◇ delay コマンドで大きな数字を指定したら、ESC を押しても終了しなくなった

Q:「delay 100000」と大きな数字を指定して delay を実行したところ、ESC を押しても KMMacro が終了しなくなってしまいました。

A:delay コマンド実行中は KMmacro 自体の動作が止まります。そのため、「ESC キーの状態をチェックする」動作も行わなくなってしまいますので、ESC を押しても反応しません。
 この場合、タスクトレイのアイコンを右クリックすれば、delay コマンドが終了したタイミングで、KMmacro を終了させることができます。が、この方法でも、delay コマンドの終了まで待つ必要はあります。
 このような状況を防ぎたい場合は、次の (2) のように、delay コマンドに2番目の引数(V0.68 で追加)を指定して実行してください。

(1) DELAY 100000    ← 今までの書き方
(2) DELAY 100000 500  ← 第2引数を指定

 (1) では、「100秒間作業をストップし、その間は ESC キーによるマクロ中断も受け付けない」動作をします。
 (2) では、「100秒間作業をストップする。その間、0.5秒ごとに ESC による中断を受け付ける」となります。