殻がツルツルとむけるゆで玉子の作り方
Ver.3.0 2023/03
タダ工房
タダさんは。明治の初めに生まれて92年生きました。「もったいなか」と、煮魚の骨にはお湯をかけて飲み、洗ったお櫃のご飯粒は屋根にまいて雀にあげていました。しかし私がお櫃の底をさらうと、「男がそぎゃん事ばするもんじゃなか!」と叱られたものです。
時はめぐって、今は浪費の乱世。私はそんな生活はしたくない。動植物微生物風雲雨光水土大気にも心を寄せ、廃物も利用する、そんな個人の技を残していきたいと思います。
養蜂家の船橋康貴さんが始めた「みつばちステッカー」、世界に通用するエコマークとして定着すると良いですね。
空気を美しく、水を美しく、土を美しく、食べ物を美しく、すべてのいのちを美しく、地球を美しく。
ステッカーに込められた6つの宣言です。
この中の一つでも努力を始めている人やお店に、このステッカーを貼る資格があるのだそうです。利権を生む認証組織はありません。これを見た人が「あなたは何を始めたのですか」と聴くコミュニケーションが、このステッカーの認証とのこと。こんなお店を見つけたら、ぜひ入ってみてください。
昔から、知っている人は知っています。ゆで玉子は古い卵で作ること。
新しい卵で作りたい人は、次のようにしてみると良いですよ。
1.保温の良い厚手の鍋に、卵がつかるだけの水を入れる。
2.卵の気室のある側(太い側)を下ろし金に軽く打ち付けて孔をあけておく。
3.沸騰するまで沸かす。火はつけたまま、玉子をそっと気室側から投入する。
4.投入してから3分45秒、沸騰を続ける。(卵6個の場合の例)
5.蓋をして火を止め、5分30秒放置する。(卵6個の場合の例)
6.お湯を捨て、卵がつかるだけの水を入れて、放置する。
7.まず、気室の反対側に軽くヒビをいれて直径1cmくらい剥く。
次に、指で押して全体にヒビを入れる。
気室の側から薄皮を破りながら縦に剥く。
これで横にツルツルと気持ちよく剥けるはずです。
下ろし金で気室の側に孔をあけます。何度か軽く打ち付けて、大き目の孔にしましょう。玉子全体にヒビが入ると白身が噴き出すのでご注意。
火をつけたままの熱湯に孔の側を5秒位つけながら、順に投入します。
孔から盛んに泡が出ます。
茹で加減は、沸騰と放置の時間を増減させて調節します。自分なりのタイミングを工夫してください。
色々試してこの方法が一番でしたが、冬場は薄皮が丈夫で少し剥き難くなります。
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