郵便番号と住所の住所録診断ツール マニュアル
■ 本アプリケーションは、住所録の誤りチェックを行う際の判断材料を提供するための支援ツール(フリーソフト)です。 ■ 本アプリケーションをご利用いただくには、お客様がお使いの既存の住所録を、CSV形式の住所録ファイル(以降CSVファイルと記述)としてエクスポート(出力)または作成して頂ける事が前提となります。また、そのCSVファイル内には郵便番号データと住所データが含まれている必要があります。 ■ 本アプリケーションでは、エクスポートまたは作成して頂いたCSVファイルを使って、アドレスチェックを行います。チェック方法としては、CSVファイル内の郵便番号データを住所変換(一括)し、既存の住所と比較をして住所録の内容に誤りがあるか否かの判断材料にして頂くという形です。よって、チェック対象は郵便番号と住所のみとなります。また、本アプリケーション内のプログラムに よって表示された結果は、あくまでも判断材料であって、最終的な判断はお客様自身で行って頂く事になります。 ■ 本アプリケーションは、既存の住所から郵便番号を検索する機能を搭載していないため、必要な場合にはアプリケーション内の「ヘルプ」メニューから「7桁郵便番号検索ツール」をダウンロードしてご利用ください(無料)。
サポート期間内のMicrosoft® Windows®が動作するIBM® PC/AT互換機およびインターネット常時接続環境
本アプリケーションは無料で配布していますが、著作権については、作者本人が保持していますのでご了承ください。 © 2024 ASAWA Kōichi 万が一、本アプリケーションを使用して生じた損害については、責任を負いかねますので個人の責任でご使用ください。
インストールは、解凍した「郵便番号と住所の住所録診断ツール」フォルダを任意の場所に保存してください。 アンインストールを行う場合は、解凍・保存した「郵便番号と住所の住所録診断ツール」フォルダをそのまま削除してください。レジストリは使用していません。
既存の住所録をCSV形式として、エクスポートまたは作成をしてください。オフィスソフトや年賀状作成ソフトなどを使用して住所録管理をしている場合は、それぞれのソフトウエアの説明書を参照してください。
CSVファイルの準備ができましたら、次は本ソフトウエアにCSVファイルの内容を取り込みます。取り込み方法は、以下の2通りです。 ① メインフォーム内の「CSVファイルのパス」の入力欄に、直接ファイルのフルパスを入力する(図1の①を参照)。 ② メインフォーム内の「ファイル」メニューから「新規作成」を選択するか「...」ボタンを押下して、「CSVファイルの参照」ダイアログを開き、CSVファイルを選択する(図1の②を参照)。
取り込んだCSVファイルの先頭行に列名が設定されている場合には、メインフォーム内の「先頭行に列名が入ったCSVファイルを使用する」のチェックボックスにチェックを入れてください(図2を参照)。 尚、ここでの設定を誤ると、最終的な処理結果に影響し、正しく表示されないため注意が必要です。
チェック処理、または結果表示の際に使用する列を設定します(図3を参照)。 「名前」および「名前(2)」は、レコードを識別するために用いますが、設定するか否かは任意です。 「郵便番号」は、チェック処理を行うための基本的な対象データになりますので、設定は必須です。また、「郵便番号」を設定しなければチェック処理に移ることができません。 「住所」~「住所(4)」には、都道府県名、市区町村名および町域名が入った列を設定します。設定するか否かは任意ですが、通常は住所の照合チェックに使用するため、前述した列を設定してください。また設定を省略する場合には、後述のオプション設定と組み合わせてご利用いただくと、適切な結果を表示させる事が可能です。
前述した設定がすべて完了しましたら、次はチェック処理に進みます。チェック処理を行う場合は、「作業」メニューから「続行」を選択していただくか、ツールバーの「 尚、設定した内容をすべてリセットする場合には、[作業]メニューから「リセット」を選択していただくか、ツールバーの「×」ボタンを押下していただく事で初期状態に戻せます(図4の②を参照)。
チェック処理が完了すると、「処理結果」フォームが表示され(図5を参照)、フォーム内の「結果表示」テーブルには、CSVファイルの内容に加えて、「変換後住所」列および「診断結果」列が付加されます。 「変換後住所」列には、チェックプログラムが、既存の郵便番号データを参照し、データベース(「日本郵便」配布の郵便番号データファイル)を使って住所検索を行った際の内容が格納されます。 「診断結果」列には、前述の住所検索を行った際の診断結果に加え、チェックプログラムが既存の住所データと変換後住所データの照合を行った際の診断結果が格納されます。尚、住所照合は「都道府県名」・「市区町村名」・「町域名」の順番で行っています。
以下は、「変換後住所」の詳細です。 「?」…既存の郵便番号データが、データベース内に存在しないため、住所への変換ができなかった。 「~≪町域名の特定不可≫」…データベースの仕様で、町域名が登録されていなかった。
以下は、「診断結果」の詳細です。 「OK!」…住所検索および住所照合で共に異常なし。 「一部を除きOK!」…町域名の照合を除いては、異常なし。 「住所変換エラー!」…前述の「?」に対しての診断結果。 「住所アンマッチ!」…「都道府県名」・「市区町村名」・「町域名」のいずれかの照合で、不一致箇所あり。
必要に応じて、「結果表示」の内容をデスクトップ上に出力する事が可能です。出力ファイル名は、通常「住所録診断エクスポート ファイル.csv」です。また、出力内容を診断結果ごと、または診断結果の組み合わせで出力することも可能です(図6を参照)。
「オプション」フォームを表示するには、メインフォームの「作業」メニューから「オプション」を選択してください。 必要に応じて、住所の照合を以下の3通り(図7を参照)で設定する事が可能で、初期設定では、「すべての照合を行う」に設定されています。また、設定を変更した場合は、アプリケーション終了後も設定内容を保持していますので、アプリケーションを次回ご利用いただく際には、注意が必要です。 尚、「すべての照合を行う」に設定されている場合、都道府県名を省略している住所データに対しては、「住所アンマッチ!」が表示されますので、ご了承ください。
本アプリケーションをご利用いただくには、CSVファイルの書式が「RFC4180(CSVファイルの一般的書式)」に準拠している必要があります。以下に、「RFC4180」の概要を示します。
● ファイルは1つ以上のレコードからなる。 ● レコードは改行で区切る。最終レコードに関しては改行があってもなくてもよい。 ● レコードはファイル全体を通して1つ以上の同じ数のフィールドからなる。 ● フィールドはカンマで区切る。しかし、最後のフィールドに関してはカンマで区切らない。 ● フィールドにカンマ、ダブルクォーテーションおよび改行が含まれている場合は、そのフィールドをダブルクォーテーションで囲む。 ● フィールドに含まれるダブルクォーテーションはエスケープ(2重化)する。
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