相続関係図マニュアル

2 家族関連の設定


家族構成関連の設定の概略







1. 家族関連の設定へ移動
    家族関連の設定をするには、「当事者目録の設定」ウインドウで、「家族構成へ」ボタンを押します。

   


   すると「当事者目録の設定」ウインドウが閉じて、下図の「家族関連の設定」ウインドウが開きます。
   このウインドウにある「当事者入力へ」ボタンを押せば、何時でも「当事者目録の設定」ウインドウに戻れます。
   もし家族関連の設定中に家族を構成するメンバーが不足していたり性別が誤って登録されている事を発見した時などは
   直ちに戻ってやり直さなければならない場合があります。

   


2.家族の新規登録
  @ 新規登録
    家族関連の設定は、まず家族を新規に登録する所から始まります。
    「新規追加」ボタンを押して夫婦関係を作ります。

   


   すると下図のように「家族の詳細設定」ウインドウが開きます。
   このように家族関連の設定は2つのウインドウからなり、それぞれ別々の役割があります。

   「家族関連の設定」ウインドウでは、詳細設定する家族を選択したり不要になった家族関係を削除したりできます。
   また前述のように「当事者目録の設定」ウインドウに戻ったり、あるいは家系図の作成モードに移る中心的な役割もあります。
   なお「家族関連の設定」ウインドウにあるリスト欄は、家族リストと呼びます。

   「家族の詳細設定」ウインドウでは、文字通り選択されている家族構成の詳細な設定が行え、子供の登録や離婚等の
   直接家系図の流れに影響するような設定をします。
   なお「新規追加」ボタンを押した直後の段階では、下図のように登録未設定の婚姻関係になります。

 


  A 婚姻関係の家族リストへの登録
    「家族の詳細設定」ウインドウにある、二つの「♪0登録未設定」欄は▼マークを押す事で男女別々に当事者目録が
    出るようになっています。ここに夫婦の名前を登録します。
    また相続関係説明図を作る場合で、この例のように夫が死亡していてその相続手続きをする時は「直接の接続選択」欄で
    父系にチェックを入れて下さい。
    妻が死亡していてその相続手続きをする時は「直接の接続選択」欄で母系にチェックを入れて下さい。
    相続手続きに直接関わらないそれ以外の家族の登録の場合や、相続関係説明図を作らない
    ただの家系図の場合では、夫婦どちらの系図の流れを受け継ぐか(父方の祖父・祖母、母方の祖父・祖母から系図を繋ぐ)を
    選択する為の設定になります。一般的には夫の姓を名乗った場合は父系、妻の姓を名乗った場合は母系にチェックをいれます。
    この設定は後から作成された系図を見ながら何時でも変更可能です。

  


   夫婦二人をそれぞれの欄で選択したら「リスト登録」ボタンを押します。

  


   すると夫婦の名前が 「家族関連の設定」ウインドウ内の家族リストに登録されます。
   家族リストに一家族以上が登録されると「作図開始」ボタンが表れて、家系図を作成できるようになります。

  


 
 B 夫婦確定
   夫婦として間違いがないと確認できたら「夫婦確定」ボタンを押します。
   人数が多くなると重複を避ける為に「家族関連の設定」ウインドウには「名前で検索」する機能があるので、
   よく確認してから確定させて下さい。
   また結婚していない男女に子供がいる事例は養子縁組も含めて多々ありますが、そのような男女関係の場合は、
   「家族の詳細設定」ウインドウ上部にある、「非婚姻関係」のチェック欄に必ずチェックを入れて下さい。

  

   「夫婦確定」ボタンを押すと確認ウインドウが開きます。
   一度確定させても、子供がいない場合に限って家族リストから削除できます。

              



   夫婦が確定されると、子供を登録できるようになります。
   また「非婚姻関係」欄にチェックが入ってなければ、離婚も可能になります。
   なお「配偶者を非表示にする」というチェック欄も合わせて表示されますが、これは後々説明する特殊な家系図を
   作成する場合に必要な機能で、今の段階では無視して下さい。

  



3.子供の登録 
    子供に関しては自由に登録や入れ換えや削除が可能です。
    子供関連の設定は全て「家族の詳細設定」ウインドウ上で行います。

  @ 子供の追加
     「子供の追加」ボタンを押して下さい。

  



    すると、「子供の追加」ボタンが「登録決定」ボタンに変化すると共に、子供の選択リストが表れます。
    子供の名前の右横にある「3(女)」の文字は、当事者目録に登録されている当事者ナンバーと性別を表しています。

  


    子供の選択リストから選択して、「登録決定」ボタンを押します。

  


    すると子供の選択リストは消えて、「実の両親が登録されていません」という警告メッセージが出ます。
    実子として登録する場合は「はい」ボタンを押して下さい。
    ちなみにここで「いいえ」を押すと、養子という事になります。また既に実子として登録されていた場合は当然養子になります。

  



    実子の場合も養子の場合も選択した子供が左側の子供欄に登録されます。
    子供の名前の右横にある(女 3)の文字は性別と当事者目録に登録されている当事者ナンバーを表しています。

  


  A 子供の並べ替えや肩書の登録
   @同様に二人目も登録すると序列という問題が出てきます。
   一般には男女の区別で単に長男・長女、生まれた順に第一子、第二子という言い方がありますが、本ソフトでも
   それらを登録する事ができます。
   また系図に表示した場合、その表示順もここで設定できます。

   子供を並べ替えるには、下図で示す3つのボタンで行いますが、この他に縦書き時にはワーネバモードと通常モードで表示順が
   逆にできたり、あるいは「系図表示設定」ウインドウで変更する事も可能です。但しどちらも縦書きの系図全体に効果が及びます。
   その点、下図で示す3つのボタンで表示順を変えた場合は、横書きでも有効で、家族毎に個別に設定できるという利点があります。

  

    作図の際の「系図表示設定」ウインドウで「子供の表示を右順にする」にチェックを入れると、
    縦書き時に上下並べ替えと同じ効果になりますが、両者には下記のような違いがあります。

    

効果があるのは
上下並べ替え 作図の縦横に関係なく、設定した家族のみ
子供の表示を右順にする 作図の時だけ、縦書き指定時で、全ての家族に


   設定するには、まず移動させたい子供、もしくは肩書を付けたい子供を子供欄から選択します。
   すると下図のように「子の肩書」を登録する部分が表示されます。

  


   この状態で上に移動させたい時は「上に移動」ボタンを押します。
   すると下図のように、「子の肩書」を登録する部分が消えると同時に子供の名前が上に一つだけ移動します。

  


   さらに肩書を付けたい時は、もう一度子供の名前をクリックします。
   すると下図のように、「子の肩書」を登録する部分が再び表示されますので、 ▼マークを押して肩書一覧を表示させます。

  

  


      
「第2子長男」と肩書を付ける場合の設定方法
 まず「子の肩書」の設定
 ウインドウ内に第2子を
 選択して表示させます。
 
 次に「第2子」の右横に
 「長男」と書き込みます。
 
 最後に「登録」ボタンを
 押します。
 

   
  すると、「第2子長男」という肩書が子供欄のリストで選択中の子供に付きます。

  


  同様に第1子長女も設定すれば全てのデータの入力は終わりです。