弾道計算ソフト2000 Classic
操作マニュアル


 各種設定(設定タブ)
  設定タブで指定する項目は写真ごとに別々に指定することができます。口径の値の初期値はメインコントロールパネルの口径で指定されたものが使われますが、ここで新たに指定した口径の値はメインコントロールパネルには反映されません。
尚、設定を変更したときは「設定の確定」ボタンを押さないと反映されませんのでご注意ください。
V.3.1.4から標的の距離までのデータを入れが場合に、メインコントロールパネルで計算した弾道データを使用して自動補正するようになりましたが、弾道データを使用したくないときは、距離をそろえてしまうか、メインコントロールパネルの設定メニューで設定のリセットを行う事で一時的に弾道データを使用しなくなります。分析図の起動、弾道計算の実施、再計算など、弾道計算がらみのアクションを実施することでそのデータは利用されるようになります。

 


表示されているボタン類は下記のような意味です。

弾の直径mm
mm(ミリメートル)単位で弾の直径を指定。口径というのは銃身のボア径を指すが、ここでは弾痕をマーカーで指定する都合で実際の弾の直径を指定する。実際、写真上の弾痕の縁をマークした方がセンターが出しやすいので、弾頭の直径より若干大きめの値を入力した方がマーカーの指定がやりやすくなる。集計はあくまでセンターを使うので弾の直径値は、集計結果に影響を与えない。尚、ここで指定した情報はメインコントロールパネルには反映されない。
 
「口径通称」選択ボックス
代表的な口径の通称を実際の弾頭の直径に変換し入力欄に自動入力する。あくまでも俗称を代表的な弾頭直径に変換するので、お使いの弾と合わないこともある。実際に弾頭の直径をノギスで計る事をおすすめする。ただし、写真の都合で大きめにして指定しやすくしたとしても集計結果に影響はない。集計はあくまでセンターで行うからである。
 
グリッド間隔
標的の表示に使用する時の縦横の目盛り線の間隔を指定する。ただし、目盛り線が多すぎないように描画する線の数が50以下に制限されるため最小幅しか指定できない。升目が多いときはこの値の整数倍の間隔に自動調整され、その値は画面の左下に表示される。この幅を0に指定すると、グリッドを非表示にすることができる。
100mで1MOAは約29mmなので100mで撃った場合は29mmに指定するとスコープのクリック値がMOAの場合は、これを調整するにはわかりやすい。MILの場合は1000mで1mなので4クリック、8クリックで割った数字、12.5mmや25mmに指定するとやりやすい。V.3.1.4から単位にMOA、MIL、IPHYが使用できるようになった。単位を角度にする場合は、あらかじめ「標的までの距離」の欄に正しい数値を入力しておくことが必須である。通常のスコープはクリック1/4MOAなので0.25MOAと指定すると、一クリックの移動がやりやすくなる。MILの場合は1/8MILが多いので、0.125MILと指定するとやりやすい。
 
弾痕マーカー色
弾痕マーカーの表示色を指定する。表示されている「」アイコンをクリックすると、カラー選択ダイアログが表示されるので、好きな色を指定する事ができる。写真によって赤は見づらかったりする事もあるので、写真ごとに目立つ配色を選んで設定することができる。マーカー色には2色あって一つは現在表示している写真番号で移動可能なマーカーの色。もう一つは「全体表示」チェックボックスがオンのときに他の写真でつけたマーカーも表示され、それらはこの色「」になる。
 
ルーラー色
寸法線や鉛直線、照準点など、物差し的な働きをするカーソルの色を設定することができる。写真によっては赤では見づらいこともあるので、写真に応じて変更することができるようになっている。「」をクリックするとカラー選択ダイアログが表示されるので、写真とのかねあわせで見やすい色を選択できる。
 
鉛直指定
標的写真の縦を指定する鉛直方向指定を「上下」の指定ではなく、「左右」の水平ルーラーを使用するように変更する。「鉛直ルーラー」はこれまで通り上下の指定で、「水平ルーラー」は左右を指定する。
 
寸法グリッド
写真寸法指定において、標的写真に升目(グリッド)を表示したいときに、「なし」から、「3本固定」、「5本固定」、「可変」を選択することによって、グリッドを表示できる。固定グリッドは写真の拡大縮小にかかわらず、表示枠に固定された縦線、横線を表示する。可変グリッドは、スケール幅で指定された大きさの幅を持つ目盛り線を表示する。このとき、真ん中になる点は照準点で指定された点である。
 
鉛直グリッド
鉛直方向指定において、標的写真に升目(グリッド)を表示したいときに、「なし」から、「3本固定」、「5本固定」、「可変」を選択することによって、グリッドを表示できる。固定グリッドは写真の拡大縮小にかかわらず、表示枠に固定された縦線、横線を表示する。可変グリッドは、スケール幅で指定された大きさの幅を持つ目盛り線を表示する。このとき、真ん中になる点は照準点で指定された点である。
 
写真修正グリッド
写真修正タブの写真修正画面において、標的写真に升目(グリッド)を表示したいときに、「なし」から、「3本固定」、「5本固定」、「可変」を選択することによって、グリッドを表示できる。固定グリッドは写真の拡大縮小にかかわらず、表示枠に固定された縦線、横線を表示する。可変グリッドは、スケール幅で指定された大きさの幅を持つ目盛り線を表示する。このとき、真ん中になる点は照準点で指定された点である。
 
標的までの距離
標的までの距離は、現在読み込んだ標的紙を撃った時の射撃場での射台から標的までの距離を入力する。この距離は集計タブの集計値において、弾痕の最大距離の項目に、MOAの値を追加表示するときに使われる。
各写真毎に違った距離を設定することが出来る。V.3.1.4から、メインコントロールパネルで弾道計算されていれば、その弾道データを使用して相対位置が計算されて写真番号の若い標的に指定された距離が基準になって、その距離での見かけ上の着弾点で集計される。弾道データが無いか、弾道と連携しないで起動された場合は、距離に応じた拡大縮小が行われ、弾道による着弾位置の変化は考慮されない。弾道データを使用しない場合は照準点を手動で上下移動させて補正する必要がある。メインコントロールパネルで設定メニューから設定のリセットを行うと、弾道データは一時的に使用されないようになるが、その後、弾道計算すると弾道データを使用するようになる。標的集計図を弾道と連携しないで起動した場合はメインコントロールパネルで計算した弾道データは使用されない。
 
信頼区間(%)
集計タブの集計値において、X座標、Y座標のσが表示されるが、その並びに信頼区間99%の幅が表示される。この選択ボックスの値を変えることで、99%以外の信頼区間を表示することが出来るようになる。
 
角度単位
グルーピングのMOA表示において、MOA以外の角度単位を使用したい場合に、この選択ボックスの値を変更する。MILとIPHY(インチ・パー・ハンドレット・ヤードの略、100ヤードで1インチの角度)を選択できる。
 
長さ単位
集計タブの距離表示単位を変更する。ここで指定した単位で表示するように変更出来る。
 
設定のリセット
現在の写真番号の設定を全てリセットする。「保存値」の場合は、標的集計図を起動した時の値にリセットされ、「出荷値」の場合は、dks2000.zipを解凍して最初に起動した時の値にリセットされる。
 
確定ボタン
指定された各種設定値は、このボタンを押すことで反映される。ボタンを押さないと何も変更しないので要注意。 
 
説明
このタブの各欄の簡易的な説明を表示する。

 
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