『らくらくバックアップ!ツール』

使用説明書2024年改訂版)

 

 

 

 

目次

 

『らくらくバックアップ!ツール』のご使用にあたって. 3

本アプリケーションの概要.. 3

動作環境.. 3

利用規約.. 3

インストールとアンインストール.. 3

基本操作に関する使用説明.. 4

バックアップ元の設定について.. 4

バックアップ先の設定について.. 4

登録と削除について.. 5

登録後の本アプリケーションの動作について.. 5

通知領域(タスクトレイ)アイコンについて.. 6

基本バックアップ処理について.. 6

≪注意事項≫.. 7

拡張機能に関する使用説明.. 8

バックアップログについて.. 8

ログファイルの削除について.. 8

一括バックアップ処理について.. 8

一括ミラーリング処理について.. 8

機能設定について.. 9

『らくらくバックアップ!ツール』のご使用にあたって

 

 

◆ 本アプリケーションの概要

 

本アプリケーションは、ユーザが指定したファイルやフォルダに対しての常駐監視型の自動バックアップソフトです。指定のファイルやフォルダに更新等が発生すると指定のバックアップ先へ自動的にコピーを行います。デフォルトの設定では、パソコンの起動と同時に本アプリケーションを自動的に起動し、一括バックアップ処理後に監視を開始します。

バックアップ元およびバックアップ先を設定して登録まで行ってしまえば、後はアプリケーション任せなので大事なファイルやフォルダをとても簡単に安心して管理することができます。

 

 

◆ 動作環境

 

サポート期間中のWindows®が動作するパーソナルコンピュータおよびインターネット常時接続環境。

 

 

◆ 利用規約

 

本アプリケーションは無料で配布していますが、著作権については作者本人が保持していますのでご了承ください。 © 2013 ASAWA Kōichi

万が一、本アプリケーションを使用して生じた損害については、責任を負いかねますのでご本人の責任でご使用ください。

 

 

◆ インストールとアンインストール

 

◎ インストール

ダウンロード後のアーカイブファイルを解凍し、その際に作られた「らくらくバックアップ!ツール」フォルダを任意の場所に保存してください(レジストリは使用していません)。

尚、本アプリケーションの実行可能ファイルは、「EasilyBackup.exe」です。

 

◎ アンインストール

メインメニューの「拡張機能」から「機能設定」を選択して「機能設定」ウィンドウを開いてください。次に「機能設定」ウィンドウ上の「本アプリケーションをスタートアップに登録する」のチェックをはずし、「OK」ボタンでウィンドウを閉じてください。

尚、「機能設定」メニューがグレーアウトの状態、あるいは「機能設定」ウィンドウ上の「本アプリケーションをスタートアップに登録する」のチェックが既にはずれている場合、上記の作業は必要ありません。

後は本アプリケーションを終了し、解凍・保存した「らくらくバックアップ!ツール」フォルダをそのまま削除していただくだけです。

基本操作に関する使用説明

 

 

図1 メインウィンドウ

 

 

◆ バックアップ元の設定について

 

◎ バックアップ対象ファイルの選択

ラジオボタンのチェックが入った状態から、バックアップを行いたいファイルのフルパスを『図1の@』に直接入力するか、または「参照」ボタンから「ファイルの参照」ダイアログを使って入力します。

 

◎ バックアップ対象フォルダの選択

ラジオボタンのチェックが入った状態から、バックアップを行いたいフォルダのフルパスを『図1のA』に直接入力するか、または「参照」ボタンから「フォルダの参照」ダイアログを使って入力します。

尚、バックアップ対象フォルダは、システムドライブ(通常はCドライブ)以外のルートフォルダを設定することも可能ですが、バックアップ処理は設定したフォルダ内のすべてのファイルやフォルダがコピー対象となるため、できる限り必要最低限のフォルダを設定していただくことをお奨めします。

 

 

◆ バックアップ先の設定について

 

バックアップ元のコピーを格納するバックアップフォルダの保存場所(フルパス)を、『図1のB』に直接入力するか、または「参照」ボタンから「フォルダの参照」ダイアログを使って入力します。『図1のB』に入力したフルパスは、新規入力があるまではその内容を保持します(デフォルト設定)。

実際のバックアップ元のコピーは、『図1のB』で設定したフルパスの直下に「らくらくバックアップ!」という名前のバックアップフォルダを作り、その中に保存する仕組みになっています。

また、『図1のA』でルートフォルダを設定した場合、バックアップフォルダ内に「〜ドライブ内のバックアップ」という名前でフォルダを作ります。

 

 

【例】

『図1のA』でF:\を設定した場合、「らくらくバックアップ!」フォルダ内に「Fドライブ内のバックアップ」という名前のフォルダを作り、その中にFドライブ内のすべてのファイルやフォルダをコピーします。

 

 

◆ 登録と削除について

 

バックアップ元およびバックアップ先の設定が完了すると、『図1』の「登録」ボタンが押下可能状態に切り替わります。「登録」ボタンを押下すると、設定内容を本アプリケーション内部に登録して『図1』の「リスト」ボタンが押下可能状態に切り替わります。「リスト」ボタンを押下すると、登録データの確認や削除が可能な「リスト」ウィンドウを開きます。「リスト」ウィンドウ上の「ファイルリスト」および「フォルダリスト」は、リスト単位(全データ)またはレコード単位(選択データ)で登録データを削除することができます(『図2』を参照)。

 

 

図2 「リスト」ウィンドウ

 

 

◆ 登録後の本アプリケーションの動作について

 

登録後のデフォルト設定での動作は、登録直後にメインウィンドウを閉じた場合、新規登録分のバックアップ処理(後述の「◎ 新規登録分のバックアップ処理」を参照)を行った後、登録したすべてのファイルやフォルダを監視するように設計してあります。

また、パソコンの起動時の場合では、本アプリケーションを自動的に起動し(メインウィンドウは開きません)、一括バックアップ処理(後述の「◎ 監視前の一括バックアップ処理」を参照)を行った後、登録したすべてのファイルやフォルダを監視するように設計してあります。

 

 

◆ 通知領域(タスクトレイ)アイコンについて

 

メインウィンドウが閉じた状態、または他のウィンドウの下に隠れている状態のときに本アプリケーションの通知領域アイコンをクリックすると、メインウィンドウを最前面に表示させることができます。

また、右クリックからのポップアップメニューでは、メインウィンドウを開いたり本アプリケーションを終了させたりすることができます。

 

 

◆ 基本バックアップ処理について

 

基本バックアップ処理は3パターン存在します。詳細は以下のとおりです。

 

◎ 新規登録分のバックアップ処理

ファイルやフォルダを登録した直後にメインウィンドウを閉じると、新規登録分のみのバックアップ処理を行うことができます(まとめて複数登録分に対応)。

 

◎ 監視前の一括バックアップ処理

本アプリケーションの起動時に登録したすべてのファイルやフォルダのバックアップ処理を行います。ただし、監視機能が有効の場合に限ります。

 

◎ 自動バックアップ処理

監視中に登録したファイルやフォルダが更新されると、そのファイルやフォルダのバックアップ処理を自動的に開始します。

尚、メインウィンドウを開いている状態のときは監視プログラムが停止しているため、ファイルやフォルダの更新が発生しても即座にバックアップ処理を行うことができません。このような場合には、一度メインウィンドウを閉じることで自動バックアップ処理を開始することができます(監視機能が有効の場合)。

≪注意事項≫

 

基本的に本アプリケーションは、内蔵ハードディスク等の固定記憶媒体内のファイルやフォルダを、バックアップを目的とした安全な場所にコピーすることを前提に設計してあります。例えば、リムーバブルメディア(USBメモリ等の取り外し可能な記憶媒体)をバックアップ元あるいはバックアップ先に設定する場合、バックアップ先で様々な問題が発生する可能性が考えられますので、設定には十分注意が必要です。できる限り、変動のない固定した場所から場所へバックアップ処理できる環境を整えていただくことをお奨めします。

 

ファイルおよびフォルダの登録には、以下の条件を満たしていることが前提となります。もし、『図1』の「登録」ボタンが押下可能状態にならない場合は、以下の条件を満たしていない可能性があります。

 

1.  バックアップ対象ファイルまたはバックアップ対象フォルダが存在すること

2.  バックアップ対象フォルダが、システムドライブ(通常はCドライブ)またはそのルートパスでないこと

3.  バックアップ対象フォルダに「Temp」フォルダが含まれていないこと

4.  バックアップフォルダ(「らくらくバックアップ!」フォルダのこと)の保存場所が存在すること

5.  バックアップフォルダの保存場所が、登録作業中のバックアップ対象フォルダ内でないこと

6.  バックアップフォルダの保存場所が、リスト内のバックアップ元フォルダ内でないこと

7.  バックアップフォルダの保存場所が、リスト内のバックアップ先フォルダ内でないこと

8.  重複登録でないこと

9.  バックアップ元とバックアップ先が同一でないこと

 

拡張機能に関する使用説明

 

 

◆ バックアップログについて

 

本アプリケーションでは、バックアップ処理を行うごとにその内容をログファイルに記録していきます。ログファイルには、バックアップ処理1件につき「記録日時」、「処理名」、「バックアップ元」、「バックアップ先」、「結果」を記録します。最新の記録内容はログファイル内の最上部に記述するようになっており、下に行くほど過去にさかのぼっていきます。ログファイル内の記録件数は、最大で100件に設計してあるため、それを超えた場合には古いものから自動的に削除していきます。

尚、ログファイルの内容を参照するには、メインメニューの「拡張機能」から「バックアップログの表示」を選択してください。

 

 

◆ ログファイルの削除について

 

本アプリケーションは、何らかのバックアップ処理が行われると、Windows®が標準装備する「Temp」フォルダ内に「らくらくバックアップ!.log」という名前でログファイルを作成します。

ログファイルを削除する場合は、メインメニューの「拡張機能」から「ログファイルの削除」を選択してください。

 

 

◆ 一括バックアップ処理について

 

例えば、誤ってバックアップ先のファイルやフォルダを削除してしまった等、バックアップの必要性が生じた際に手動でバックアップ処理を行うことができます。ただし、バックアップ処理は登録済みのすべてのファイルやフォルダに対して行うため、登録数や容量等によっては時間がかかる場合があります。一度処理を開始してしまうと、本アプリケーションから処理を中止することができなくなるため注意が必要です。

尚、一括バックアップ処理を行うには、メインメニューの「拡張機能」から「一括バックアップ処理の実行」を選択してください。

 

 

◆ 一括ミラーリング処理について

 

基本的な用途は一括バックアップ処理と同じです。一括バックアップ処理との違いは、一括バックアップ処理の場合、バックアップ元フォルダを上書きコピーするだけなので、バックアップ元で不必要になったファイルやフォルダがバックアップ先で残ってしまう場合があります。一括ミラーリング処理では、一度バックアップ先フォルダを削除してからコピーを行うため、バックアップ元フォルダの内容とバックアップ先フォルダの内容をまったく同じ状態にすることができます。必要に応じて使い分けてご利用ください。

尚、一括ミラーリング処理を行うには、メインメニューの「拡張機能」から「一括ミラーリング処理の実行」を選択してください。

 

 

◆ 機能設定について

 

 

図3 「機能設定」ウィンドウ

 

 

機能設定では、以下の事柄について設定を変更することができます(『図3』を参照)。

 

1.  登録したファイルやフォルダを監視する

2.  本アプリケーションをスタートアップに登録する(監視を行う場合のみ設定可能)

3.  最終登録時のバックアップフォルダの保存場所を保持する

※ デフォルト: すべて有効

 

機能設定を行うには、メインメニューの「拡張機能」から「機能設定」を選択し、「機能設定」ウィンドウ上の現在の設定を変更してください。

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作者: 浅輪 功一

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