logo

MMDモデル

『Fy Mascot』は、キャラクターにMMDモデルを使いますが、標準ではMMDモデルが入っていないので、まず最初に皆さまにお好みのMMDモデルを用意してキャラクターに入れて頂く必要があります。ここでは『Fy Mascot』にMMDモデルを入れる方法を簡単にご説明いたします。

キャラクターの仕様についてさらに詳細は、ホームページをご覧下さい。

MMDモデルについて

『Fy Mascot』が対応しているのは、PMD、PMX形式のMMDモデルデータとVMD形式のモーションデータです。

・MMDモデルを導入する

まず、お好みのMMDモデルを入手してください。MMDモデルデータのPMD/PMXファイルのファイル名を『model』に変更します。

picture

上でファイル名を変更したものを含め、MMDモデルのデータを丸ごとキャラクターの『model』フォルダに入れます。

picture

これでひとまずマスコットが動作できるようになりました。さっそく『Fy Mascot』を起動してみてください。

・モーションを追加する

『Fy Mascot』はあらかじめいくつかのモーションを用意していますが、オリジナルのモーションを追加(差替)することができます。モーションは『000』から連番になっているので、追加する場合は最後の数字の次の数で保存します。(差し替える場合は対象のモーションファイルを置き換えます)

 

モーションを追加した場合はアタリ判定などの情報ファイルも必要です。だいたい似たり寄ったりなので、とりあえず他のモーションの情報ファイルをコピーして、モーションデータと同じファイル名(拡張子が別)にして保存してください。

picture

続いて『model』フォルダの中にある『model.txt』というファイルを開きます。すると下のスクリーンショットのように『#bye:ONCE,5』のような行が何行かあります。左の単語がモーションセットで、右の数字の列が対応するモーションの番号です。

picture

『,(カンマ)』で区切ると複数のモーションを順番に実行することができます。また、$select{A|B|C}は、A、B、Cのどれか1つをランダムで選ぶという意味です。

モーションセットは『思考エンジン』がセリフとあわせて送ってきます。例えば『bye』というモーションセットは終了のときのモーションの一つなのですが、対応するmodel005.vmdを差し替えると終了のときのモーションが変化するわけです。

『everyday』が何もしていないときのモーションセットなので必ず記述してください。新しいモーションセットを追加することもできます。ただし、それを呼び出すセリフがないと実行されません(後述)。

・セリフを編集する

キャラクターが活きいきと動きまわるようになると、今度はキャラクターにあったセリフをしゃべらせたくなりますよね?

キャラクターのセリフは、キャラクターの『scripts』フォルダにあるXML形式のファイルにスクリプトとして書かれています。XMLファイルはメモ帳などで開くと編集することができます。

picture

スクリプトの仕様について詳細はホームページに書かれておりますが、とりあえず既存のセリフを編集してみてください。

記号 意味
\n 改行します。
\w[数字] 次の文字を表示するまで間をおきます。
(数字は何ミリ秒待つかを指定)
\e 表示したセリフを消去します。
\m[モーションセット] モーションセットを実行します。
\\ \(円マーク)を表示します。
(\\を表示したい場合は\\\\と記述)

\m[モーションセット]が先ほどモーションのところで出てきたものです。名前は自由に決めることができるので、セリフに合わせて新しいモーションセットを追加することで、さまざまな動きをさせることができます。