弾道計算ソフト2000 Classic
操作マニュアル


 標的集計図で写真が読み込めない
  標的集計図の画面において、「写真の読み込み」ボタンを押して、写真を読み込んだ時に下記の様に何も変わらず、写真が読み込めないときがあります。また、平面修正を行う場合にも修正されない事が起こることもあります。
4Kなどの高精細な写真の場合は、サイズが大きいため画像を処理するメモリーも大量に必要になり、その結果、エラーが発生する事が想定されます。逆に、画素が荒く小さいサイズの写真の場合は、読み込める場合があります。

 

読み込みボタンを押して、ファイルを読み込んでも何も変わらない

このような事が起こる原因としてJavaのメモリーが足りずに「OutOfMemory Error」を起こして、写真が弾道計算ソフト2000 Classicのプログラム内に読み込めない場合に発生することがあります。弾道計算ソフト本体では対応できないエラーです。本来、Javaではメモリーが足りなくなったらWindows OSに対してメモリーを要求して作業用のメモリーを新たに増やし、そこを使用して動作し続けます。しかし、Windows OSにおいていろいろなアプリやプログラムが動作していたり、最初からメモリーが少なく、かつ、CPUの能力に比してWindows OSが多くの作業を抱え込んでいるとビジー状態になります。このようなときJavaから要求された分のメモリーを即時に与えられないことが起こります。即時にメモリーが与えられないと、Javaは動作し続けることが出来なくなりますから、メモリー要求を一時取りやめて「OutOfMemory Error」を発生します。こうなると写真を読み込む事は出来ず、ボタンを押される前の待機状態にもどり、何も起こらなかった様になってしまいます。
結果として、ボタンを押して写真を読み込んでも、何も起きないという事態が発生します。これは実行環境の問題(CPUの能力、メモリの量、VMのディスク能力、Windowsの他の作業量など)であって弾道計算ソフト2000 Classic内では解決できません。

写真が表示されない場合の対処方法

下記の方法があります。

(1) 起動方法を変える
弾道計算ソフト2000 Classicをダウンロードして展開してあるフォルダーの中に、「dks2000.bat」というファイルがあります。このファイルをダブルクリックして起動することで、この現象を回避することが出来ることがあります。

  

「dks2000」フォルダー内


(2) 写真のサイズを小さくする
照準点と弾痕が写っている最小の範囲にトリミングすることで、写真のサイズをある程度小さく出来ます。サイズが小さいとメモリーも少なくて済み、読み込める場合があります。また、Windows ツールのペイントソフトなどを使用して、「サイズ変更」を行うとサイズを小さく出来ます。縦横のピクセル数を半分に減らすとサイズが4分の1になります。

(3) サポート係に問い合わせする
上記の対処を行っても解決できない場合もありますので、その場合はサポート係に問い合わせを行ってください。ただし、お客様のパソコンの使用状況やOSのバージョン、メモリーの実装容量、Javaのバージョンによって、必ずしも問題解決できないこともあります。
お問い合わせする場合は、
  ・不具合の状況を記した文書
  ・dks2000ERR.batというファイルをダブルクリックで実行し、得られたerror.txt
  ・購入時のライセンスのメール
上記三点を添付してサポート係宛に送付してください。
サポート係のメールアドレスや、問い合わせのやり方は、「はじめにお読みください.htm」に書かれていますので参照してください。
購入時に得られたライセンスのメールはとても重要なので、必ず保存しておいてください。このメールが無い場合はサポートを受けられない事がありますのでご注意ください。
尚、購入時のメールが無い場合でも、ご報告いただく事で次期バージョンで改善されることがあります。


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