
--show-controls=yes|no
-C
--show-controls
--hide-controls
画像表示エリアとタイトルバーを除くユーザーインターフェース要素をそれぞれの設定に応じて表示するか、または全て非表示にするかを設定します。(▶コントロールを表示
--show-toolbar=yes|no
-T
--show-toolbar
--hide-toolbar
ツールバーの表示・非表示を設定します。(▶ツールバーを表示
--show-info=yes|no
-I
--show-info
--hide-info
情報エリアの表示・非表示を設定します。(▶情報エリアを表示
--show-seekbar=yes|no
-B
--show-seekbar
--hide-seekbar
シークバーの表示・非表示を設定します。(▶シークバーを表示
--fullscreen=yes|no
全画面表示の有効・無効を設定します。(▶全画面表示
--fit-image=yes|no
フィット表示の有効・無効を設定します。
--preload=yes|no
ディスク上のファイルを開く際にメモリ上に全体を読み込んでからSusieプラグインに引き渡すかどうかを設定します。(▶susico側でファイルを読み込み
--filter-by-extentions=yes|no
フォルダ内のファイルを列挙する際にSusieプラグインでサポートされる拡張子でフィルタします。(▶対応拡張子でフィルタ
--flip-navigation=yes|no
次の画像・前の画像を表示する操作の割り当てを入れ替えるかどうか設定します。(▶ナビゲーションを反転
--topmost=yes|no
最前面表示の有効・無効を設定します。(▶最前面表示
--dark-theme=yes|no
--dark-theme
Windows 10 1809以降で有効:ダークテーマ(ダークモード)で起動するかライトテーマで起動するかを設定します。未指定の場合はライトテーマで起動します。
--use-system-theme=yes|no
--use-system-theme
Windows 10 1809以降で有効:Windowsの 個人用設定>色>既定のアプリモード に従いライトテーマ・ダークテーマを切り替えるかどうかを設定します。オフの場合はライトテーマで固定となりWindowsの設定には連動しません。--dark-themeとは排他利用になります。

埋め込みプロファイルを持たない画像の設定

susicoで埋め込みプロファイルを持たない画像を開く際、埋め込みプロファイルの代用として使用するプロファイルを設定できます。

  • RGB画像のプロファイルは環境変数SUSICO_RGB_COLORSPACEで指定します。Windowsにインストール済みのプロファイルはファイル名のみで構いません。環境変数が未設定の場合は「色の管理」コントロールパネルのWindows 色システムの規定値:デバイス プロファイルの値が使用されます。
  • CMYK画像のプロファイルは環境変数SUSICO_CMYK_COLORSPACEで指定します(susico本体ではなくWIC・PSD Susieプラグインが参照します)。環境変数が未設定の場合は、プラグインと同じフォルダにDEFAULTCMYK.iccというファイル名のプロファイルがあればそれを使用します。DEFAULTCMYK.iccが使用できない場合は、RSWOP.icmというプロファイルがシステムにインストールされていればそれを使用します。
  • グレースケール画像のガンマ値は環境変数SUSICO_GRAY_GAMMAで指定します(susico本体ではなくWIC・PSD Susieプラグインが参照します。プロファイルの指定ではありませんので注意してください)。値をパーセント表記にすることで(50%の網点に対する)ドットゲインを指定することもできます。環境変数が未設定の場合はsGrayとして扱われます。

リスト登録除外対象の拡張子

ファイルアイコンをsusicoのウインドウにドラッグ&ドロップするなどして開く際、同じフォルダ内のファイルを列挙して内部的なリストに登録しますが、このとき、特定の拡張子を持つファイルを除外することが可能です。環境変数SUSICO_DENIED_EXTENTIONSに、ピリオドから始まる拡張子を設定します。複数の拡張子を除外したい場合はセミコロンで区切ってください(例:.png;.tif;.webp)。

マルチモニタ対応について

susicoはバージョン1.5よりマルチモニタ環境でのカラーマネジメント表示とPer-Monitor DPIに対応しています。

カラーマネージメント表示

susicoのウインドウを他のモニタ上に移動させると、画像表示エリアが移動先のモニタに応じた表示に切り替わります。データの再変換を行うため、プリントのシミュレーション(色の校正)チェックボックスのオンオフを切り替えた際と同程度、無反応になる時間が生じます。

Per-Monitor DPI

Windows 10 1703以降では、ICMの設定、ページ設定、印刷ダイアログも対象となります。また、チェックボックスのチェックマークがつく部分はシステム側の仕様?のためスケーリングの変更が反映されません。

透明画像の表示について

susicoはヘッダの内容が以下の条件に合致するDIB・BMPファイルのデータを透明画像とみなし、市松模様の背景に重ね合わせて表示します。

  • BitCountが32
  • CompressionがBI_RGB、またはCompressionがBI_BITFIELDSかつチャンネルの並びがARGB(メモリ・ファイル上では先頭側からBGRAの順)である

背景の市松模様はショートカットキーCtrl+Alt+Tで単色に切り替えることができます。透明画像を開いたにもかかわらず背景の切り替えができない場合は、Susieプラグイン側で背景の合成処理済みの透明情報を持たないデータがsusicoに渡されています。

Note:上記の条件を満たす画像であっても、全てのピクセルが不透明であると判定された場合はパフォーマンスの低下を抑えるため透明画像として扱いません。

背景との重ね合わせに使用するAPI関数の仕様により、透明画像に関しては縮小表示・フィット表示の補完処理が無効となります。

Exifの扱いについて

Susieプラグインからの画像データの引き渡しに使われるDIBはExifなどのメタデータを保持することができません。Exifに記録された色空間情報や向きの情報は適切な表示のため重要ですが、その扱いは個々のSusieプラグインに任されています。

詳細は、プラグインの添付ドキュメントやヘルプなどを参照してください。同梱のWICプラグインでの対応は次のセクションで説明しています。

同梱のSusieプラグインについて

susicoには2つのSusieプラグインが同梱されています。以下に注意事項や既知の制限・不具合を示します。

WICプラグイン(ifwiccm.spi)

  • WIC(Windows Imaging Component)を使用して画像ファイルを読み込み・展開するプラグインです。「フォト」アプリやWindows フォト ビューアーで開くことのできるSDRのファイルには基本的に対応しているはずです。HDR画像は読み込むことはできますが適切なカラーで表示することはできません。
  • 古いバージョンのWICでは機能が大きく制限される、適切なカラーで表示できない、などの不都合が生じます。Windows 7以降での使用を推奨します。
  • 常にV5ヘッダのDIBを返します。BITMAPINFOHEADERを期待するアプリケーションでは正常に動作しないかクラッシュする可能性があります。
  • DIBヘッダのCSTypeは常にPROFILE_EMBEDDEDとなります。埋め込みプロファイルの有無はProfileDataまたはProfileSizeのゼロチェックにより判定してください。
  • IsSupported()の引数としてメモリのポインタが渡される場合、ファイル名を使用して実際にファイルを開き読み込みを試行します。ファイル名に絶対・相対パスが含まれないホストからの呼び出しではファイルの読み込みに失敗しますが返値は常に1となります(「ファイルが見つからない」以外の理由で失敗した場合に0が返されます)。
  • WICデコーダーがIWICBitmapCodecProgressNotificationを実装している場合は、処理の進捗に応じてProgressCallback()が呼ばれます。プリインストールのデコーダーはIWICBitmapCodecProgressNotificationを実装していないため、通常の使用では進捗の通知は行われません。
  • CMYKファイルの読み込みでは埋め込みプロファイルを使用してLittle CMS2によりRGBへの変換が行われます。変換先のカラースペースはAdobe RGBより広めの色域になっており、"元の埋め込みプロファイルのDescription(CMYKProxy)"というDescriptionをもつプロファイルがホストプログラムに引き渡されます。埋め込みプロファイルがない場合に参照されるプロファイルは埋め込みプロファイルを持たない画像の設定で説明しています。説明にあるプロファイルのいずれも利用できない場合はWICのピクセルフォーマット変換による暗黙のカラー変換処理が行われます。
  • グレースケールファイルは256色のインデックスカラーとして読み込まれます。sRGB相当の色域と埋め込みプロファイルと同一のTRC、および"元の埋め込みプロファイルのDescription(GRAYProxy)"というDescriptionをもつプロファイルがホストプログラムに引き渡されます。埋め込みプロファイルがない場合に参照されるプロファイルは埋め込みプロファイルを持たない画像の設定で説明しています。
  • スレッドセーフではありません。複数の画像を同時に読み込んだ場合、CMYKまたはグレースケール画像のプロファイルが破損する場合があります(ホストプログラムに引き渡されるデータのみで、読み込んだファイルの埋め込みプロファイルは破損しません)。
  • JPEG、TIFF、WebPのExif情報を一部サポートしています(他のファイル形式は未確認)。向きの指定がある場合はプラグイン側で回転処理を行います。また、色空間情報が含まれる場合はその値により以下のプロファイルが埋め込まれます(元々の埋め込みプロファイルが存在する場合はそちらを優先)。
    プロファイル
    0n/a
    1sRGB(Exif)
    2Adobe RGB(Exif) または opRGB
    3...65534n/a
    65535Uncalibrated(Exif) または opRGB
    補足:"sRGB(Exif)"はLittle CMS2のcmsCreate_sRGBProfile()関数で生成したプロファイル、"Adobe RGB(Exif)"と"Uncalibrated(Exif)"はLittle CMS2で生成したAdobe RGB相当のカスタムプロファイルでDescription以外の内容は同一、"opRGB"はAdobe RGB相当のWIC組み込みプロファイル

PSDプラグイン(iftpsdcm.spi)

  • TORO氏作のPSD Susie Plug-in Version 1.4を埋め込みプロファイルに対応させ、CMYKの処理を(susico 3.1以前に同梱されていた)ifwiccm.spiと同様に改善したものです。
  • 常にV5ヘッダのDIBを返します。BITMAPINFOHEADERを期待するアプリケーションでは正常に動作しないかクラッシュする可能性があります。
  • DIBヘッダのCSTypeは常にPROFILE_EMBEDDEDとなります。埋め込みプロファイルの有無はProfileDataまたはProfileSizeのゼロチェックにより判定してください。
  • CMYKファイルの読み込み時、埋め込みプロファイルがない場合埋め込みプロファイルを持たない画像の設定に従ってプロファイルが参照されます。いずれのプロファイルも参照できない場合は計算による単純変換が行われます(オリジナルと同じ処理)。
  • グレースケールファイルは256色のインデックスカラーとして読み込まれます。sRGB相当の色域と埋め込みプロファイルと同一のTRC、および"元の埋め込みプロファイルのDescription(GRAYProxy)"というDescriptionをもつプロファイルがホストプログラムに引き渡されます。埋め込みプロファイルがない場合に参照されるプロファイルは埋め込みプロファイルを持たない画像の設定で説明しています。
  • ピクセルデータの展開(Planar→Chunky変換およびPackBitsデコード)処理に対し、約0.5%の行が処理される毎にProgressCallback()が呼ばれます。
  • スレッドセーフではありません。複数の画像を同時に読み込んだ場合、CMYKまたはグレースケール画像のプロファイルが破損する場合があります(ホストプログラムに引き渡されるデータのみで、読み込んだファイルの埋め込みプロファイルは破損しません)。
  • 改変部分の著作権は当方が保持し、それ以外はTORO氏が保持します。使用条件はオリジナルのそれに準じます。
  • ソースコードの差分はiftpsdcm.diffというファイル名で収録されています。作者ページで配布されているプラグインはバージョン1.5ですがサーバー上には1.4が残っていますので、URLを直接入力してダウンロードすれば差分を適用できます。

Susieプラグイン動作確認情報

名称バージョン作者動作埋め込みプロファイル備考
SIMD Enhanced JPEG Plug-in
(ifjpgx.spi)
0.21宮坂 賢OK引き渡し不可
PNG Plug-in
(ifpng.spi)
0.25宮坂 賢OK引き渡し不可
WIC Susie Plug-in
(iftwic.spi)
1.4TOROOK引き渡し可※要設定変更
Susie BMP PlugIn
(BMPPlugIn.spi)
1.01前田弘一OK引き渡し不可
ifwebp.spi1.5mimizunoOK引き渡し不可
カラーマネージメント代行 Susie Plug-in
(ifcms.spi)
111102nilpoOK引き渡し不可ICMオフで使用すること
マルチモニタ環境での使用は非推奨
WIC Susie Plug-in
(ifwic.spi)
120209nilpoOK引き渡し不可カラーマネジメント代行プラグインとの組み合わせでBMPファイルを開くとクラッシュ
透過対応 PNG Susieプラグイン
(ifPngTr.spi)
1.1.2星くず彼方にNG引き渡し不可高頻度でクラッシュ

Q&A

プラグインが対応しているはずなのに開けないファイルがあります

APIの仕様上ファイル名をUnicodeでプラグインに渡すことができないため、特殊な文字が含まれているとプラグイン側で開くことができない場合があります。

バージョン1.5では以下の対策を実装しています。

  • プラグインに渡すファイル名を事前に8.3形式に変換します。8.3形式のファイル名を生成しないボリュームでは従来通りの挙動となります。
  • susico側でファイルをメモリ上に読み込んでおき、そのメモリ領域をプラグインに渡すことができます。メニューから「susico側でファイルを読み込み」にチェックを入れると有効になります(ファイル全体をあらかじめ読み込むため、パフォーマンスが多少低下します)。

バージョン2.0では以下の対策を実装しています。

  • Susieプラグインの仕様としては存在しませんが、一部のプラグインはUnicode版のAPI関数を実装しています。Unicode版関数が存在する場合には自動的にそちらを使用します。

「次へ」「前へ」ボタンをクリックしても、本来あるはずの画像が開けません

フォルダ内に画像のファイルが多く含まれていると、新しい画像を読み込むまでに時間がかかってしまうため、通常は拡張子をチェックし非対応のファイルを内部で保持しているリストに登録しないようにしています。ファイルに正しい拡張子が付いていない場合、または拡張子を含むファイル名を取得できない場所にあるファイルを閲覧する場合には、メニューから「対応拡張子でフィルタ」のチェックを外してください。

Susieプラグインはどれでも使えますか?

例外もありますが使えます。ただし、画像の埋め込みプロファイルを表示に反映させるには埋め込みプロファイルのホストへの引き渡しに対応するプラグインでなければなりません。

susicoに付属するサンプルプラグインは他のSusieプラグイン対応アプリで使えますか?

基本的には使えます。埋め込みプロファイルの受け取りに対応したカラーマネジメント表示対応のアプリケーションでの使用をお勧めします。

(重要)プラグインから取得したDIBヘッダがBITMAPINFOHEADER型であることをあてにしているホストプログラムでは、画像を表示できない、またはクラッシュする可能性があります。

プラグインの優先順位を設定できますか?

susicoの機能として優先順位を変更することはできませんが、プラグインのファイル名に数字を付加するなどにより呼び出し順を調整することが可能です。

プラグイン固有の設定を行う方法は?

SPI_Setterを使用してください。

サポート

susicoは無保証のソフトウェアです。

最新情報・ダウンロード

ご意見・ご感想・その他問い合わせ

@yamma_ma(Twitter)またはk005289+susico at gmail.com(E-mail)まで。

要望・不具合情報

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