ソフトの概要
連立方程式の解き方を学習します。①教科書や問題集などに出ている問題を入力して学習する。②このアプリが作成した問題を解く。2通りから選択して学習してください。本アプリに組み込まれている「問題シート」(後述)を利用して問題を入力することもできます。
操作と⼊⼒について
- アプリを起動すると、コース選択画面が表れます。[図1]「チャレンジコース」と「おまかせコース」の4コースの中から選択します。
図1
- おまかせコース画面です。[図2] 画面左上に連立方程式が出題されています。チャレンジコースの場合は画面左上に2つの方程式を入力します。
図2
- ⼊⼒は全て半角⽂字で、使⽤できる⽂字は下記の通りです。
「x」「y」「0」〜「9」「+」「-」「*(*)」「=」「/」「.」「(」「)」
- 「チャレンジコース」の場合、第1式を⼊⼒した後、「TAB」キーか「Enter」キーを押すと「第2式」欄に移動します。第2式も⼊⼒し終わったら「開始」ボタンをクリック、または「Enter」キーをしてください。「次へ」ボタンをクリックできるようになります。
- 「次へ」ボタンをクリック、または「Enter」キーを押すと、必要に応じて数個の「□」が「解き⽅」欄に表⽰されます。この「□」が出ると、解答を求められているということです。「□」は基本的に解答する式の⽂字の数分だけ、「□」が10を超える場合は、「□…11⽂字」というように表⽰されます。
- 解答を「解答欄」に⼊⼒し、「解答」ボタンをクリック、または「Enter」キーを押してください。⽂字数が合致していないともちろん不正解で再度の⼊⼒を求められます。
- 正解であれば次へ進むことができます。
- どうしても正解にならないときは「スルー」ボタンをクリック、または「Ctrl」キーを押しながら「T」キーを押してください。解答しなければならない数の半分を超えない数だけ解答をスルーすることができます。その回数は「スルー」ボタン内に表⽰されます。
- 文字はキーボードだけでなく、ソフトウェアキーボードからでも⼊⼒できます。「メニュー」バーの「ツール」→「ソフトウェアキーボード」で利⽤可能です。
- チャレンジコースの場合は入力する連立方程式を用意する必要があります。解いてみたい連立方程式を教科書や問題集の中から選んで入力します。しかし、若干ですが、「メニュー」バーの「ツール」→「問題シート」から連立方程式をクリックして利用することも可能です。(詳細は後述)
⼊⼒のときの注意
- 代⼊は「数の代⼊」と「式の代⼊」の二通りあります。「数の代⼊」では暗算をせずに、忠実に代⼊してください。例えば、3x+y=7 の x に 2 を代⼊した式は、3×2+y=7 となります。6+y=7 と⼊⼒すると再解答を求められます。また、負の数を代⼊するときは必ず「()」を付けます。たとえば、上記の式の x に-2 を代⼊した式は 3×(-2)+y=7 となります。(「×」の記号は「*」を押します。)「式の代⼊」では必ず「()」をつけます。3x+y=7 に y=x-1 を代⼊した式は 3x+(x-1)=7 となります。単項式を代⼊するときも「()」をつけてください。
- 分数
1
2
は 1/2 と入力します。
- 分数式
3x+2
5
+
2y-1
2
=
1
3
は (3x+2)/5+(2y-1)/2=1/3 と入力します。
- 係数が分数である式
3
5
x+
2
3
y=
1
4
は 3/5x+2/3y=1/4 と入力します。
「問題シート」について
「問題シート」を利⽤して連⽴⽅程式を⼊⼒することができます。「メニュー」バーの「ツール」→「問題シート」をクリックすると右側に「問題シート」が表⽰されます。そこに20問の連⽴⽅程式が表⽰されるのでその中から解きたい連⽴⽅程式をクリックすると「第1式」、「第2式」欄に⼊⼒されます。また、「問題シート」は自分で作成することも可能です。このアプリの「Parts」フォルダ内の「SimulSheet.txt」をメモ帳で編集してください。気を付けることは、
- 1⾏に1問、第1式と第2式との間にはコンマ「,」を⼊れてください。式を⾒やすいようにコンマの前後にスペースを⼊れてもかまいません。
- 改⾏は「Enter」キー
- 20問まで
- 保存は⽂字コード「UTF-8」形式で⾏ってください。
その他
「おまかせコース」では小数や分数、また括弧をふくむ連立方程式は取り上げていません。それらをふくむ連立方程式を解く学習をするのであれば「チャレンジコース」で、教科書や問題集を用意して入力してください。
バージョンアップ履歴
- Version 2.1 (2015.4.5)
- Version 2.2 (2015.8.22)
アイコンの変更、「解答」ボタンの追加等
- Version 3.0 (2015.10.2)
フォントの変更、2式の加減のとき変数をそろえる等、⾒やすくなるように改良
- Version 3.1 (2015.12.19)
不具合の解消
- Version 3.5 (2016.6.2)
ヒント表⽰等の仕様変更
- Version 3.6 (2016.7.11)
「スルー」ボタンの追加、アイコンの変更
- Version 3.7 (2018.1.16)
バグの修正、不定、不能の判定を追加
- Version 3.8 (2018.4.17)
分⼦が多項式であるとき、エラーになる不具合を修正
- Version 4.0 (2018.6.13)
⼊⼒された「式」が正しいか正しくないかを判定するプログラムの追加
未知数を「x」「y」に限定、ソフトウェアキーボードの装着
「(」⼊⼒後の「)」の補完、フォームサイズの縮⼩、バグ・不具合の修正
- Version 4.1 (2018.12.15)
フォームレイアウトの変更、「問題シート」の組み込み
「操作説明」をWindows規定のアプリで開くようにした
- Version 4.2 (2020.1.7)
フォームレイアウトの変更、「解き⽅」欄への表⽰形式を変更(分数表記は⾒慣れたた形に)
- Version 4.3 (2023.11.23)
バグの修正、不具合の解消
このアプリが作成した1次方程式を解くコース(おまかせコース)を追加
「おまかせコース」のとき、進行状況(~問中…問)を表示した
操作説明ファイルをpdfからhtmlに変更した