第1の相続の設定例
もう一度おさらいすると、
第1の相続(被相続人 甲野一郎)の直接の相続人は妻の甲野一子と子である乙野花子で、
第2の相続(被相続人 乙野花子)の直接の相続人は夫の乙野大助と母である甲野一子で、
第3の相続(被相続人 乙野大助)の直接の相続人は両親である乙野二郎と乙野二子になりますから、
従って第1の相続の相続権は妻の甲野一子と、子の夫の両親である乙野二郎と乙野二子にあります。
作図のポイント1
被相続人は、甲野一郎なので、「基準になる家族の設定」ウインドウの家族リストで家族No.1を選択して、
「家族別の表示設定」ウインドウで「直接の接続選択」を父系にしておく必要がある。
作図のポイント2
甲野一郎の直系の子孫は、乙野花子なので、従って家族No.3の「家族別の表示設定」ウインドウで
「直接の接続選択」を母系にする。
作図のポイント3
この例では系図が単純なので、なるべく綺麗にまとめた方が良いので、乙野大助欄は一つにまとめる。
それでは上記のポイントに従って設定します。
@ 練習サンプル内の「数次相続」からサンプルをロード
サンプルをロードしたら、「家族関連の設定」ウインドウの「作図開始」ボタンを押して、家系図の作成モードに移行します。
A 被相続人を甲野一郎にするポイント1
「基準になる家族の設定」ウインドウの「作図時の基準家族No」欄に1を入れてから、家族リストで家族No.1を選択して、
「家族別の表示設定」ウインドウで「直接の接続選択」を父系にします。
「作図時の基準家族No」欄に1を入れるのは、他の家族の設定により家族リストの選択は解除されてしまうからです。
B 家族No.3の「直接の接続選択」を母系にするポイント2
「基準になる家族の設定」ウインドウの家族リストで家族No.3を選択して、「家族別の表示設定」ウインドウで
「直接の接続選択」を母系にします。
↓
C 家族No.3の配偶者を消すポイント3
「基準になる家族の設定」ウインドウの家族リストで家族No.3を選択したままで、「家族別の表示設定」ウインドウで
「配偶者を非表示にする」にチェックを入れて、乙野大助の情報を全て消して、両親の子として残します。
D 消えた夫の称号を付ける
このままでは配偶者がどちらなのか定かではありませんので、夫の称号を付ける事にします。
まず、「基準になる家族の設定」ウインドウの家族リストで家族No.2を選択して、「家族別の表示設定」ウインドウの
子供欄で乙野大助を選ぶと、子の肩書の登録ができるようになります。
肩書に(夫)と書き込んでから、「登録」ボタンを押します。すると子供欄に(夫)の肩書がつきました。
E 系図を表示する
「系図表示設定」ウインドウの「作図実行」ボタンを押す。
完成サンプル内の「数次相続」の「第1の相続」には、説明後の完成データがあります。