特殊関数

 関数名 機  能備 考
POS画面のカーソルの水平位置を与えます。
POINT画面の点(ドットのカラーコード)を与えます。フルカラー対応
STICKジョイスティックまたはテンキー・矢印キーからの入力値を与えます。矢印キーにも対応
STRIGジョイスティックのトリガーボタンまたはキーボードのスペースキーなどの状態を与えます。4ボタンに対応
MOUSEマウスカーソルの位置や、マウスボタンの押下状態を返します。仕様簡略化/NewX1も対応
EOFシーケンシャルファイルの終了を検出します。
KANJI$Unicodeに対応した漢字パターンデータが、この関数の値になります。Unicodeに対応
FN関数名と引数を与えて、関数ルーチンのコールを行います。
RGBr(赤)、g(緑)、b(青)の各階調からカラーコードを与えます。新規追加 
SOVERLAP指定した2スプライト間の重複ドット数を与えます。新規追加 
BRESTバックグラウンドで演奏しているサウンドの残り時間を与えます。新規追加 



(説明の形式)

[機能] 各コマンド・ステートメント・関数の働きを簡潔に記述します。
[書式] 各コマンド・ステートメント・関数の書き方の一般形を示します。
[ ]の中は任意に省略できます。
[解説] 各コマンド・ステートメント・関数の実際の使用方法、働き、注意事項を詳しく述べています。

POS

[機能] 画面のカーソルの水平位置を与えます。
[書式] POS
[解説] 画面上の現在のカーソルの水平位置の値が、この関数の値になります。

POINT

[機能] 画面の点(ドットのカラーコード)を与えます。
[書式] POINT(x,y)
x,y:グラフィック画面上の座標
[解説] 画面上の1ドットのカラーコードを与えます。カラーコードについてはPALET文を参照してください。

STICK

[機能] ジョイスティックまたはテンキー・矢印キーからの入力値を与えます。
[書式] STICK(x)
x:0,1,2
  0:テンキー
  1:ジョイスティック1
  2:ジョイスティック2
[解説] ジョイスティックまたはキーボードのテンキー・矢印キーから入力された値が、この関数の値になります。
ジョイスティックに接続している場合には、スティックを倒す方向によって、1~9(5を除く)の値が
入力されます。
キーボード上のテンキーおよび矢印キーからも1~9(5を除く)の値が入力され、
ほかのキーが押されたときには、0が入力されます。
STICK(1)またはSTICK(2)を実行する場合、添付のjoystick.dllを
Javaのインストールされているフォルダ(C:\Program Files\Java\jre7\binなど)にコピーして下さい。
※コピーされていない場合、「Can't use joystick」エラーが表示されます。
ジョイスティックを接続していない状態で、STICK(1)またはSTICK(2)を実行すると、
処理が遅延することがありますので注意して下さい。

STRIG

[機能] ジョイスティックのトリガーボタンまたはキーボードのスペースキーなどの状態を与えます。
[書式] STRIG(x)
x:0,1,2
  0:キーボードのスペースキー、Zキー、Xキー、Cキー、Vキー
  1:ジョイスティック1のボタン(4ボタンに対応)
  2:ジョイスティック2のボタン(4ボタンに対応)
[解説] ジョイスティックのボタン1またはキーボード上のスペースキーまたはZキーが押されているときには1が
ジョイスティックのボタン2またはキーボード上のXキーが押されているときには2が
ジョイスティックのボタン3またはキーボード上のCキーが押されているときには4が
ジョイスティックのボタン4またはキーボード上のVキーが押されているときには8が
上記のいずれも押されていないときには0が、この関数の値になります。
複数のボタンまたはキーが同時に押されているときは、それぞれを合計した値が、この関数の値になります。
STRIG(1)またはSTRIG(2)を実行する場合、添付のjoystick.dllを
Javaのインストールされているフォルダ(C:\Program Files\Java\jre7\binなど)にコピーして下さい。
※コピーされていない場合、「Can't use joystick」エラーが表示されます。
ジョイスティックを接続していない状態で、STRIG(1)またはSTRIG(2)を実行すると、
処理が遅延することがありますので注意して下さい。

MOUSE

[機能] マウスカーソルの位置や、マウスボタンの押下状態を返します。
[書式] MOUSE(n)
n:0~2の整数
[解説] MOUSE関数は、マウスの各種の状態を返す関数です。
nの値によって、マウスに関する次の値を取得できます。
MOUSE(0)
 マウスカーソルの現在のx座標(横方向の座標)を返します。
MOUSE(1)
 マウスカーソルの現在のy座標(縦方向の座標)を返します。
MOUSE(2)
 マウスの左右ボタンの押下状態を返します。
  0:マウスのボタンは押されていない
  1:マウスの左ボタンが押されている
  2:マウスの右ボタンが押されている
  3:マウスの左ボタンと右ボタンの両方が押されている

EOF

[機能] シーケンシャルファイルの終了を検出します。
[書式] EOF(ファイル番号)
ファイル番号:OPENで指定したファイル番号。
[解説] ファイル番号で指定したファイルからデータを読み込んだときに、
ファイルの最後のデータであれば真の値-1が、
ファイルの最後のデータでなければ偽の値0が、
この関数の値になります。

KANJI$

[機能] Unicodeに対応した漢字パターンデータが、この関数の値になります。
[書式] KANJI$(x)
x:漢字コード。0~65535の整数。
[解説] Unicodeに対応した漢字パターン(縦16、横16ドットのサイズ)のコードが、この関数の値になります。
KANJI$は、PATTERN文と一緒に使います。

FN

[機能] 関数名と引数を与えて、関数ルーチンのコールを行います。
[書式] FN関数名[(x1[,x2]・・・)]
x1:ユーザーの定義する関数名。文字型でもよい。
x2:DEFFNで定義した関数の引数。
[解説] DEF FN参照。

RGB new!

[機能] r(赤)、g(緑)、b(青)の各階調からカラーコードを与えます。
[書式] RGB(r,g,b)
r:赤の階調 0~255
g:緑の階調 0~255
b:青の階調 0~255
[解説] r(赤)、g(緑)、b(青)の成分を0~255で選び、カラーコードを与えます。この関数によって得られる
カラーコードは、-16777216から-1までの値になります。この値をグラフィックステートメントの
カラーパレットに設定することができます。

SOVERLAP new!

[機能] 指定した2スプライト間の重複ドット数を与えます。
[書式] SOVERLAP(pl1,pl2)
pl1,pl2:比較するスプライトのプレーン番号(0~255)。
[解説] 指定した2スプライト間の重複ドット数を与えます。
この関数により、2スプライト間の当たり判定を得ることができます。
SLOADでスプライトのパターン原画が読み込まれていないと、Sprite image not openのエラーが、
DEF SPRITEでスプライトのパターン画像が定義されていないと、Sprite pattern not setのエラーが、
指定されたプレーン番号のスプライトが存在しないと、Sprite is nothingのエラーが出ます。

BREST new!

[機能] バックグラウンドで演奏しているサウンドの残り時間を与えます。
[書式] BREST(ch)
ch:残り時間を取得するチャンネル番号(0~9)。
[解説] BGMコマンドによって演奏されているサウンドについて、引数で指定したチャンネル番号の残り時間を与えます。
この値が0の場合、そのチャンネルでの演奏は完了したことを表します。


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