fkopii概要
fkopii(読み: エフコピー e fu ko pi i)は、フォルダコピーツールです。fkopiiでコピーを行うためには、コピー元フォルダとコピー先フォルダ、コピー方法を指定したタスクを作成します。
作成されたタスクは、指定された分間隔、一定の時間、または起動直後に1回実行されます。
タスクの実行が始まると、fkopiiは、指定のコピー元フォルダとコピー先フォルダの間で差分比較を行い、差分のみがコピーされます。
また、検出された差異に応じて削除を行い、コピー元とまったく同じフォルダを作成することもできます。
主な機能は次の通りです。
- コピー元フォルダとコピー先フォルダを比較して、差分を確認します。
- コピー元フォルダーとコピー先フォルダーを確認する前に、PING呼び出しを指定できます。
- コピー元フォルダとコピー先フォルダのボリューム名の確認指定。
- サブフォルダをチェックするかどうかを指定できます。
- ワイルドカードを使用して、対象ファイルを指定できます。
- ワイルドカードを使用して、除外ファイルを指定できます。
- 除外するフォルダはワイルドカードで指定できます。
- 作成日の比較を指定できます。
- 更新日の比較を指定できます。
- サイズ比較を指定できます
- ファイル名の大文字小文字比較を指定できます。
- FAT対策として、2秒以内の差は無視できます。
- コピー先ファイルが新しい場合は、比較対象外として指定できます。
- 違いがある場合にコピーするかどうかの指定ができます。
- 違いがある場合に削除するかどうかを指定できます。
- 上書きする前に確認できます。
- 削除する前に確認できます。
- 上書きを許可するかどうかを指定できます。
- 詳細を確認するモードがあります。
- 実行間隔の指定ができます。
動作環境
fkopii は、.NET Framework4.8 を使用しています。通常最新の Windows10 PCであればインストール済みです。
インストール方法
fkopii には、インストーラーが付属していません。ダウンロードした Zip形式ファイル任意のフォルダに展開してください。
常駐で使用したい場合は、以下のスタートアップフォルダにショートカットを追加してください。
C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
基本的な使用方法
コピー元フォルダ C:\Demo\SourceFolder から、コピー先フォルダ C:\Demo\DestinationFolder に30分置きにコピーする場合- メニューからタスクを選択
タスク画面が表示されます。 - コピー元フォルダに「C:\Demo\SourceFolder」を指定します。
- コピー先フォルダに「C:\Demo\DestinationFolder」を指定します。
- 自動実行対象をチェックします。
- [OK]ボタンをクリックします。
- メニューから機能を選択、オプション設定を選択
オプション設定画面が表示されます。 - 「自動実行を行う」にチェックを入れます。
- 「定期」で「30」分毎に設定されていることを確認します。
- 30分毎にコピーが動作します。
メイン画面説明
メイン画面は、通常プログラム開始時に表示されます。メニューバー
- <機能> - [実行]
選択したタスクの実行を行います。 - [機能] - [一時停止]/[一時停止中の再開]
実行中のタスクの一時停止を行います。
一時停止中の場合は、タスクの再開を行います。 - [機能] - [停止]
実行中のタスクを停止します。 - [機能] - [オプション設定]
fkopii 全体で適用する為のオプション設定画面を表示します。 - [機能] - [タスクトレイに格納]
fkopii をタスクトレイに縮小格納します。 - [機能] - [終了]
fkopiiを終了します。
- [タスク] - [追加]
タスク画面を表示して、新規のタスクを作成します。
タスクがひとつも無い場合は、この作業から開始します。 - [タスク] - [変更]
タスク画面を変更して、タスクの内容を変更します。 - [タスク] - [削除]
選択したタスクを削除します。 - [タスク] - [一つ上に移動]
選択したタスクをひとつ上に動かします。 - [タスク] - [一つ下に移動]
選択したタスクをひとつ下に動かします。
タスクリスト
- タスクのダブルクリック
[タスク] - [変更] - [タスク] - [コピータスク]列
タスクの「自動更新」、「手動更新」を表示します。
表示内容は、タスクの「自動実行対象」の選択を表しています。 - [元フォルダ]列
コピー元フォルダ名を表示しています。 - [先フォルダ]列
コピー先フォルダ名を表示しています。
メッセージリスト
- メッセージリストをダブルクリック
メッセージに表示されているファイルをエクスプローラで開きます。
※フォルダは開きません。 - メッセージ
コピー処理のメッセージを表示
オプション設定の [ログ] - [ログ行数] に指定した行数までを表示します。
行数が超えた場合、古いメッセージを削除します。
ステータスバー
- 表示
比較中のファイル名を表示する。※オプション設定の [ログ] - [比較ログを取る]をチェックしていない場合。
タスク画面説明
タスク画面コピー設定
- コピー元フォルダ
コピー元のフォルダ名を指定します。
「...」ボタンを押下してフォルダ名を選択する方法もあります。 - コピー元フォルダへの PING発信
コピー開始時にコピー元フォルダに対して PING を発信します。
ネットワークドライブを指定している場合に有効です。 - コピー元フォルダのディスク名の確認
コピー開始時にディスク名の確認を行います。一致しない場合はコピーを行いません。
「...」ボタンを押下して現在指定のコピー元フォルダ名の存在するディスク名を設定します。 - コピー先フォルダ
コピー先のフォルダ名を指定します。
「...」ボタンを押下してフォルダ名を選択する方法もあります。 - コピー先フォルダへの PING発信
コピー開始時にコピー先フォルダに対して PING を発信します。
ネットワークドライブを指定している場合に有効です。 - コピー先フォルダのディスク名の確認
コピー開始時にディスク名の確認を行います。一致しない場合はコピーを行いません。
「...」ボタンを押下して現在指定のコピー先フォルダ名の存在するディスク名を設定します。
コピー元の範囲
- 下位フォルダの確認
指定したフォルダの下位フォルダも確認対象にします。
既定では、チェックありです。 - 対象ファイル名の指定
コピー対象ファイル名を指定して絞りこむことができます。
*.txt と設定した場合、「.txt」を拡張子に持つファイルだけを対象にします。
「*」、「?」をワイルドカード指定として使用できます。
複数指定する場合、「; (セミコロン)」で区切ります。 - 除外ファイル名の指定
コピー対象外とするファイル名を指定することができます。
*.tmp と指定した場合、「.tmp」を拡張子に持つファイルを対象外にします。
「*」、「?」をワイルドカード指定として使用できます。
複数指定する場合、「; (セミコロン)」で区切ります。 - 除外フォルダ名の指定
コピー対象外とするフォルダ名を指定することができます。
ここで指定されたフォルダ名と一致するフォルダが除外されます。
「*」、「?」をワイルドカード指定として使用できます。
複数指定する場合、「; (セミコロン)」で区切ります。
ファイルの比較方法
- 作成日時
ファイルの作成日時を比較します。
- 更新日時
ファイルの更新日時を比較します。
- ファイルサイズ
ファイルのサイズを比較します。
- ファイル名の大文字小文字 (チェック無しは無視)
ファイル名の大文字小文字の違いを比較します。
- 更新日時の2秒の違いを無視する
更新日時の2秒の違いを同じと見なします。
これは、FATフォーマットされたドライブ上のファイルの更新日付の精度に対応するための指定です。
- コピー先フォルダのファイルが新しい場合スキップする
コピー先のファイルの更新日時が、コピー元のファイルの更新日時より新しい場合は、そのファイルは比較対象から外す。
処理
- コピーを実行する
コピーを実行します。チェックなしの場合コピーを行いません。 - 削除を実行する
削除を実行します。チェックなしの場合削除を行いません。 - 上書き前に確認する
コピー元ファイルでコピー先ファイルを上書きする場合、確認メッセージを表示します。 - 削除前に確認する
コピー先ファイルを削除する前に、確認メッセージを表示します。 - 上書きを許可します
コピー先に同名ファイルが存在する場合に上書きを行います。
チェックなしの場合は、上書きを行いません。存在しない場合だけコピーされます。 - 詳細な確認
上書きコピーの確認の際、詳細なファイル情報を表示 できるようにする。
実行
- 自動実行対象 (チェックをしない場合、手動で実行する必要があります。)
チェックすることで、自動実行の対象となります。
オプション画面説明
オプション画面実行方法
- 自動実行を行う
自動実行を行う場合、チェックする。
既定値は、チェックなし。
- 定期
指定分間隔でコピーを実行する。
- 固定時刻
決まった時刻にコピーを実行する。
- 起動直後1回のみ
起動直後に1度だけコピーを実行する。
ログ
- ログ行数
メッセージリストに表示するメッセージログの表示最大行数を指定します。
既定値は、250。
- ログファイルに記憶
メッセージリストへの表示内容を指定のログファイルに記録します。
既定値は、チェックなし。
- 比較ログを取る (ログが大量に発生します)
ファイル比較メッセージをステータスバーではなくメッセージリストに表示します。
比較メッセージはコピー、削除の有無にかかわらず表示されるので大量のメッセージが出力される可能性があります。
既定値は、チェックなし。
- ログの保存日数
ログファイルの保存日数を指定します。保存日数を超えたログファイルは削除します。
既定値は、7。
動作
- 最小化時にタスクトレイに格納
最小化した際にタスクトレイに格納します。チェックをしない場合、タスクバーに表示します。
既定値は、チェックあり。
- 起動直後に最小化
起動直後に最小化した状態にします。
既定値は、チェックなし。
言語
- 言語の選択
Japanese、English から選択します。
変更後、実際に反映させるた為には、fkopii の再起動が必要です。
著作権、使用条件
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