弾道計算ソフト2000 Classic
操作マニュアル
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10個のタブで、弾道計算に必要な数値を入力していき、計算実行ボタンで計算を行います。下記の図は「弾道計算」タブが表示されていますが、その他の各タブにも、いくつかの入力フィールドがあって数値を入力できるようになっています。数値の単位は、入力フィールドの隣にある、選択ボックスで選びます。
全てのタブで入力された数値は、それぞれのボタンで随時使用されます。たとえば弾道計算タブで弾道計算を実行した時、あらかじめ入力しておいた気象条件が参照され、それを元に計算が行われます。最初に起動したとき、それぞれのタブにはデフォルト値(出荷時設定)が入力されているので、計算実行ボタンを押せばその条件で計算が実行される様になっています。気象条件、弾頭の重量、その他の項目はユーザーが所持している銃や弾の数値を入力して計算を行う事が出来ます。
入力するフィールドの意味は、左のタイトル文字をクリックすると、簡易的な説明がポップアップされますので、随時利用して下さい。
- 設定メニュー
- 設定メニューでは、初期設定の保存、現在設定の保存や読み込み、出荷時の値へのリセット、このマニュアルを開く、ソフトウエアのライセンス登録、バージョン情報の表示を行えます。
- ツールメニュー
- ツールメニューでは、簡易電卓の表示、標的集計図の表示、ドラグファンクション編集画面の表示、ドラグファンクションの生成を行えます。
- 終了メニュー
- 終了するときに、いろいろなタブで入力した値を保存するかどうかを選択することが出来ます。ウインドウ枠にある赤い終了ボタンで終了した場合は、保存は行われません。入力値を保存すれば次に起動したときに保存されていた情報が再現できます。
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- タブ
- それぞれのタブをクリックすると、画面が変わりますから必要なデータを入力します。
- 入力フィールド
- 入力フィールドに必要な情報をキーボードから入力します。各フィールドで右マウスボタンを押すとコピーしたりペースとしたりする事が出来ます。尚、フィールドの左側にあるタイトル文字で左マウスボタンを押すと説明文が表示されます。マウスボタンを放すと表示は消えます。
- 選択ボックス
- クリックすると幾つかの選択肢が表示されます。その中から一つを選択することが出来ます。弾道計算ソフト2000 Classicではいろいろな単位を扱うことが出来ます。これは、ヨーロッパ製品はメートル、アメリカ製品はヤード・インチとなって、混在した状態で使えるようにしたためです。反面、単位がややこしく間違いが起きやすいこともありますのでご注意ください。
- 計算実行ボタン
- 計算の実行はボタンを押すことで始まります。
- チェックボックス
- 幾つかのタブではチェックボックスがあります。一度押すとチェックマークがつきます。
- ファイル選択ボタン
- ファイル名を選択する時に使用する画面が表示されます。マウスでクリックすることでファイルを選択することが出来ます。
- 単位変換チェックボックス
- 単位を変換したいときにクリックしてオンにしてください。入力フィールドにある数値が、単位選択ボックスで指定される単位に変換されるようになります。変換後の数値表現は使用欄によって2桁や3桁で区切られますが、内部表現は精密に扱われますので、変換誤差の影響は十分小さくなります。表現方法が気になるときは簡易電卓機能を使用して大きな桁数を入力してください。尚、タブ内の青い領域でマウスを右クリックすると、一回だけの変換が出来るようになります。
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設定メニューには以下のメニュー項目があります。
設定メニュー
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- 初期設定の保存
- 各タブに入力した画面の値を初期値として保存し、次回起動した最初の値に反映されます。 修正し確定したドラグファンクションの値も保存されます。
- 設定のリセット
- 以前保存されていた値に戻します。画面の値を変えるだけで保存はされません。
- 最新の初期設定にリセット
- 全ての入力項目を、最後に保存した初期設定の値にリセットします。
- 全てを出荷時の値にリセット
- 全ての入力項目を、出荷時に設定されている値にリセットします。
- 気象条件を出荷時の値にリセット
- 気象条件だけを出荷時に設定されている値にリセットします。
- 設定をファイルへ書き出す
- 現在、投入されている初速やゼロ距離、その他、ドラグファンクションのグラフデータなど、全ての設定値を指定したファイル名で書き出し保存します。書き出したファイルは初期値と異なり、改めて読み込む必要がありますが、色々な名前をつけて保存することで仕分けが出来ます。
- 設定をファイルから読み込む
- 設定の保存で、書き出した設定データを読み込みます。
- マニュアルを開く
- このマニュアルを表示します。Windowsのディフォルトブラウザでdks2000フォルダーのmanualのindex.htmを表示します。
- ライセンスの登録
- ライセンスを登録するときに使用し、購入したときに送られてくるライセンスキーを入力して製品登録をします。
- バージョン情報
- バージョン情報を表示します。
ツールメニュー
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- 単位変換・簡易電卓
- 単位変換計算を高精度で行いたい場合、標準偏差の計算、その他、入力フィールドの値を計算加工したい場合は起動します。
- 標的集計(弾道と連携する )
- 標的集計図を表示して、標的の写真から弾痕をマークして中心点(MPI)やグルーピングなどを集計できます。弾道と連携する方を選択すると、標的集計図の写真が複数あってそれぞれの距離が異なる場合、メインコトロールパネルで計算した弾道データを元に自動的に着弾位置を調整して表示するようになります。たとえば、100mでゼロインした標的紙を写した写真では何も変化ありませんが、200mと指定した標的写真を表示するときは、メインコントロールパネルで計算した200mの着弾位置が加味されて照準位置から弾道分だけ移動した位置に表示するようになります。
- 標的集計図(弾道と連携しない)
- 標的集計図を表示して、標的の写真から弾痕をマークして中心点(MPI)やグルーピングなどを集計できます。弾道と連携しないを選択すると、メインコントロールパネルの計算結果とは何も関係なく動作するようになります。
- ドラグファンクションの編集
- ドラグファンクションの編集画面を表示して、現時点でのドラグファンクションGfを編集できます。
- ドラグファンクションの生成
- 距離と弾速の対からなるCSVファイルを読み込んで、ドラグファンクションを簡易計算して、CSVファイルに書き出します。最低でも3行のCSVデータが必要です。距離は単調増加、弾速は単調減少にしてください。 詳しくは「ドラグファンクションの生成について」を参照してください。
- ヤード、フィート/秒のCSVデータ読み込み
- 距離ヤード(yard)単位、弾速フィート/秒(fps)単位のデータを読み込むときに選択します。
- メートル、メーター/秒のCSVデータ読み込み
- 距離メートル(m)単位、弾速メートル/秒(m/s)単位のデータを読み込むときに選択します。
終了メニュー
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- 初期設定を保存して終了
- 現在入力中の値を初期設定として保存してから終了します。
- 終了
- 初期設定を保存しないで終了します。ウインドウの右上の×マークを押して終了したのと同じになります。
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