系図のテキスト出力
1.系図をテキスト出力させる
1. 系図をテキスト出力させるには「系図表示設定」ウインドウで
横書きに設定する事で
下層部にある「テキスト化」ボタンが有効になりますから、それを押すだけです。
するとCG版(従来版)の「系図の表示」ウインドウが開いて系図が表示されます。
文字の大きさや行間などは、一時的にテキスト出力に適したように変更されます。
2.保存する
テキストファイルのファイル名を入力する為のウインドウが下図のように開きます。
通常はソフトが起動する時に指定した作業用のフォルダーが表示されますが、もしそのまま同じフォルダを指定
した時は、下図のようにDUMMY_Rというファイルができている事が確認できます。
このファイル上にテキスト出力された時の系図が一時的に作成されていますので、
絶対に消さないで下さい。
3.利用する
そして出力したテキストファイルはワープロソフトやテキストエディターに読み出して、加工や印刷をする事ができます。
本ソフトで表現しきれなかった部分、例えば文字種などは自由に変更できます。
但し、ほとんどの文字種は字詰が起こり綺麗に並びません。
なお一緒に表示されたCG版の家系図を見ながら修正すると良いでしょう。
下図はWindows7に搭載されている「メモ帳」に読み出したところ。
2.テキスト出力時の系図のライン(罫線)の取り扱い
ワープロソフトなどは独自の罫線の入力と表示機能があり、本ソフトのように罫線文字を使ってラインを
表現しない場合があります。
そのような場合は、本ソフトでラインを表現しないほうが良いので、下図のようにラインについては幾つかの
表現方法を用意しました。
@ ラインを表示する
これは次の「3.テキスト印刷に最適なソフトの紹介」で紹介するような罫線文字をラインとして扱えるソフトで利用する
時に指定します。 通常はこの状態になり、CG版とほぼ同じライン表現になります。
A 横ラインのみ表示
多くのワープロソフトやテキストエディターでは縦方向つまり行間が開いています。
印刷時に罫線を繋ぐ機能があれば別ですが、表示と同じ印刷結果になる時は、縦のラインをワープロソフトの
罫線機能により引いた方が良いので、横方向が標準で繋がっていれば、このモードを選択します。
もし横方向も字間が広くて破線状にラインが印刷されるようであれば、別のモードを選択して下さい。
B 主要部分だけ点で表示
ワープロソフトの罫線機能を使ってラインを引く場合に、目安となる点を表示します。
但しその際に点が上書きで消える事が前提です。罫線を引いても点が残る場合は、最後の「ラインは表示しない」
を選択して下さい。なおCG版のラインを見ながら罫線を引くと良いでしょう。
C ラインの交差部分のみ表示
上記Bと同じですが、ラインの方向が判りやすいです。
D ラインは表示しない
罫線が独自仕様になっていて、全く罫線文字が考慮されていないワープロソフトを利用する場合に選択します。
またワープロソフトやテキストエディターで、文字種を変更した事で全体が崩れるような時もこのモードにします。
3.CG版とテキスト出力版の違い
1.下図の「系図表示設定」ウインドウで、赤線で消してある設定箇所はCG版では表現されますが、
テキスト出力版では全て無効になり反映されません。
2.CG版とテキスト出力版の表現の違い
@ 婚姻を示す縦の2本のラインの幅が異なります。
A 離婚を示す×印の位置が異なります。
B 養子縁組を示す2本のラインが1本だけになり、他の子供と区別がつかなくなります。
後からCG版を見て手書きするなりして下さい。
4.テキスト印刷に最適なソフトの紹介
TeraPad
寺尾 進
http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se104390.html
テキストエディターと呼ばれる文字入力に特化したソフトです。
よってワープロのようなCGを張り付ける機能はありませんが、ワープロに比べて動作が軽く、
文字列の編集も複雑な設定に縛られる事なく、易々と行えます。
このTeraPadは、標準で罫線が繋がります。また下図の青い部分で示すように、テキストエディターでは
珍しい矩形選択と貼り付けができます。
WinLPrt
堀田 俊哉
シェアウェア:2,268円(税込)
未登録の状態でも機能制限等はありませんが、試用期間(約 2ヶ月)を過ぎると一切印刷できなくなります。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se090158.html
テキスト用に特化した印刷ソフトです。
テキストに関してはワープロ以上に柔軟な印刷設定が可能ですが、反面CGは扱えないという欠点があります。
罫線接続の設定があるので、本ソフトで出力したテキスト出力版の家系図もラインをそのまま表現できますし、
また下図のように縦書き印刷も可能です。