鋼鉄結合

ユーザーズマニュアル

プログラム概要

フォルダ内にある同じ書式で作られたエクセルのデータ一つにまとめ、CSV形式で出力することが可能なプログラムです。同じ書式であれば、シート間のデータ結合やファイル間のデータ結合が可能です。

フォルダ内の一括結合は、ワイルドカードを使用することで、対象外のファイルとの選別が可能です。また特定のセルの値を条件にした選別も行えるので、ブック内に異なる書式が混在していても、ある程度の精度で選別して結合することが可能です。

 

オープンソースのデータベース【SQLite】を使用しています。データベースを直接編集したい場合は、フリーソフトpopSQLをお使いください。

 

サンプルファイルを使った説明1

〇複数シートのデータ結合

実行ファイルと同じフォルダ内に「サンプルデータその1」と「サンプルデータその2」の二つフォルダがあります。「サンプルデータその1」フォルダの中にある「複数シートのサンプル.xls」を開いてください。

   

2020年度と2021年度の二つのシートが存在します。この二つのシートは同じ書式で作られています。これを一つに結合させます。その際、何年度のデータかがわかるように、シート名で新たに列を作ることができます。実際に結合させると次のようになります。

 

二つのシートのデータを結合させたので、科目名に同じ項目が二つ存在していますが、末尾の列に「シート名」という列名が追加され、どのシートの値なのかがわかるように結合することが可能です。


実際の手順

 

鋼鉄結合を起動します。

今回使用するサンプルデータは、ヘッダー部分にあたる部分は4行目のA列からです。

 

データ部分は5行目からです。

 
   

メニューのヘッダー設定で、「先頭ファイルでヘッダーを取得」を選択します。列番号は、1A列、2がB列、3がC列という仕組みです。

今回のヘッダーはA列からはじまり、4行目なので、ヘッダー開始番号を1、ヘッダー行番号を4に設定します

   同様に、データはA列5行目からなので、「データ設定」項目をデータ開始列番号1、データ開始行番号5を設定します。
データ開始列番号はヘッダー列と連動していますので、ユーザが設定することはできません。
   その他の設定として、「データを初期化して取り込む」、「全シートに処理を適用」、「最終列に次の値をデータとして追加」、「シート名」にチェックをいれます。
結合すると、どのシートのデータだったのかが、わからなくなってしまうため、最終列にシート名を追加します。単にすべてのデータの合計を求めたい場合等は、この項目の設定は不要です。

アイコン が含まれている画像

自動的に生成された説明
設定が終了したら、「ファイルの取り込み」を押し、実行ファイルと同一フォルダ内にある「サンプルデータその1」フォルダを選択します。

取込が完了したら「データ表示ボタン」で中身を確認してください。