弾道計算ソフト2000 Classic
操作マニュアル
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標的にうがたれた弾痕にマーカーをつけます。「弾痕マーカー指定」ラジオボタンをクリックすると、弾痕マーカーをつけることができます。弾痕マーカーは画面上でダブルクリックすることで現れます。弾痕マーカーの円内をドラグする事で移動します。また、右クリックすると削除メニューから削除することができます。
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画面上でダブルクリックすると弾痕マーカーが現れる。
弾痕マーカの円の内側でクリックしてドラグすると弾痕マーカーを移動できる。
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弾痕マーカーの円内で右クリックすると中心に表示・削除メニューが表示される。
メニューの「削除」を選択すると弾痕マーカーを削除できる。
「これを中心に表示」を選択すると、画面の中心にその弾痕マーカーが表示される。
「この次を中心に表示」を選択すると、そのマーカーの次の番号のマーカーが中心に表示される。
拡大したときなど順番に調整するときに便利である。
また、ドラグした直後は、矢印キーでも移動できるので微調整に便利。
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弾痕マーカーの円以外のところで右クリックすると移動とクリップボードコピーのメニューが表示される。
クリップボードにコピーすると、エクセルなどの他のソフトで画像をペーストできる。
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画面の操作方法
- 図中でのマウスの操作
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- 弾痕マーカー内をクリックすると、その弾痕を選択したことになりアンダーラインまたは中塗りの丸印がつく。選択された弾痕マーカーはドラグまたは、矢印キーで移動できる。
- 弾痕マーカー以外の場所でドラグすると写真が移動する。
- ホイールを回すと写真が拡大・縮小する。
- 弾痕マーカーの端点内で左クリックすると、「これを中心に表示」と、「削除」するメニューが表示される。 すでに中心にある時は「この次を中心に表示」または、「弾痕平均を中心に表示」がでる。中心に表示すると拡大・縮小が便利である。弾痕マーカーの円以外で左クリックすると、「クリップボードにコピー」するかのメニューが表示される。
- 閉じるボタンの下にある、□で囲われた「Ctrl+Z」が黒文字の時に、ここをクリックすると直前に行った操作を取り消すことが出来る。
- メニューは以下の3種類がある。
- 「削除」は、選択されたその番号の弾痕を消去し、欠番になった番号は大きい番号から順番に詰められて、番号の変更が起きる。たとえば、1、2、3、4、5とある時に3を削除すると、4が3に変更され、5が4に変更になる。
- 「これを中心に表示」は、選択した弾痕マーカーを画面の中心に表示する。すでに弾痕マーカーが中心にあるときは、次の番号の弾痕マーカーを画面の中心として表示し、最後の弾痕の時は弾痕平均を中心に表示する。選択した弾痕マーカーが中心に表示された物でないとき、「この次を中心に表示」は、選択された弾痕マーカーの次の番号の弾痕マーカーを中心に表示し、最後の弾痕マーカーの時は1番の弾痕マーカーが選ばれる。
- 「戻す」は、直前に行った操作を取り消す事が出来る。
- 「クリップボードにコピー」は、現在表示されている画面を、ウインドウズのクリップボードにコピーする。この状態で、エクセルなどの画面でペーストすると、画面をエクセルに貼り付けることができる。
- 図中でのキーボードの操作(マウスポインタを写真表示範囲に移動しておく必要がある)
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- 「→」、「↑」、「↓」、「←」キーを押すと、アンダーライン表示の弾痕を移動し、無いときは写真を移動する。
- 「m」、「h」、「n」、「b」キーは矢印の代替。アンダーライン表示の弾痕を移動し、無いときは写真を移動する。
- 「z」、「+」キーはズームインする。
- 「x」、「-」キーはズームアウトする。
- 「キーパッド0」、「Home」、「Insert」、「c」キーは選択された弾痕の次の弾痕を中心に表示する。中心に表示された弾痕は選択され移動できるようになる。
- 「Enter」キーは、画面の中心に弾痕マーカーを追加する。
- 「BS」、「Del」キーを押すと、選択された弾痕マーカーが一つ消去される。
- 「ESC」、「End」キーは選択を解除して画面移動できるようにする。アンダーラインが消える。
- 「Ctrl+Z」(Ctrlキーを押しながらZキーを押す)を押すと、直前に行った操作を取り消すことが出来る。この動作は「閉じる」ボタンの下にある□で囲われた「Ctrl+Z」の文字が黒文字の時だけ有効である。
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右の白紙部分に平均値などの統計データが表示されます。各項目の意味は以下の通りです。
- 単位(xxx)
- ここで指定される単位で表示されていることを示す。この単位は設定タブの「長さ単位」のコンボボックスで選択して変更できる。
- 総数xx発
- 全ての写真の弾痕マーカーの総数。統計的に有効なのは10発以上である。
- 中心点(X Y)
- 照準点を座標原点(0、0)としたときの、弾痕マーカーの平均位置。MPI(Mean Point of Impact)、グルーピングセンター、グループセンター、重心点などと呼ばれることもある。この点が中心になるので、ドロップ量や左右のずれがわかる。
「照準を変更」を指定した場合は変更分を補正して中心点を計算する。照準点を変更した写真番号では
集計値に照準からの変更を加えた中心点の値を追加表示する。追加で示された中心値が、その写真番号の画面に
表示されている中心点の座標である。
- 最大距離
- 弾痕マーカーのうち、最も遠い2点の弾痕間の距離を表示する。グルーピングとも呼ばれる。括弧で囲まれた二つの数値の意味は弾痕の写真番号と弾痕のシリアル番号である。たとえば(3-2)の場合、3番目の写真番号の2番目の弾痕という意味である。設定タブの標的までの距離の項目を入力している場合は、角度MOAが表示される。角度の単位は設定タブの角度の単位でMILやIPHY(インチ・パー・ハンドレット・ヤード
100ヤードで1インチの角度)が選択できる。
- 平均距離
- 全ての写真の弾痕マーカーの中心からの距離を平均した値。
- 水平σ
- 弾痕マーカーの水平成分(X軸)の分散値を示す。続く括弧で囲まれた99%の後の数値は、±2.58σで正規分布の場合は99%の弾痕がこの範囲内に入るという統計的数値である。この値は信頼区間といい、設定タブの信頼区間(%)の項目で変更できる。
10発以上の統計値であれば、ほぼ射手と銃の精度を表しており、風の影響など、不測の要因が無い限り、その範囲に着弾する。一般的に±σの範囲では68%、±2σでは95%とされており、たとえば、σが30だったとき、中心点(MPI、グルーピングセンター)から左へ30mm、右へ30mm、合計60mmの範囲に入る確率が68%である。中心点を基準にして、±60mmの範囲(120mm)では95%となる。猟では10回の似たような状況で1回半矢かどうかというところだが、実際には山で撃ってるのであって、射撃場で撃ったとおりにはならないし、弾痕のバラツキも正規分布になることはないので、あくまで参考としていただきたい。
- 鉛直σ
- 弾痕マーカーの鉛直成分(Y軸)の分散値を示す。
- 最遠点
- 照準点から最も遠いマーカーを表示する。表示の順番は、以下の通りである。
距離 (写真番号、弾痕番号) 偏差値(水平、鉛直)
最初の距離は中心点からの距離で、最初の()内は、写真番号と弾痕番号を示し、続く()内は偏差値で、水平の値と鉛直の値が表示される。偏差値は弾の数が二点以上で表示されるが、有効になるのは10発以上撃った場合であるのと、距離に対する水平成分、鉛直成分の偏差値なので、必ずしも全ての弾痕の偏差値成分の最大値や最小値にはならない。
- (写真# - 弾痕#) X Y 照準点の相対値
- 弾痕マーカーの位置データがこのタグの後に表示される。()内は写真番号と弾痕番号を示し、続く数値は水平の位置(X軸)と鉛直の位置(Y軸)である。値は全て照準点からの相対位置である。
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