ID入力ダイアログ

起動すると上左図のようなID入力ダイアログが出ます。 カルテ番号を半角数値で8文字以内で入力してください。ダイアログにはIDの履歴が表示され、上下矢印でも履歴を選択できます。それが現在のIDとなります。入力したIDと現在の年月日時分秒、頭位アニメーションが、上右図のように眼振映像に書き込まれます。
上記の場合では
0001234520190220155505.wmv 
の名前で、サブフォルダ gazou 保存されます。
映像の保存場所は、初期設定ではサブフォルダ gazou ですが、menuの保存フォルダの設定から変更できます。すでにビデオファイルがある場合は、それらのビデオファイルも新フォルダに移動して、プログラムを再起動して下さい。再起動すると保存映像のリストファイル(CapNYS2list.txt)が再作成され、プログラムからビデオファイルが見れるようになります。

頭位入力モード選択、カメラ選択(録画モード画面)

録画中に、メニューボタンから頭位入力モードを選択出来ます。メニューボタンの上に現行の入力モードが表示されています。マニュアル、M5StickCPlus、Arduino_MPU6050、iPhone_GyrOSCの4種類から選択出来ます。M5StickCPlus、Arduino_MPU6050ではさらに入力COMポートを選択します。
センサーを利用する場合は、Gyroの向きを調整する必要があります。ゴーグルの動きと頭位アニメーションの動きが同期するDirection(1-8)値を選択します。
録画中に、メニューボタンからカメラ選択できます。

IPカメラアドレスを設定すると、カメラ選択ダイアログでIPカメラが選択可能となります。

マニュアル頭位入力モード

赤矢印で示した座位、仰臥位マーク変更ボタン(スペースキーも同)で、頭位アニメーションの左上隅に表示される頭位マーク(青矢印)を変更できます。

マニュアル頭位入力方法

頭位は右上図のように9種類に限定されますが、左上図の9個の枠のマウスクリック、タッチスクリーンのタッチで選択できます。テンキー、テンキーがなければ[789uiojkl]キーでも頭位を入力できます。
座位マーク、仰臥位マークの2種類を選べますので、18種のアニメーションを入力できることになります。

自動頭位入力(M5StickCPlus)

M5StickCPlusにAxisOrangeをインストールすれば、Bluetooth経由で頭位が入力できます。 WindowsPC(もしくはMac)にVSCode(Visual Studio Code)インストールして、拡張機能からPlatformIO IDEをインストールすると、AxisOrangeをM5StickCPlusに書き込めます。

自動頭位入力(Arduino_MPU6050)

自作のジャイロセンサー装置を使った自動頭位入力モードでの録画モード画面です。

このジャイロセンサーを利用する場合は、COMポートの中でArduinoの説明の付いたCOMポートを選択してください。USBケーブルを抜き差しするとジャイロセンサーのポート番号が変わり、センサーが動かなくなることがあります。この時もCOMポートを再設定してください。
また、眼振検査ゴーグルに取り付けたジャイロセンサーの向きの設定も必要です。メニューボタンの[Sensor direction]から1~8を選択し、ゴーグルの動きと頭位アニメーションの動きが一致する番号に合わせます。
ジャイロセンサー装置は、MPU6050とarduinoを繋いだだけの簡単な装置で、自作可能です。作り方はセンサー装置の作り方を参照してください。
中央左の[restart]ボタン(F1と同)で、最初から録画をやり直します。
中央の[stop]ボタン(F2と同)をクリックすると、録画を修了し、録画終了下動画の再生モード画面に移行します。

自動頭位入力(iPhone_GyrOSC)

iPhoneやiPod_touchのジャイロが使えます。GyrOSC(120円)をインストールする必要があります。表示に従って、IPadressとポート番号をGyrOSCに設定します。

再生モード画面

再生モード画面では、録画した映像が中央に表示されます。映像のクリックで再生、停止します。映像の下のスライドバーの操作や左右上下矢印キーで早送り巻き戻しが出来ます。
右枠リストボックスには同じID番号の映像があれば表示します。表示項目はその撮影日時です。
左枠リストボックスには参照眼振ファイルを表示します。表示項目はタグ情報です。中央映像の右クリックや左上メニューボタンから、再生中の動画を参照ファイル登録できます。
左右枠ともそのファイルをクリックすると、それを中央の再生ウィンドウに表示します。 再生ウィンドウの下の再生バーの両サイドに黄色三角マークがあります。これらをドラッグして再生範囲を決めて、右上のトリミングボタンを押すと、その範囲を保存できます。

再生モードボタン群

左から2番目の[メモ]ボタンは、左枠リストボックスで選択されている参照画像(青ハイライト表示)のタグ情報を書き換えます。
中央部3個のボタンの左[ID設定]ボタンは現IDを変更し、ボタンの上部にはそのIDを表示します。右枠リストボックスにそのIDの映像ファイルを表示します。
[REC]ボタンでは、ID入力ダイアログを表示して録画モードに移行します。
3個の中の右[一覧]ボタンは、保存されている全ファイル一覧表示モードに移行します。
右から3番目のボタンは範囲を設定してのトリムボタンです。

全ファイル一覧表示モード

上図リストボックス(一覧表示枠)上部のID、Date、size、memo、full pathなどの項目をクリックすると、その項目でソート出来ます。
ファイルをダブルクリックすると再生します。
左から3番目の[ID変更]ボタンで、選択され青色ハイライト表示のファイルのIDを変更します。

左から4番目のボタンで選択されているファイルを別名で保存します。

左から5番目のボタンで日時を設定して、バックアップします。
その右のボタンで、バックアップするフォルダを設定しておく必要があります。
日時の設定方法の例を以下に示しています。
201902?? : 2019年2月をバックアップします。
2019012? : 2019年1月20日~29日です。
ダイアログの右側に現在の月日から過去10日間が表示され、その月日をクリックでバックアップできます。


ほぼ中央(右から3番目)のボタンで、現行ID再生モード画面に移行します。

MENUボタン

各モードで出てくるメニューの内容が異なります。
メニューボタンの上部に、現行の頭位入力モードが表示されています。

左図は一覧表示モード時のメニューボタンをクリックすると、出てくるポップアップメニューです。
「保存フォルダ設定」:録画した眼振映像を保存するフォルダを設定できます。初期設定ではプログラムのgazouフォルダとなっています。

「保存映像のリスト作成」:保存映像のリストファイル(CapNYS2list.txt)を再作成します。CapNYS2list.txtは、自動的に作成、更新されますが、CapNYS2list.txt更新時のエラーなどで、壊れた場合に行います。 一覧表示などが乱れた時に行ってください。なお、CapNYS2list.txtを削除すれば、起動時にこのファイルが作成されます。保存フォルダを変更したときも作成されます。

右クリックポップアップメニュー

各モードの各項目の右クリックで、左図のようなポップアップメニューが出ます。左図は現行IDのリストボックスの右クリックで出るメニューです。
右クリックする項目毎に、出てくるメニューの内容は異なります。