運用観察ノートのご利用方法

ここでは、鉄道運用調査補助アプリ「運用観察ノート」のご利用方法について説明します。

オンライン版ではなくダウンロード版をご利用の場合は、最初にダウンロード版のご利用方法をご覧ください。

目次

システム要件

初期設定

基本的な使い方
 ノートの入力
 プロファイルの変更
 ショートカット入力
 文字数カウンター

メニューからご利用いただける機能
 ファイルに保存
 データベースに保存
 過去のノート
 バックアップの復元
 テンプレート
 全文をコピー
 ノートのクリア
 各種設定
 プロファイルの管理
 このアプリについて
 アプリの再起動

アプリとしてのインストール
 Android版 Google Chromeの場合
 iOS版 Safariの場合
 Windows版 Google Chromeの場合

別の端末への引っ越し
 移行元端末でのエクスポート
 移行先端末でのインポート

リポジトリについて
 リポジトリの登録

ダウンロード版のご利用方法

ライセンス

連絡先

システム要件

運用観察ノートのご利用には、以下の構成を推奨します。

・Android 7.0以降がインストールされたスマートフォンまたはタブレット端末、あるいは、最新版のSafariが利用可能なiOSがインストールされたスマートフォンまたはタブレット端末、Windows 10以降がインストールされたタブレット端末

・最新版のGoogle Chrome、または、最新版のSafari

※iOSで運用観察ノートをご利用の場合、iOSの仕様上、ブラウザから運用観察ノートを開いた状態で保存したデータや各種設定をアプリとしてのインストール後もそのまま使用するには、別途データのエクスポート・インポート操作が必要となります。

初期設定

運用観察ノートはwebアプリとして実装しているため、アプリのURLにGoogle Chromeなどのブラウザでアクセスするだけで、インストール作業を行うことなく、そのままご利用いただくことができます。
ただし、アプリとしてインストールするとより快適にご利用いただけるようになります。(方法はアプリとしてのインストールをご覧ください。)

基本的な使い方

ノートの入力

ノートエリア(画面中央の横縞模様部分)をタップし、運用調査結果を逐次記録してください。入力方法は一般的なメモ帳アプリと同様です。
運用観察ノートでは、特定の線区に対応した専用のプロファイルが選択されている場合、運用番号や車両型式に応じて入力内容を自動的に色分けして表示します。

なお、ノートエリアの一部を色分けの対象から除外したい場合は、除外したい範囲の先頭に「;」(半角セミコロン)を入力してください。
「;」が記載されている行では、「;」より後の文字は全て黒色で表示されます。

プロファイルの変更

画面上部のタブでプロファイル(初期状態では「その他の線区 1」と表示)を選択することで、運用調査する線区を切り替えることが可能です。
ノートの内容はタブごとに独立して管理されます。複数の線区を同時に調査する場合は、あらかじめ、調査する線区と同数のプロファイルを登録してください。(プロファイルの登録方法はプロファイルの管理をご覧ください)。

ショートカット入力

画面下部に表示されているショートカット入力欄に表示されているキーワードをタップすると、そのキーワードがテキストとしてノートのカーソル位置に入力されます。
これらのキーワードはメニューの「プロファイルの管理」から変更可能です。(詳細はプロファイルの管理をご覧ください)
なお、スクリーンショットを保存する際には、ショートカット入力欄右上にある「▼」をタップすることでショートカット入力欄を非表示にすることができます。

文字数カウンター

ノートエリアで入力した文字を選択すると、ショートカット入力欄が文字数カウンターに切り替わります。
文字数カウンターには、選択中の文字数と全体の文字数に加え、SNS投稿時の日本語換算文字数が表示されます。日本語換算文字数はEUC-JP方式でのデータ量(半角記号及び英数字を1バイト、かなや漢字を含むそれ以外の文字を2バイトとして計算したバイト数)の半分です。

ファイルに保存

現在のノートの内容をファイルに保存します。
ファイルの保存形式はテキストと画像を選択することができ、画像で保存した場合は各プロファイルに応じて文字が色分けされた状態で保存されます。

データベースに保存

現在のノートを内部データベースに保存します。
内部データベースに保存したデータは検索や再編集が可能となりますが、データベースの容量が上限に達すると古いものから順に自動で削除されるため、恒久的に残したいデータはファイルに保存してください。

過去のノート

内部データベースから過去のノートデータを開きます。開くデータと同じプロファイルで現在編集中のノート内容はクリアされます。
また、不要な過去データを削除することも可能です。

上部の検索欄に文字を入力すると、内部データベースを検索し、その文字が含まれる行を抜き出して、データが保存された日付が新しい順に表示することができます。
表示された日付をタップすると当該の過去データが開きます。

バックアップの復元

アプリ内に自動保存されるバックアップを復元できます。復元するバックアップデータと同じプロファイルのタブのノート内容はクリアされます。

テンプレート

現在のノートの内容をテンプレートとして保存したり、過去に保存したテンプレートを読み込むことが可能です。
テンプレートを読み込むと、自動的にそのテンプレートに対応するプロファイルのタブに切り替わります。

また、テンプレートは上書き保存や名称の編集、対応プロファイルの変更が可能です。

全文をコピー

現在編集中のノートの内容をクリップボードにコピーします。
ノートの内容をSNSに投稿する際にご活用ください。

ノートのクリア

現在編集中のノートの内容を全て消去します。
別のプロファイルのタブで編集中のノートは変化しません。
全てのタブのノートをまとめてクリアする場合はアプリの再起動をご利用ください。

各種設定

ノートエリアとショートカット入力欄のフォントサイズを変更できます。
また、アプリの初期化も可能です。アプリを初期化した場合、それまでにこのアプリに登録していたプロファイルや、内部データベースに保存された過去のノート、バックアップデータなどは全て削除されます。

プロファイルの管理

プロファイルの追加や削除、並び替え、各プロファイルの名前やショートカット入力欄に表示されるキーワードの編集が可能です。
編集画面では、画面右側に表示される「+」のボタンをタップすることで、新しいプロファイルを追加できます。
ショートカットキーワードは「,」(半角カンマ)で区切って入力してください。

このアプリについて

運用観察ノートのバージョン情報を確認することができます。

アプリの再起動

運用観察ノートを再起動します。このとき、全てのタブのノートがクリアされます。
再起動時、現在実行中のバージョンより新しいバージョンのアプリが配信されていれば、アプリは自動的に最新のバージョンに更新されます。
アプリを再起動してもバージョンが最新版にならない場合は、アプリを一度閉じてから再試行してください。

アプリとしてのインストール

運用観察ノートはアプリとして端末にインストールすることで、オフラインでもご利用いただくことが可能となります。

Android版 Google Chromeの場合

運用観察ノートを開いた状態で、Google Chromeのメニューから、「アプリをインストール」をタップします。

iOS版 Safariの場合

運用観察ノートを開いた状態で、Safariのメニューから、「ホーム画面に追加」をタップします。

Windows版 Google Chromeの場合

運用観察ノートを開いた状態で、Google Chromeのメニューから、「『運用観察ノート』をインストール」をタップします。

別の端末への引っ越し

以下の2つのステップで、別の端末の運用観察ノートで使用していたデータを新しい端末に引き継いでご利用いただけます。

1. 移行元端末でのエクスポート

移行元端末(古い端末)でメニューから各種設定を開き、画面の下部にある「全データのエクスポート」をタップします。
アプリ内の全データをまとめたファイルが出力されるので、このファイルを移行先端末(新しい端末)へUSBメモリやオンラインストレージなどを利用して転送してください。

2. 移行先端末でのインポート

移行先端末(新しい端末)でメニューから各種設定を開き、画面の下部にある「全データのインポート」をタップします。
画面の指示に従って、上記の手順でエクスポートしたファイルを読み込ませると、アプリが自動的にファイル内のデータを読み取って内部データとして保存します。

リポジトリについて

運用観察ノートでは、リポジトリと呼ばれるオンラインのプロファイル集から必要なプロファイルをダウンロードしてご利用いただくことができます。
デフォルトではきのくにソフトウェアの公式プロファイルがご利用可能ですが、サードパーティ(外部の作者様)によって公開されているリポジトリを登録し、そこからプロファイルをダウンロードしていただくこともできます。
ただし、サードパーティのリポジトリからダウンロードしたプロファイルには本アプリとは異なる利用規約が適用されますので、十分ご確認の上ご利用ください。

リポジトリの登録

サードパーティのリポジトリを登録する手順を紹介します。

メニューからプロファイルの管理を開き、画面右側にある「+」マークをタップ、「リポジトリから追加」を選択し、画面下部に表示される「リポジトリの登録」をタップしてください。
URLの入力欄が表示されるので、目的のリポジトリのURLを入力し、「登録」をタップします。
新しく登録されたリポジトリは「リポジトリから追加」の画面上部にあるドロップダウンメニューから選択することでご利用いただけます。

ダウンロード版のご利用方法

運用観察ノートはアプリとしてインストールする以外にも、各ファイルを事前にダウンロードしていただくことで、インターネットに接続することができない端末上でもご利用可能です。

この場合、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、ファイル「index.html」をブラウザで開くことで、運用観察ノートをご利用いただけます。
なお、解凍したフォルダにはindex.html以外にも運用観察ノートの動作に必要なファイルが含まれていますので、別のフォルダや他の端末に移動する際はフォルダごと移動させてください。

運用観察ノートのオンライン版とダウンロード版は完全に同一のファイルであり、バージョンが同じであればアプリ本体の機能はすべて同じですが、オフラインに保存したファイルでは、アプリとしてのインストールやAndroid端末のホーム画面への追加がご利用いただけません。
また、ダウンロード版ではプロファイルをリポジトリから追加する機能が停止するため、特定線区向けのプロファイルの追加には目的のプロファイルデータが入ったファイルを別途ダウンロードしていただく必要があります。

加えて、オンライン版は新機能の追加やバグの修正を目的としたバージョンアップを行っていますが、ダウンロード版では新しいバージョンを手動でダウンロードし直していただく必要があります。
なお、インストール済みのプロファイルやバックアップデータなどの各種データはブラウザの内部データベースに保存される仕様のため、ダウンロードされた本アプリの手動でのアップデートは、本アプリをフォルダごと削除して新しいものに置き換える以外に必要な操作はありません。

ライセンス

運用観察ノートのアプリケーション本体(index.html)、及び、この利用説明を含む各付属ファイルは無権利創作宣言に準拠して著作権放棄されています。
これらのファイルの二次利用について、著作権による制約はありません。

ただし、サードパーティ製のプロファイルのご利用にあたっては、当該サードパーティの利用規約が適用されます。
サードパーティ製プロファイルのライセンスについては、当該サードパーティにお問い合わせください。

なお、運用観察ノートは現状有姿のまま提供されるものであり、一切の保証は付属しません。
運用観察ノートを使用して、あるいは、使用できないことによって発生したいかなる損害についても、開発者はその責任を負いません。

連絡先

運用観察ノートは、Midari Createが開発と配信を行っています。
アプリ本体、及び、Midari Create配信のプロファイルについてのお問い合わせは、Midari Createのお問合せフォームをご利用ください。