弾道計算ソフト2000 Classic
操作マニュアル
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計算結果の表示画面で得られた弾道をグラフに表示し、ステップで得られた間隔以外の様々な位置で弾道を分析する為に使用します。
表示項目は計算結果の表示画面と同じです。マウスをグラフ上でクリックしたりドラッグしたりすることで、グラフィックカーソルを移動させ、その距離での細かい数値を取得することが出来ます。PBR幅、集弾幅、キル・エネルギーを入力してあれば、カーソル位置に青線・赤線で表示され視覚的に効果を
評価することが出来ます。MPBR計算を行うと、MPBRの高さ幅で水色のラインが表示されます。合わせ込み計算を行い、計算結果表示画面から分析図を表示すると、合わせ込みに使用した2点が白抜きの赤丸○で表示されます。
一度表示した弾道曲線を記憶しておくことが出来ます。計算結果表示画面で再計算した場合、分析図をもう一度表示すると保存しておいた弾道線を同時に表示して比較することが出来ます。メインコントロールパネルまで戻ると保存弾道はリセットされてしまいます。
また、お使いのパソコン、タブレットの性能の問題で動きが悪いときは照準図を閉じることで動きを多少改善することが出来ます。
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- 弾道表示エリア
- 各距離においての着弾の上下位置を赤の曲線で表示するエリアである。
- 左クリックと右クリック
- マウスボタンの左クリックではカーソルの移動が行える。右クリックの場合は、マウスポインタの弾道表示エリア上での位置情報を数値で表示する。バージョン2.2より表示は YYY@XXX(弾道の値y1カーソルとの差分y2) となる。YYYはマウスポインタの図上の値、XXXは距離、y1は弾道曲線の距離XXX地点の値、y2は距離XXX地点における、弾道曲線とカーソル線の鉛直方向の差分距離である。
- 弾道カーソル
- 弾道表示エリアには黒線十字のカーソルが表示される。カーソル位置の数値情報は、弾道数値表示エリアに随時表示される。また、レチクル表示エリアにもカーソル位置の距離に応じた着弾点等が表示される。弾道表示エリアにおいて、マウス左クリックでドラグしたり、矢印キー「←、↑、→、↓」や、「b、h、m、n」キーを押すと連続的にカーソルが移動表示される。詳しい操作方法は、「分析図画面の操作」を参照。
表示されるカーソルにはいろいろな種類がある。詳しくは「分析図画面のカーソル」を参照。
- 諸条件表示エリア
- 弾道計算に用いられた諸条件が表示される。このページの諸条件表示エリアの各項目を参照。
- 弾道数値表示エリア
- 弾道曲線のカーソル位置における弾道の諸数値が表示される。
内容は、計算結果表示画面の表示項目の弾道計算結果表示エリア(画面下部)と同じである。
- 終了ボタン(閉じるボタン)
- 分析図を終了するときに押す。
- 比較用弾道保存ボタン
- 現在表示している赤線の弾道を記憶し、次回、分析図が起動されるときに比較用の弾道として茶色の弾道を表示する。二つの弾道を同時に表示して比較したいときに使用する。まず、比較する弾道を計算して結果を表示させる。その時に分析図を起動してその弾道を記憶する。分析図は一度閉じて計算結果表示画面に戻る。この計算結果表示画面で新しい弾道を再計算し分析図を起動すると最初に記憶して置いた弾道が茶色の曲線で示され後から計算された弾道が赤線表示される。赤線と茶線の弾道の数値表示は、これまで通り弾道表示エリアの上部に分けて表示され比較することが出来る。ただし、保存曲線表示中にはマーク機能は使えないのでクリアボタンを押して保存曲線を消去してから使用する。
なお、保存曲線と現在の弾道曲線の上下角度が違う場合でも、それぞれの照準線を横線として重ねて表示するので、狙い越しを簡単に比較することが出来る。ただし、互いに重力の方向が違うのでご注意願いたい。
- クリアボタン
- マーク表示や、比較表示をやめて弾道表示を一本だけにしたいときにこのボタンを押す。カーソル表示は消され、距離は初期値のゼロに戻される。
- カーソル形状選択ボックス
- 横線カーソルは、「水平」と照準角度を表示する「角度」が選択できる。弾道表示エリアには、横線カーソルと弾道曲線の交点の距離座標値が表示される。赤で表示されるのは弾道曲線で、オレンジで表示されるのは保存された弾道曲線の物である。
- マーク機能ラジオボタン
- マーク機能ラジオボタンを押すと、現在のカーソル位置にマークが付けられ、値が青で表示される。照準図にもレチクル上にマークされるが、上下クリック値や、左右クリック値には左右されない絶対位置に表示される。保存曲線表示中は使えないので、クリアして使用する。
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