相続関係図マニュアル

当事者リンクの設定と解除


下図の系図を使って、当事者リンクの設定の説明をする事にします。
この例では丁田大助と乙野大助、それに甲野大助が実は同一人物だったという設定です。

  



当事者リンクの設定
当事者リンクを設定する時は、当事者目録の設定ウインドウで常にリンク先になる当事者をリストから選択します。
下図では当事者No;4の甲野大助をリンク先の一人として選択した例です。

  



続いて当事者の個別データ設定ウインドウにある当事者リンク欄にチェックを入れます。
この時もし当事者の個別データ設定ウインドウで設定しようとしている当事者が既にリンク元になっていた場合は、
チェック欄にチェックを入れる事はできません。

  



当事者リンク欄をクリックすると、下図のリンク元になる一覧が出ますので、リンク元に該当する者をクリックします。
下図では当事者No;11の丁田大助をリンク元に選択した例です。

  


当事者の個別データ設定ウインドウの備考1欄にはリンク元に指定した当事者の名前が入ります。この名前を使って
リンク元との関係を備考1欄に書き加えるとよりいっそう判りやすくなります。例えば「丁田大助は幼名」とかです。
この時、前々からあった備考1欄の情報は全て消えてしまいますので、必要なら事前に備考2に移動させておきます。




当事者目録の設定ウインドウに戻ると、情報欄にリンク元の当事者ナンバーが入っているのが判ります。
また前述のように備考1には丁田大助の名前があるのが判ります。

  



またリンク元の情報欄の先頭行には、誰からリンクされているのか、リンク先の当事者ナンバーが表示されます。
但し、ここの表記は当事者ナンバーの数値の小さい方から優先的に出ます。例えばリンク先が2名以上いる
場合は、当事者ナンバーの数値の小さい方が出ているという事です。
なお備考1にはリンク先の当事者の名前が入ります。

  


この時、前々からあった備考1欄の情報は消えずに名前が追加されますので、リンク先が増えると当然下図のように
名前が連なっていきます。下図の例は乙野大助をリンク先として追加した後の状態です。

  



当事者リンクの解除
当事者リンクを解除する時は、当事者目録の設定ウインドウでリンク先を解除する当事者をリストから選択します。
下図では当事者No;4の甲野大助をリンク先から解除する例です。

  


続いて当事者の個別データ設定ウインドウにある当事者リンク欄からチェックを外します。

  


当事者の個別データ設定ウインドウの備考1欄にはリンク元に指定した当事者の名前が入ったままですので、消します。

  


当事者目録の設定ウインドウに戻ると、情報欄にリンク元の当事者ナンバーが消えているのが判ります。

  


またリンク元の情報欄の先頭行には、リンク先が別にいた場合はその者の当事者ナンバーに変更されて表示されます。
但し、ここの表記は当事者ナンバーの数値の小さい方から優先的に出ます。例えば今回のように4番目が消えると
次の7番が出ているという事です。

  

この時、備考1欄の情報は消えずに名前が残ったままですので、修正します。

  


  





当事者リンク時に出るメッセージ
当事者リンクをする場合に注意しなければならない事があります。
1.実の親を持つ当事者がリンク内に二人以上いてはならない。 もし設定しようとしたら以下のメッセージが出てリンクできません。

            





2.既にリンク先になっている当事者を、改めてリンク元にしようとした時は、下図のメッセージが出て自動的にリンク先になっている当事者の
  リンク元にリンクされます
  下図の例は、先程削除した当事者No;4の甲野大助を、当事者No;7の乙野大助をリンク元にして、リンクしようとした場合です。


  

  

  



当事者リンク時の家系図の表示例
当事者リンクの一例として以上の操作をした場合の家系図を以下に示します。
なお子孫フラッグを家族No;2の乙野二郎・二子夫妻の養子である乙野大助にして、名前を当事者リンク元に統一して
リンク前と比較し易いようにしました。