系図の表示
1.系図を表示させる
系図を表示させるには「系図表示設定」ウインドウの下層部にある「作図実行」ボタンを押すだけです。
すると「系図の表示」ウインドウが開いて系図が表示されます。
相続関係説明図を作成する際は、文字の大きさを20以上に設定して、縦書きの場合は多角数字を指定して下さい。
「キャンセル」ボタンを押せば、「系図表示設定」ウインドウと「系図の表示」ウインドウが消えて、
「基準になる家族の設定」「家族別の表示設定」の2つのウインドウは、「家族関連の設定」ウインドウと
「家族の詳細設定」ウインドウになります。
2.系図の操作
@ BMP形式で画像ファイルにする
表示中の家系図は、「系図の表示」ウインドウ上部にある「BMPファイル化」をクリックすると、
BMP形式の画像ファイルとして出力できます。
保存先が深い階層構造であったり、フォルダの名称が長い場合、Windowst側で異常が発生して、
保存はできてもソフト本体が異常終了する場合があります。
そして出力した画像ファイルは適当なCGソフトに読み出して、加工や印刷をする事ができます。
本ソフトで表現しきれなかった部分、例えば配偶者の親の家族とラインで結ぶ等をCGソフトなら
自由に修正できます。
下図はWindows7に搭載されている「ペイント」に読み出したところ。
A 系図のスクロール
系図は全体が表示されなくても、マウスでスクロールバーを操作して移動できます。
直接マウスの左ボタンを押しながら系図画面上をドラッグして移動させることもできます。
またモニター画面に余裕がある時は、ウインドウ自体を広げることで全体が見えるように
なる場合があります。
2.系図を一時的に消す
系図を表示すると、各設定ウインドウが下になって操作しにくい場合があります。
そんな時は、「系図の表示」ウインドウ上部にある「タスクバーへ」をクリックすると、
一時的にタスクバーに収納されて画面上からは見えなくなります。
但し「作図実行」ボタンを押しても処理はされていますが「系図の表示」ウインドウは
タスクバーに収納されたままとなります。
もう一度表示させるにはタスクバー内の「系図の表示」をクリックして下さい。
Windowsのバージョンや設定によって、タスクバーの位置や形は様々です。
3.大きな系図の場合
大きな系図の場合、文字を小さくしてもA4やA3の用紙に入りきらない場合がありますが、そんな時は2枚以上に分けて
印刷すれば良いのです。
お薦めは、貼り合わせの目印になるトンボも印刷してくれる「ズバリ巨大プリント」です。
4.氏名の姓と名の区切りが判らない場合
ただ、カタカナや英文字で綴られていた場合、名と姓の間に区切りがないと読み辛い事になります。
そのような時は「姓と名の間に[・]を付ける」にチェックを入れます。
外国人と結婚していた等の理由で、公的機関の発行する証明書の翻訳文が名・姓の順になっている場合があります。
そのような人の登録は「当事者関連の設定」でも説明したように「当事者の個別データ設定」ウインドウにおいて
「名・姓表示」のチェック欄にチェックを入れる事で系図上でも名・姓の順に氏名が表示されるようになっています。
但し、公的機関に提出する書類の場合、翻訳文の通りでなければならない場合があります。
そのような場合は「姓と名の間に[・]を付ける」にチェックを入れると中点という余計な文字が表示される事になります。
そこで本ソフトは「姓と名の間に[・]を付ける」にチェックが入っていない時、
名と姓の両方ともカタカナ表記か
英文字表記の場合に限って、区切りの意味で空白が間に入るようになっています。
(正確には名の最後の1字と姓の最初の1字が共にカタカナか英文字表記の場合です。)
説明 上記の場合、「レイラヴ甲野」は名がカタカナ表記で姓が漢字表記なので、名と姓の間に空白が入りません。
一方、「リリア ティ 甲野」は、名が「リリア」で姓が「ティ 甲野」なので「姓と名の間に[・]を付ける」に
チェックが入っていない時はリリアとティの間に空白が入ります。(緑の□部分)
またこの例のように「ティ 甲野」のような当事者名の登録時に空白が既に入っているものは、常に空白が入ります。
なおこれらの機能は、姓・名順の時も同じです。
5.相続関係説明図を表示する場合
公的機関等に相続関係説明図を提出する時は系図表示設定で説明したように、「相続関係説明図にする」に
チェックをいれますが、その状態で「作図実行」ボタンを押すと下図のように「相続関係説明図のオプション設定」
ウインドウが出ます。
法務局に相続登記を申請する場合に限り、「被相続人の情報欄を表示する。」と
「戸籍の謄抄本等の還付メッセージ欄を表示する。」にチェックを入れます。
法務局に相続登記を申請しない場合は絶対にチェックを入れてはいけません。