JDCS(Detect Character Sets with Java)バージョン2.20 ヘルプ


簡単操作
ファイルの取り込み/コード判定
出力タイプ設定
出力先の設定
変換開始


※このヘルプは春色バージョンで作成してあります。他の季節では色の違いはありますが操作性に変わりはありません。
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目 次

 1.ファイルの取り込み/コード判定

  1―1.入力タイプ/出力タイプ

  1―2.抽出条件

  1―3.パス・タイプ

  1―4.ファイル選択

  1―5.中止/ログの表示

  1―6.取り込み終了

  1―7.コード判定のやり直し


 
2.コード変換

  2―1.出力タイプ

  2―2.改行編集

  2―3.行ごとの設定

  2―4.UTF8-MAC 1文字変換

  2―5.出力先の設定

  2―6.変換開始

  2―7.中止/ログの表示

  2―8.確認



 3.JDCSの環境/アンインストール





1.ファイルの取り込み/コード判定


 初めに右側の「参照」ボタンで「
1―4.ファイル選択」を行います①。下のテーブル領域にエクスプローラなどからマウスでドラッグして選択することもできます②。

「判定」「変換」「実行」ボタン③は「1―7.コード判定のやり直し」「2―6.変換開始」により操作します。

 必要ならば、ファイルの取り込みの前に、以下に示す「入力タイプ」④、「抽出条件」⑤を指定します。






1―1.入力タイプ/出力タイプ



「入力タイプ」はコード判定やコード変換を行う入力ファイルのコード・タイプを選択します①。コード・タイプを選択後、更新する行を選択してから「更新」ボタン②をクリックすると選択された行の「入力タイプ」が更新されます。

 入力タイプは自動で判定されますが、決定できない場合、候補にこの入力タイプがあればそれが採られます。必要なければ初期値の "不明" に設定しておきます。

「出力タイプ」はコード変換時での出力ファイルのコード・タイプを選択します。ユニコードについては、BOMの有無を指定することもできます。詳細は「
2―1.出力タイプ」を参照して下さい。


 入力タイプ 出力タイプ




1―2.抽出条件



「抽出条件」はファイル・タイプにより対象ファイルの抽出を行います。必要ならば「抽出条件」にチェックを入れて①有効になる「含む」「除く」のどちらかを選択します②。それらの右にある「編集」ボタンで③ファイル・タイプ編集ダイアログを開いて④ファイル・タイプを編集します。






ファイル・タイプの編集/追加
 このファイル・タイプ編集ダイアログで、ファイル・タイプを直接編集するか①、下段の「テキスト」「バイナリー」からファイル・タイプを選択して②有効になる「追加」ボタンをクリック③します。ここで追加/編集したファイル・タイプに同じものが複数あっても、更新時に一つにまとめられて並び替えが行われます

編集内容の更新
 編集が済んだら④、「確認」ボタンで編集内容を更新⑤してダイアログを閉じます。

ツール・チップ・テキストでの確認
 編集した内容は、改めて編集ダイアログを開かなくても、「抽出条件」の右にある「含む」「除く」ラジオ・ボタン又は「編集」ボタンのツール・チップ・テキストで確認できます⑥。


 ファイル・タイプの編集/追加 編集内容の更新 ツール・チップ・テキストでの確認




「テキスト」「バイナリー」ファイル・タイプの編集
 編集ダイアログでは、「編集」ボタン①で「テキスト」「バイナリー」のファイル・タイプを適した内容に編集することができます②。編集が済んだら、もう一度「編集」ボタンを押して編集を終了します③。編集した内容はファイル・タイプの編集と同じように「確認」ボタンで更新されます④。


 「テキスト」「バイナリー」ファイル・タイプの編集




1―3.パス・タイプ



「パス・タイプ」は入出力ファイル・パスのコード・タイプを選択します。通常は必要ありませんが、環境によっては実際のファイル・パスのコード・タイプと異なっている場合があり、ファイル名が日本語であると入出力ファイルのオープン・エラーが発生してしまいます。そのような場合は、このコード・タイプを正いものに換えます







1―4.ファイル選択



 右側の「参照」ボタンでファイルを選択①するか、下のテーブル領域にエクスプローラなどからマウスでドラッグ②して、ファイルを選択します。

 ファイルを選択すると、自動的に取り込みが始まり、コード判定が行われます。







 ここで「ファイル入力オープン・エラー」のログが出力され①、その原因がファイル・パスのコード・タイプの不一致ならば、「
1―3.パス・タイプ」の設定②を行って下さい







1―5.中止/ログの表示



 長い処理は「中止」ボタンで止めることができます①。このボタンは取り込み前は「実行」の無効表示になっています。取り込みが終わると「実行」ボタンに戻り有効になります。

 コード判定、コード変換の実行中には下段にログが表示されます②。 右下のトグル・ボタン「V(冗長)」「W(ワーニング)」「E(エラー)」で表示するログの種類を選択できます③。ログは出力量に制限があり、目安は2000~3000件程度です。ログを保存するには「保存」ボタンで名前を付けて保存します④。必要ならば「ログ・タイプ」でログ・ファイルを適切な文字タイプに設定します⑤。ログが不要になったら「クリア」ボタンでクリアします⑥。ただしJDCSを終了するとログはなくなります。






1―6.取り込み終了



 ファイルの取り込みが終わると、コード判定の一覧が表示されます。「入力更新時刻」「入力サイズ」「判定タイプ」「判定改行」の4項目①が取り込みによって表示されます。「すべて選択」ですべての行が選択され、「リストから削除」で選択された行が削除されます③。ログには判定結果の「入力」「除外」「成功」「警告」「エラー」の件数が表示されます④。「除外」は同じファイルの取り込みを複数回行なうとカウントされます。








「出力先」を「共通」にしてファイルを取り込んだ場合、出力先が同じパスのファイルがあると「重複」欄に重複したファイル数が表示され①、ログに警告メッセージが表示されます②。この状態で変換を行なうと上書きの確認ダイアログが表示されます。詳細は「
2―5.出力先の設定」を参照して下さい。








1―7.コード判定のやり直し



 下図のように、1―1で示した「入力タイプ」①を変えて、有効になっている右の「更新」ボタン②で選択された行の入力タイプが変更されます。入力タイプは欄上で直接変える③こともできます。「判定」トグル・ボタン④を選択して「実行」ボタン⑤をクリックすれば選択された行の判定のやり直しができます


 「入力タイプ」の変更  行ごとの「入力タイプ」の設定  コード判定のやり直し





2.コード変換


 コード変換の前に「出力タイプ」「改行編集」「出力先」を指定します。「出力タイプ」はコード変換後のファイルのコード・タイプを選択します①。「改行編集」は改行コードの種類を変えたい場合や、混在する改行コードの種類を一つに揃える時に指定します②。「Mac1文字」は日本語 UTF8-MAC コードを1文字に変換する時に指定します③。「出力先」は入力ファイルの下に出力ディレクトリーを生成するものと、出力先を一つのディレクトリーにまとめるものがあります④。







2―1.出力タイプ


「出力タイプ」はコード変換時のコード・タイプを選択します①。ユニコードについては、BOMの有無を指定することもできます。コード・タイプを選択後②、更新する行を選択③してから「更新」ボタンをクリックすると④、選択された行の「出力タイプ」が更新されます⑤。


 「出力タイプ」の設定 「出力タイプ」の更新




2―2.改行編集


「改行編集」にチェックを入れ①、LF(ライン・フィード)、CR(キャリッジ・リターン)、CR/LFの何れかを選択します②。更新する行を選択③してから「更新」ボタンをクリックすると④、選択された行の「出力改行」が更新されます⑤。


 「出力改行」の設定 「出力改行」の更新






2―3.行ごとの設定


「入力タイプ」①、「出力タイプ」②、「出力改行」③は各行ごとに設定することができます。ただし、「出力改行」は2―2で説明した、上段にある「改行編集」にチェックを入れなければ有効になりません④。


 「入力タイプ」の設定 「出力タイプ」の設定 「出力改行」の設定




2―4.UTF8-MAC 1文字変換


「Mac 1文字」にチェックを入れて日本語 UTF8-MAC を1文字に変換することができます。ただし、他のタイプ設定や行編集のようなファイルごとの設定はできません


 「UTF8-MAC 1文字変換」の設定




2―5.出力先の設定


「出力先」の初期値は「直下」①である入力ファイルの下に出力ディレクトリー dest② を生成します。名前は自由に変えることができます。

「共通」③を選択して出力ファイルを一ヵ所にまとめることもできます。左側の「参照」ボタンで出力先ディレクトリーを選択します④。ボタンの左にある入力フィールドにエクスプローラなどからマウスでドラッグして選択することもできます⑤。初期値は
JDCSの環境ディレクトリー下の dest です。

「共通」を選択して出力先が同じパスのファイルがあった場合、出力時に上書きの確認ダイアログが表示されます。事前に「確認」⑥のチェックを外して実行すると確認ダイアログが表示されなくなります。この時、自動的に上書きするには、あらかじめ「確認」のチェックを外した時に有効になる「上書」⑦にチェックを入れておき、上書きしたくない場合は「上書」のチェックを外します。

「階層」⑧にチェックを入れておくと、「入力パス」に表示されるパスがディレクトリーから始まっている場合は、その階層が反映されて出力されます。この場合も「確認」「上書」のチェックは上記と同じように扱います。


 「直下」ディレクトリーの設定 「共通」ディレクトリーの設定




2―6.変換開始


「変換」トグル・ボタンを選択①してから「実行」ボタンをクリック②して変換を開始します。すると選択された行のファイルが変換されます。すべて変換する場合は「すべて選択」ボタンですべてのファイルを選択③してから変換を実行します。







2―7.中止/ログの表示


 長い処理は「中止」ボタンで止めることができます①。このボタンは取り込みが終わると「実行」ボタンに戻ります。

 コード変換の実行中には下段にログが表示されます②。 取り込み以外の判定や、変換時には右側にプログレス・バーが表示されます③。右下のトグル・ボタン「V(冗長)」「W(ワーニング)」「E(エラー)」で表示するログの種類を選択できます④。ログは出力量に制限があり、目安は2000~3000件程度です。ログを保存するには「保存」ボタンで名前を付けて保存します⑤。必要ならば「ログ・タイプ」でログ・ファイルを適切な文字タイプに設定します⑥。ログが不要になったら「クリア」ボタンでクリアします⑦。ただしJDCSを終了するとログはなくなります。







2―8.確認


 変換が終わると「出力更新時刻」「出力サイズ」が表示されます①。ここでは「判定タイプ」UTF-8 から「出力タイプ」EUC に変換されて②、全角は3バイトから2バイトになるので、サイズはおおよそ2/3になっています③。








3.JDCSの環境/アンインストール


 JDCSはユーザーのホーム・ディレクトリーの下に以下の環境を構築します。JDCSはこれら以外のファイル等の資源は生成しません。JDCSのアンインストールは、この先頭ディレクトリー jdcs を削除するだけです。


    JDCSホーム・ディレクトリー
        C:\Users\<ユーザー名>\jdcs

    JDCSプロパティ-・ファイル
        C:\Users\<ユーザー名>\jdcs\.properties

    JDCS初期出力先共通ディレクトリー
        C:\Users\<ユーザー名>\jdcs\dest

    JDCSヘルプ・データ生成ディレクトリー
        C:\Users\<ユーザー名>\jdcs\help














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