当事者目録データにする
他のソフトの個人データをCSV形式のファイルで出力して、当事者目録データとして利用できます。
但し、事前にWindowsに添付されているメモ帳等のテキストエディタを使って、読み込ませたい
CSVデータの中身を確認して下さい。特に性別データに関しては変換パターンが複数あります。
またCSVデータと言っても形式だけを指していて、実際はテキストデータになっているので、
拡張子が「.TXT」になっているものが多いです。
1.CSV形式のデータの読み込み
当事者データ・コンバーター画面で、「CSVデータを当事者目録データにする」にチェックを入れて
実行ボタンを押します。
この際、あらかじめ元々のデータの先頭行(先頭データ)が項目名になっているかどうか確認して、
もし先頭データが項目名になっていたら下図の緑枠の通り「CSVデータの先頭データは項目名」に
チェックを入れます。
すると下図のファイル選択画面になりますので、変換したいファイルを選択して
開くボタンを押して下さい。
2.各種の設定
データを読み込むと、下図の設定画面になります。
読み込まれたCSVデータの最初のデータは項目名だったので、画面左下の「CSVデータの項目」リストにはその項目名が
列挙されています。
もし最初のデータが項目名でなかった時は、直接最初のデータが列挙されます。そのなかに空白データが存在していた
時は「空白」と表示され、何のデータか判らないので、事前にCSVデータの中身を確認しておく必要があります。
@データの確認作業
「CSVデータの項目」リストを見て、画面左上のチェック欄から同じ意味になる所にチェックを入れていきます。
上記の例では、下図のようになります。
A性別の表記の選択
読み込まれたデータに性別のデータが含まれていた時は、その表記を指定します。
例えば「男・女」という漢字一文字で表していたり、男性なら半角のMで、女なら半角のFで表すものもあります。
なお「男ならYes」と「女ならYes」というのは、論理型と呼ばれるデータ形式で、チェックの有無で男性か女性かを
判断しているようなデータに対して設定します。
また読み込まれた性別データがどのタイプにも該当しないようなら「該当無し」を選んで下さい。
ただ該当しないようなデータになっていても、少しCSVデータに手を加えるだけで該当する場合があります。
例えば元々の男女の区別部分のデータが次のような場合です。
例 男性 → ,Man, 女性 → ,Female, の場合
メモ帳等のテキストエディタで元のCSVファイルを読み込んでから「置き換え」で
,Man, を ,男, にしてから続いて ,Female, を ,女, に一括置き換えする。
変換のポイントは、ManやFemaleの前後にある , , を変換対象に含む事。
無論、変換後の単語にも男や女の前後に , , を忘れずに付ける事。
例 男性 → ,M, 女性 → ,W, の場合
メモ帳等のテキストエディタで元のCSVファイルを読み込んでから「置き換え」で
,M, を ,男, にしてから続いて ,W, を ,女, に一括置き換えする。
この場合
,M, は変換しないで ,W, を ,F, に一括置き換えするという手もある。
B姓の登録
当事者目録データでは姓と名は別々のデータとして存在しています。しかし一般的な住所録では単に氏名とか
名前として一つのデータになっている場合が多々あります。
そこで変換前に姓の登録をしておくと、変換時に字詰めした上で照合して、もし登録データと一致した時は
姓のデータとして分離します。
もし氏名データと一致する姓が無い場合は、その氏名データは名データとして登録され、姓データは空白
状態で家系図・相続関係説明図作成ソフト上では表示されます。(家系図・相続関係説明図作成ソフトは、
名データだけでも正常に家系図が作成できます)
この場合は後から手作業で姓の部分を姓欄に移動させます。
登録の際の注意事項
照合は登録順に行われますので、例えば「長谷川」さんと「長谷」さんが同時に含まれていた場合、
先に「長谷」さんを登録すると、「長谷川」は「長谷」と「川」+名になってしまいます。
文字数の多いものから登録するようにしましょう。
3.当事者目録の項目へ登録する
@登録チャートの表示
各種の設定が全て終わったら「チャート実行」ボタンを押して、当事者目録の項目へ移動するデータを確定します。
ただ確定と言っても実際は当事者目録データ側の読込み状態が確定されるだけで、CSVデータ側の項目の選択に
一切制限はありません。よって間違った項目を選択して当事者目録データ側に移動させても変換されてしまいますし、
移動する項目に過不足が出ていても変換ソフトには判りませんので、エラーが出て処理が中断してしまいますから
十分注意して登録を行って下さい。
「チャート実行」ボタンを押すと、登録チャートが表示されると同時に、項目の移動をする為の「→」ボタンと「←」ボタン、
それに「変換実行」ボタンが有効になります。
なお一度有効になったボタンも、設定のチェックを一つでも変えると無効になります。
再び有効にするには「チャート実行」ボタンを押して下さい。
ACSVデータの項目から当事者目録の項目へ移動
移動は登録チャートに表示された項目の順に行わなければなりません。
移動はCSVデータの項目から選択して、「→」ボタンを押します。
B移動させた項目の確認
登録チャート順に該当項目の全部を移動させたら、もう一度登録チャートの順に並んでいるか確認します。
4.変換する
「変換実行」ボタンを押すと、当事者目録を作成する場所の指定をして、作業は終了です。
5.作成された当事者目録データの読込み
家系図・相続関係説明図作成ソフトに作成したデータを読み込む方法は、「保存したデータのロード」を参照して下さい。
なおこの段階では家族構成データがありません。
また氏名の姓と名の表記順を記した「姓名順.TXT」ファイルは作成されません。
よって全員の氏名の表記は姓・名順になります。ロード後、必要に応じて名・姓順にして下さい。