− 四面楚歌2説明書 −
このたびはSLG「四面楚歌2」をダウンロードして頂き、ありがとうございます。
ゲームのプレイ中、分からないことがありましたら、この説明書をご参照下さい。
ゲームをプレイするとき、この説明書も一緒に開いておくと便利です。
(800×600以上、文字サイズ中、IE4.0 以上またはNN4.0 以上を推奨)
(C) 2001,3 Written by
J.S.BUFFER
https://yakuentei.jp/game/bwv/
目次
1.プロローグ
2.操作方法について
3.ゲームの始め方
4.タイトル画面
5.セーブデータの確認画面
6.ステージ選択画面
7.戦闘画面
8.レベルアップ
9.技・魔法変更
10.主人公キャラクターについて
1.プロローグ
西暦20XX年。
異空間からやってきた謎のロボットによる侵略が、地球防衛組織「BuTS(バッツ)」 と平和戦隊「アースシールド」によって鎮圧されてから半年が過ぎた。 世界は徐々に復興しつつあり、電気などもだいぶ復旧してきた。 だが、ある日、アメリカ大陸の奥地に巨大な真っ黒い穴が出現した。 その穴からは、数々の不気味な生物や、機械などのモンスターが飛び出してきて、 世界中の人々を襲い始めた。そして今、これら全てのモンスターを統括していると言われる 「魔王」の手による地球の支配が始まった。人々は、恐怖におののき、なすすべもなかった。 モンスターの戦闘能力は半端なものではなく、軍隊やBuTSの力を持ってしてさえ どうにもならなかった。これから一体何が起ころうとしているのだろう…。 それは、この物語に記されている。
(この物語はフィクションであり、実際の出来事とは一切関係ありません。尚、 「静岡県茨郡葉緑町」、「空中浮遊島キルド」の2つの地名については、架 空のものであり、現実には存在しません。また、グリニッジ天文台について も、現代には存在しませんが、西暦20XX年に建てなおされたコンピュー タ制御の天文台という設定になっています)
2.操作方法について
四面楚歌2では、ゲーム中の必要な操作は全てマウスで行います
(ただし、フルスクリーンモードの場合は、ウィンドウの右上の「×」ボタンがないため、 ゲームを終了するときにはキーボードの左上にある [ESC] キーを押します)
。
・マウスの
左ボタン
は、画面を次の画面に進めるときや、画面上のボタンを クリックするとき、メッセージを送るときなどの「決定」する用途に使います。
・マウスの
右ボタン
は、戦闘中に移動や攻撃をしたくないときなどの、 「キャンセル」する用途に使います。
3.ゲームの始め方
Simen2.exeをダブルクリックして、四面楚歌2を起動すると、 「Now Loading...」の表示が出て、しばらく経ったあとに、左図のような ウィンドウが表示されます。
「起動モード」
の2つのボタンには、以下の意味があります。
「ウィンドウモード」
は、他のアプリケーションソフトと同じように、 ウィンドウが表示され、その中がゲームの画面となるモードです。
「フルスクリーンモード」
は、ゲームソフトによくあるように、 画面いっぱいにゲームの画面が表示されるモードです。
フルスクリーンモードの方が、ウィンドウモードよりも画面が大きくなるので、 ゲームをプレイするときに、画面上のグラフィックや文字などがはっきりして見やすくなりますが、 ゲームのプレイ中、説明書を参照しにくいなどの不便な点があります。 基本的には、どちらかお好きな方を選んでクリックしていただいて構いません (作者個人的には、フルスクリーンモードで プレイして頂けたら嬉しいのですが<笑)。
「オプション」
では、ゲームの設定を自分好みに変更することができます。
一番上は、ゲームスピードを変更するオプションです。
「標準」「2倍」「4倍」「最大」
の中から選べます。 四面楚歌2をプレイしていて、「重い」とか、「遅い」などと感じた人は、 このゲームスピードを上げてみて下さい。 でも、初めての方は「標準」でプレイして下さい。
真ん中の、
「メッセージを区切らない」
というのは、 ゲーム中のイベントなどで表示される会話文のメッセージの、句読点などで メッセージが区切られてしまう部分を無くし、メッセージの表示速度を 上げるためのオプションです。メッセージの区切りの部分で、いちいち クリックして次のメッセージを表示するのが面倒な人は、ここをクリックして チェックを入れてみて下さい。ただ、重要なヒントや説明などをを見落としてしまう 可能性もあるので、初めての方はチェックをしない方がよろしいでしょう。
一番下の、
「技のエフェクトを省略する」
というのは、 戦闘中に表示される技のエフェクト(アニメーション)を省略するためのオプションです。 レベル上げに専念したいなどで、技のアニメーションを省略して 少しでもスピードアップをしたいという方は、ここをクリックしてチェックを 入れて下さい。ただし、敵がどんな技を使ってきたのかが分からないという 副作用(?)もありますので、初めてプレイする方は、ここのチェックしないで下さい。
注意:Windows 98/NT/Me では特に問題はありませんが、Windows95/2000 の場合、 フルスクリーンモードにしたときに不具合が発生する可能性があります。 もし、エラーメッセージが出たり、色がおかしくなってしまった場合には、 ウィンドウモードで実行して下さい。
また、画面の設定で、色数が256色になっている場合も、色化けを起こしてしまう可能性が ありますので、16ビット(65536色)以上でプレイするようにして下さい。
4.タイトル画面
ウィンドウモードかフルスクリーンモードかを選んでクリックして、 しばらく経つと、「四面楚歌2」の文字がアニメーションしながら画面に表示され、 上のようなタイトル画面になります。
タイトル画面で、何もしないまま放っておくと、下の方から、星などが出現し、 ゆっくりと上に向かっていくアニメーションが表示されます。 クリックすると、セーブデータの確認画面に移ります。
5.セーブデータの確認画面
セーブデータの確認画面では、前回セーブされた時点での セーブデータの内容を確認することができます。 内容を確認したのち、クリックして、ステージ選択画面に移ります。
初めてプレイされるときには、上図のように、「EMPTY」と表示されます。
クリックすると、
「プロローグ画面」
が表示されたのち、 ステージ選択画面に移り、メッセージボックスが出現し、ちょっとした説明が表示されます。 尚、プロローグ画面は、クリックでスキップできます。
セーブについては、
「ステージ終了時」「レベルアップ終了時」「技・魔法変更終了時」
のタイミングに、自動的に行われますので、それほど気を使うことはありません。
同じフォルダ内の、"SaveData.dat"というファイルに書き込まれますので、 最初からプレイし直したいときは、"SaveData.dat"を削除してしまって下さい。
尚、チェックサム(セーブデータの中身が正しいかどうかをチェックするためのデータ) を組み込んであるため、セーブデータを不正に改造することはできません (もし改造した場合、そのデータは使えなくなってしまいます)。
6.ステージ選択画面
ステージを選択する画面です。上の画面を見て分かる通り、 まだクリアーしていないのステージのアイコン上には黄色い▼印が点滅し、既にクリアーした ステージのアイコン上には赤い×印が点滅します。 アイコンの下に表示されている文字は、そのステージの名称(地名)を指します。
「ST」
と書かれている白いアイコンは、普通のステージです。 ストーリー的にはあまり関係のないステージですが、 ゲームを進める上では、いろいろなモンスターとの戦い方を覚えたり、 キャラクターをレベルアップしたりなどにおいて重要なステージでもあります。
「BS」
と書かれている紫色のアイコンは、ボスステージです。 ストーリーに関係する、非常に重要なステージです。 基本的には、普通ステージよりも難易度が高くなっていて、 このステージをクリアーすることによって、章が変わり、次のワールド(マップ)へ 進むことができるようになります。
「ADD」
と書かれている、白と緑が混ざったアイコンは、追加ステージです。 ストーリーとは全く関係のないステージです。 上の画面には存在しませんが、序章と、本編クリアー後に現れる おまけの章に存在します。
画面の右下には、メニューボタンが表示されています。 メニューボタンの上には、現在の「章」と、ゲームを開始してからの 累計プレイ時間が表示されます。 使用できるものは白で、使用できないものは灰色で文字が表示されます。
他のワールドを行き来するときには
「前のワールド」「次のワールド」
ボタンを使って行います。上の画面の、第1章の舞台となる第2ワールドでは、 日本地図が表示されますが、各ワールドごとに表示される地図が異なります。
ステージをクリアーすると、
「キャパシティ」
という経験値を得ることができます。 このキャパシティを使って、
「レベルアップ」
メニューで、 各キャラクターの様々なステータスに、一定量のキャパシティを割り当てて レベルアップ(カスタマイズ)を行うことができます。
「技・魔法変更」
では、それぞれの主人公キャラクターの、戦闘中に使用する 技の入れ替えを行います。全部で30個の技と魔法があります。 キャラクターによって使える技と使えない技があり、 使える技の中から4つを選んで、戦闘に臨むことができます。
レベルアップと、技・魔法変更は、四面楚歌シリーズのゲームの醍醐味でもあるので、 賢く利用すれば、ゲームをより楽しくプレイすることができます。
尚、各ステージは、1回クリアーしてしまった後でも、もう一度プレイすることができるので、 キャパシティ稼ぎに利用することができます。 どうしても、次のステージがクリアーできないなどのときには、 一旦クリアーしてしまったステージに戻って、キャパシティを稼いで キャラクターをレベルアップして、再び挑戦するという手があります。
ステージのアイコン上にマウスポインタを持っていくと、 右のような、ステージの説明が表示されます。
「難易度」
というのは、実際のそのステージの難易度ではなく、 どれだけ敵が強いのかを示しているものです。 この難易度が高いステージほど、レベルの高いモンスターと戦うことになるので、 難易度の低いステージから順番にプレイすることをお勧めします。 ボスステージが、そのワールドの中で、最も難易度が高く設定されています。 当然ながら、難易度の高い(強い敵がいる)ステージほど、 ステージをクリアーしたときにもらえるキャパシティが多くなります。 普通ステージをプレイしないで、そのままボスステージに直行して、 ボスを倒してしまえば、次の章に進むことができてしまいますが、 原則的には難易度の低い方から順番にやっていきます。
緑で表示されているのが
「ステージ名(地名)」
で、 白で表示されているのが
「説明文」
となっています。
ステージの説明が表示された状態で、ステージのアイコンをクリックすると、 そのステージの中に入ることができ、戦闘が開始されます。
7.戦闘画面
ステージを選択すると、会話などのイベントがあったあと、次のような画面に 変わります。下の画面は、「広島市郊外」のステージのものです。
見て分かる通り、左側が、戦闘の舞台となるマップで、 右側には味方ユニットのステータスや、ボタンなどが表示されます。 ほとんどのステージには、マップが1個しかありませんが、 ボスステージなどでは、2個以上のマップで構成されているステージがあります (2個以上マップがある場合、敵を全滅することによって、次のマップに進みます)。
四面楚歌シリーズは、
非スクロール型のシミュレーションRPG
なので、マップの全てが画面上に見えているため、 敵がどこにいるのか、味方がどこにいるのかをすぐに把握することができます。
また、ターン制ではなく、
時間制
を採用しています。 アークザラットのような、敵・味方共に決まった順番に行動するというようなシステムに、 「時間」という要素が加わったものだと思って下さい。 ファイナルファンタジーのようなアクティブ・タイム・バトルとは違い、
戦闘はリアルタイム形式ではないので、攻撃などのコマンドを選択するときは時間が停止します。
各キャラクターに
「AT」
(Action Time)というステータスが定められて、 ATが1ずつ増加していき、その数値が、右側に表示されている最大値に達した順(溜まった順) に行動していくようなシステムで、行動が終了すると、再びゼロにリセットされます。
つまり、このATの最大値が小さいほど、素早く行動できることを意味します。
上の画面を見て分かるとおり、ATステータスの下に、 現在ATの溜まっている割合を示すゲージが表示されますので、 現在どれだけ溜まっているかを把握するのに便利です。
また、ステータスが表示されている下の、TIMEというのは、 特定のイベントが発生するまでの時間が表示されます。 表示が
「∞(無限大)」
のときには、時間によるイベントは発生しません。
時間によるイベントの例には、例えば、「あと10秒で敵の増援が来る」 というような場合、TIMEのところに、「10.0秒」と表示されます。
1ATあたり0.1秒として換算されるので、10秒の場合は、 100ATに相当します。そして、このTIMEが減っていき、0.0秒 になった時点で、イベントが発生します。
敵ユニットのATゲージが充填すると、思考が素早く行われ、 勝手に行動して、すぐに行動が終了します (敵の思考レベルはあまり高いものではないので、敵の頭が悪いと感じる方も いるかもしれません<笑)。
味方ユニットのATゲージが充填すると、上の画面のように、 ATゲージが緑から黄色に変化し、現在行動中であることを示す灰色の正方形のカーソルが そのキャラクターのステータス表示部に表示されます。 そして、移動できる範囲が紫色で表示されます。
また、四面楚歌シリーズには、
「地上型」
と
「空中型」
のユニットが存在します。 空中型ユニットは、ほとんどの障害物を越えて移動することができるので、 地上型ユニットに比べて、移動時に有利になります。
現在、マウスポインタのあるマス(
セル
とも言う)に、上の画面のように、 白い正方形のポインタが表示されます。紫色の範囲の中で、移動したい場所を選んで クリックすると、その位置にキャラクターが移動します。 移動したくない、または移動できない場合は、自分のいる位置をクリックするか、 右クリックします。 また、紫色の範囲の中でも、味方ユニットが存在する場所には移動できません。 上の画面のように、移動できる場所には、ポインタの中に、半透明の白い正方形が表示されますが、 移動できない場所には、ポインタの中が完全に透明になります。
また、味方ユニットや、敵ユニットの上ににポインタを持っていくと、左図のような形式で、 画面の右上に、そのユニットのステータスが詳細に表示されます。 左上に表示されている文字が、そのキャラクター(ユニット)の名前で、 その下に表示されるグラフィックが、 そのユニットのグラフィック(下向きの状態)です。
「HP」
というのは、他のゲームでもおなじみの、そのユニットの耐久力を示します。 敵から攻撃されることによって減らされたり(ダメージを受けるともいう)、 味方の使う回復技などでHPの回復を行ったりします。この値がゼロになると、 そのユニットは戦闘不能となります。
基本的には、敵を全滅すれば味方の勝利となりますし、 味方が全滅してしまえばゲームオーバーとなります。
左側が現在の値で、右側が最大値となっています。
「EP」
というのは、他のゲームでいうところのMPに相当します。 攻撃や回復を行う技や魔法を使うことによって、EPが消費され、EPが足りなくなってくると その技は使用不能になります。尚、EPを消費しない技もあります。 左側が現在の値で、右側が最大値となっています。
「AT」
というのは、先ほど説明した通り、キャラクターが行動するまでに かかる時間で、左側が現在の値で、右側が最大値です。 その右側には、充填度を視覚的に確認するためのATゲージが表示されます。
「攻撃」
というのは、そのユニットの持つ攻撃力のことで、 この値が高ければ高いほど、技を使ったときに 相手に与えることのできるダメージが大きくなります。
「法術」
というのは、そのユニットの持つ魔力(魔法に関する知識)のことで、 この値が高ければ高いほど、魔法(属性名に「魔法」という文字が含まれている技)を 使ったときに、相手に与えることのできるダメージが大きくなります。
「LV」
というのは、そのユニットのレベル(基本的な強さ)のことで、 この値が高ければ高いほど、そのキャラクターが強いということを示します。 相手より自分の方がレベルが高ければ、通常よりも相手に与えることのできるダメージは増加し、 受けるダメージが減少します。逆に、自分より相手の方がレベルが高ければ、 通常よりも相手に与えることのできるダメージは減少し、受けるダメージが増加します。 増加/減少する量は、相手と自分とのレベルの差に比例します。
「移動」
というのは、そのユニットが、一回の移動につき、最大何マスまで 移動できるかを示します。3であれば最大3マス移動でき、4なら最大4マス移動できます。 この値を見て、敵から攻撃されない位置に移動するなどの戦略を考えることができるので、 このパラメータをうまく利用すれば、戦いを有利に進めることができます。
移動後は、上の画面のように、技の選択と、攻撃するユニットの選択を行います。 移動し直したいときは
「戻る」
を、技を使いたくない、または使えないときには
「何もしない」
をクリックします。右クリックは「何もしない」と動作が同じです。
移動直後は、使用する技が一番上のもの(この画面では「攻撃」になります)が選択 されています。使用した技が、一番上以外のものなら、右の4つの技の中から 使いたい技を選んでクリックします。
技名の右側の[ ]内の数値は、その技を使ったときに消費するEPです。 また、現在のEPが、消費EPよりも少ない(要はEPが足りない)場合は、 その技を使うことはできません。 EPが足りなくて使うことができない場合は、技名が
赤色
で表示されます。
技を選んだら、アークザラットのような感じで、 攻撃技なら攻撃する相手(または中心の場所)を、 回復技なら回復する相手(または中心の場所)を選んでクリックします。 紫の部分が射程範囲で、白の部分が攻撃の有効範囲となっています。 移動するときと同じような要領で、攻撃または回復の対象となるユニットには、 分かりやすいように、白の半透明の正方形がマークされます。
「アースブレーカー」
は、射程距離が3マスで、攻撃の有効範囲が2マスなので、 ちょうど上の画面のようになります。 半透明の正方形が3体にマークされているので、この場合、一度に3体に対して 攻撃ができることを意味します。
アースブレーカーは複数の敵に対して攻撃できますが、 単体にしか攻撃できない技(有効範囲が0マスの技)の方が、数が多いです。 そのような技を使う場合には、攻撃する相手を直接選択しなければなりません。
また、一度選択した技を、もう一度クリックすると、画面の中央よりやや下側に、 上のような技の説明が書かれたメッセージボックスが表示されます。 見て分かるとおり、一番上に、技の名前と消費EPが表示され、 その下に、技の説明が表示されます。説明を閉じるには、もう一度クリックします。
「属性」
というのは、その技の持つ属性で、 全部で
「回復」「物理」「意識」「想力」「閃力」「気魔法」「天魔法」「地魔法」
の8つの属性が存在します。回復属性の技には、ヒールなどが あり、HPを回復できる属性です。
回復する量は、対象の最大HPの4分の3となっています。
先ほども触れましたが、後ろに「魔法」という言葉のつく属性(気、天、地)は、 ダメージの大きさが各ユニットの
「法術」
パラメータによって決まり、それ以外の 4属性は各ユニットの
「攻撃」
パラメータによって決まります。
尚、ユニットによっては、弱点の属性や、抵抗力のある属性があります。 例えば、ビーストという敵モンスターは、気魔法に対して弱く、天魔法に対して 強いという性質を持っています。気魔法を使ってダメージを与えるときは ダメージが2倍になり、逆に天魔法を使ってダメージを与えるときは、ダメージが半分になります。
また、弱点の属性でダメージを与えると画面が白くフラッシュし、 抵抗力の属性でダメージを与えると画面が黒くフラッシュします。 これは、どの敵が、どんな属性に対して弱点や抵抗があるのかを 視覚的に分かりやすく確認できるシステムです。
「攻撃力」
は、その技の持つ基礎攻撃力で、この値が大きければ大きいほど、 敵1体あたりに与えることのできるダメージが大きくなります。回復属性の技は 全てゼロに設定されています。
「射程距離」
は、先ほどの説明にもあったように、その技が 何マス先まで射程が可能かを示します。 射程が0マスの場合は、対象が自分のみになります(例:回復属性の「コンセントレイト」)。 また、射程距離が全体(無限射程)となっている技も存在します(例:意識属性の「波動弾」)。 この値が大きければ大きいほど、より遠くにいる敵を攻撃することができます。
「有効範囲」
も、先ほどの説明にあったように、 その技を使ったとき、どのくらいの広さにいる敵を一度に攻撃できるかを示します。 有効範囲が0マスの場合は単体攻撃技になり、1マス以上であれば複数攻撃技となります。 1であれば中心から1マス、2であれば中心から2マス、3であれば中心から3マスという ようになっています。つまり、この値が大きければ大きいほど、よりたくさんの 敵を攻撃できることを意味します。
攻撃先(または回復先)を選んでクリックすると、技の使用効果(動画)が表示されたあと、 左の2つのような数字がユニット上に飛び出します。 白い数字は「ダメージ」という意味で、水色の数字は「回復」を意味します。 その数字の分だけ、現在HPが増加/減少します。
攻撃/回復が終わると、行動したキャラクターの現在ATはゼロにリセットされ、 次の行動がまわってくるまで待機することになります。 また、ステータスのところでも説明しましたが、HPがゼロになるとそのユニットは戦闘不能 となり、マップ上から消えてしまいます。
戦闘不能というのは、あくまでも戦えない状態(瀕死または重体)のことを意味しているだけで、 完全な死亡を意味するステータスではありませんので、あるステージで、味方キャラクターのうち 1人が戦闘不能となってしまっても、次のステージをプレイするときにはちゃんと復活しています。
敵からダメージを受けていくと、HPが減っていき、 右図のように、途中でステータスの色が変化することがあります。 現在HPが、最大HPの2分の1以下になると、注意を意味する「黄色」に変わり、 最大HPが4分の1以下になると、警告を意味する「赤」に変わります。
HPの表示が赤になってしまったら、絶対に、「ヒール」などの回復技を使って すぐにHPを回復するようにして下さい。 黄色の状態は、まだまだ大丈夫かもしれませんが、 一応回復をしておいた方が安全です。
敵を全滅するなどして、ステージをクリアーした場合は、上のような メッセージが表示されます。ステージによっては、キャパシティがもらえないステージも ありますが、ほとんどのステージではキャパシティを得ることができます。
キャパシティは、ステージ選択画面のところで説明したように、 キャラクターのレベルアップを行うために必要なものです。
このメッセージが表示された後、バックグラウンドで自動的にセーブが行われ、 ステージ選択画面に戻るので、「レベルアップ」や「技・魔法変更」で キャラクターの強化とカスタマイズを行います。
8.レベルアップ
ステージ選択画面で、「レベルアップ」メニューをクリックすると、 次のような画面に切り替わります。
画面の左下には、現在残っているキャパシティが表示されています。 画面上にも説明が出ているので、分かるとは思いますが、 各ステータスの、水色で表示されている文字の左側が、そのステータスのレベルを1つ 上げるために必要なキャパシティで、右側は、レベルを1つ 上げたときに、ステータスに対してどれだけ変化(補正)を加えるかが記されています。
変化(補正)値自体は、レベルが上がっていっても変化はしませんが、 レベルを1つ上げるために必要なキャパシティ量は、レベルが上がるごとに 増えていくので注意して下さい。
キャパシティの残量を計算しながら、 どのキャラクターの、どのステータスをレベルアップするのかを 自分で考え、
「レベルアップ」
ボタンをクリックして下さい。 各ステータスの意味は、戦闘のところで説明した通りです。 主人公キャラクターの5人には、それぞれ使うことのできる技が異なったり、 ステータスの高い、低いに個性があるので、その個性を考えながら レベルアップしましょう。 たとえば、魔法をメインに使わせたいのならば、「法術」パラメータを優先的に上げ、 「攻撃」パラメータのレベル上げは後回しにしてしまうなどです。 レベルアップが終わったら、画面右下の
「OK」
をクリックして、 ステージ選択画面に戻ります(この時、セーブも自動的に行われます)。
尚、各ステータスの右側の( )内は、そのステータスの現在のレベルで、 レベルは各ステータス最大50までアップします。
9.技・魔法変更
ステージ選択画面で、「技・魔法変更」メニューをクリックすると、 次のような画面に切り替わります。
画面上部には、主人公キャラクター達が、現在装着している技(魔法)の名前と、 消費EPが表示されています。 上の一覧の中から、他の技と入れ替えたい キャラクターの技を選択して、下の一覧の中から、装着したいものを 選んでクリックすると、技を変更することができます。
技・魔法一覧表は、左から、技の名称、消費EP、属性、攻撃力、 射程距離、有効範囲の順番に並んでいます。
各項目の意味については、戦闘のところで説明した通りです。
赤
で表示されている技は、
「キャラクターのEPが、消費EPの4倍以上でないと装着不能」
という条件に当てはまっているので、EPのステータスレベルを上げていけば、 将来的には全て使用可能になります。
灰色
で表示されている技は、そのキャラクターには使うことのできない技です。
技を選ぶとき、EP消費の高い強力な技ばかりを選択してしまうと、 戦闘の途中でEP切れになってしまい、ピンチになってしまうということもあります。 逆にEP消費の少ない弱い技ばかりだと、戦闘が不利になってしまいます。 バランスの良い組み合わせを考えるのが一番です。
回復技を使うことのできるキャラクターは、最低1人は用意しておきましょう。 そうでないと、ピンチになってしまったとき、回復する手段がなくなってしまうので、 クリアーできるステージがクリアーできなくなってしまいます。 また、一部のボスステージでは、パーティーが強制的に分割されるなどのイベントがあるので、 2人か3人に常に回復技を持たせておくと便利です。
技の変更が終わったら、画面右下の
「OK」
をクリックして、 ステージ選択画面に戻ります(この時、セーブも自動的に行われます)。
10.主人公キャラクターについて
それぞれの5人の主人公キャラクター達には、それぞれ違った特性を持っています。 四面楚歌2では、これら5人のキャラクターの特性を覚えておくことが重要になります。 各キャラクターの設定や、性格などについては、ゲーム中のイベントで説明されます。
★ニカル(NIKAL) 性別:?
特殊な力を持った不思議な精霊で、パーティーをまとめるような勇者的な存在。 物理属性の技を得意としているので、物理属性に対して抵抗力がある。 どのステータスも平均的で、攻撃技も魔法技もオールマイティーに使いこなすことができ、 単体攻撃にも複数攻撃にも両方にすぐれる。 使うことのできる技の数も、22個と5人のキャラクター中最も多い。 ただ、無限射程の技を1つも持っていないこと、 そして攻撃力がちょっと低いというところが欠点。
★真駆 想等(しんく そうと) 性別:男
平和戦隊アースシールドの隊長。 想力属性の技を得意としているので、想力属性に対して抵抗力がある。 5人中最もHPが高く、攻撃力もかなり高いので、 攻守のバランスがかなり取れている。複数攻撃には優れないが、強力な単体攻撃技を 使いこなすことができるので、ボス戦などでかなり頼れる存在となる。 素早さが少々遅めなところが欠点。
★林森 果姫(りんもり かき) 性別:女
いつも想等にくっついて離れないことが多い。 意識属性の技を得意としているので、意識属性に対して抵抗力がある。 5人中最も素早さがあり、想等と同様攻撃力も高く、単体攻撃技に優れるので、 ボス戦時に活躍が期待できる。複数攻撃に優れないところも想等と同様。 HPが少々少なめなところが欠点。
★海隆 聖(かいりゅう ひじり) 性別:男
口と態度はぶっきらぼうだが、さわやかなところがある。 閃力属性の技を得意としているので、閃力属性に対して抵抗力がある。 5人中最も攻撃力が高く、HPもそこそこ高いので、 攻守にかなり優れる。強力な複数攻撃技を使いこなすことができるので、 普通のステージなどで、敵を一掃することができる。 ただ、複数攻撃技はEPの消費が激しいうえ、 法術・素早さ共に全キャラクター中最も低いので、 こまめな行動がしずらいという欠点もある。
★森平 菜種(もりひら なたね) 性別:女
引っ込み思案でか弱い女の子。 魔法系全てを使いこなすことができるので、魔法系の全属性に対して抵抗力がある。 5人中最も法術が高く、将来的にEPのレベルも上がっていけば 全ての魔法を使いこなせるようになるので、 魔法を使ったそこそこ強力な単体攻撃から複数攻撃まで可能。 おまけに、魔法攻撃に抵抗があるので、少ないHPでも十分な防御ができる。 ただ、HPと攻撃力が5人中最弱なので、魔法以外はあまり役に立たなく、 モンスターに囲まれるとすぐにピンチになってしまうという大きな欠点がある。