演算子

演算子には算術演算子、関係演算子、および論理演算子の3種があります。

算術演算子

算術演算子を下に示します。
《算術演算子》《演算内容》《優先順位》《例》
累乗演算X^3,X^Y
乗  算A*3,A*B
除  算A/12,A/B(ただし、B≠0)
- マイナス符号-X
加  算A+B
減  算B-B A-B
整数除算10¥3
MOD剰余演算32.8 MOD 7.25(結果は整数の割算の余りで、33÷7=4余り5になります。)
(MODを書く場合には、MODの前後にスペースをあけて下さい。)
優先順位が等しい場合は、左から順に演算されます。
演算を( )で囲むと、括弧中の演算が先に実行されます。

関係演算子

関係演算子はIF文などの条件式において、2つの数値や文字列を比較するのに用います。結果は真のとき-1、
偽のとき0で得られます。
下に関係演算子を示します。(IF~THEN・・・ELSE文参照)
《関係演算子》《関係演算》《例》
=    両辺が等しい。         X=Y      
<>,><両辺が等しくない。       X<>Y,X><Y
<    左辺が右辺より小さい。     X<Y      
>    左辺が右辺より大きい。     X>Y      
<=,=<左辺が右辺より小さいか等しい。 X<=Y,X=<Y
>=,=>左辺が右辺より大きいか等しい。 X>=Y,X=>Y

文字列の比較

数値の比較と同様に、文字列も関係演算子を用いて比較することができます。
比較する文字列の短い方の長さだけ、最初から1文字づつ比較して行き、1ヶ所でも違っているときには、そのキャラクタコードの
大きい方の文字列が大きいと判断され、最後まで同じだった場合には、長さが長い方が大きいと判断され、長さも同じの場合のみ
等しいと判断されます。キャラクタコードについてはキャラクタコード表を参照してください。
ヌルストリング(””)はどの文字列よりも小さいと判断されます。
(例)
   ””    < ”A”
   ”AAA” > ”AA”
   ”AB ” > ”AB”
   ”ABC” = ”ABC”

論理演算子

論理演算子はいくつかの条件を判断するときに使い、論理演算をして、ビットごとに0か1を与えます。
また、関係演算子を2つ以上つなぐことができます。下に論理演算子を示します。

論理演算子論理演算真理値表
NOT 否定(not) X Y|X NOT Y
1 1|   0   
1 0|   1   
0 1|   0   
0 0|   1   
AND 論理積(and) X Y|X AND Y
1 1|   1   
1 0|   0   
0 1|   0   
0 0|   0   
OR 論理和
(inclusive or)
X Y|X  OR  Y
1 1|   1   
1 0|   1   
0 1|   1   
0 0|   0   
XOR 排他的論理和
(exclusive or) 
X Y|X XOR Y
1 1|   0   
1 0|   1   
0 1|   1   
0 0|   0   

注)論理演算子を書く場合には、論理演算子の前後にスペースをあけて下さい。
  論理演算子NOTを書く場合にも、左にダミーの値(数値/変数/関数/式など)が必要です。