V1.0 初版
V1.1 オプションに自動起動追加 貼り付けデーターの改行コード修正
V1.2 起動キー2を追加。クリップボード履歴のクリア方法改善
V1.3 バグ修正
設定ウィンドウを閉じたときに起動ホットキーが無効にならないようにした
二重起動時にメッセージが表示されないようにした
呼び出し元のフォーカスの変更とタイトルをチェックするようにした
多くのチャットのテキスト入力ではEnterキーを押すとメッセージが送信されるようになっているため、テキスト入力途中でメッセージを送信してしまうという問題で多くのユーザーが困っています。
ChitはWindows10/11で動作するフリーソフトでこのようなテキストの入力の問題を解決するツールです。チャットでテキスト入力をするときに、指定したキーを押すとChitが起動してテキスト入力する窓が開きます。その窓にテキストを入力してCtrl+Enterキーを押すと、呼出元のチャットにテキストが入力されます。このようにチャットとは別の窓でテキストを入力するために誤ってメッセージを送信することを根本的に防ぐことができます。
ポータブルなアプリでインストールすることなく、すぐに利用できます。
USB メモリなどでこのソフトウェアを持ち運ぶことにより、どのパソコンでもすぐに利用することができます。
チャットの入力をメモ帳など別のエディタを使って下書きをすることで誤送信を防ぐという方法が紹介されています。その手順は次のようになります。
同じことをChitで行う場合は次のような手順になります。
メモ帳の手順が7ステップだったのに対して、わずか3ステップになり素早く簡単に操作できます。
Chitはユーザーの好みに合わせて次のようなカスタマイズが可能です。
また、次の項目は自動的に設定されます。
メモ帳で下書きする方法の欠点として、コピペをするためにクリップボードの履歴に余分な内容が記憶されてしまうということがあります。クリップボード履歴を活用しているユーザーにとっては余分なテキストでクリップボード履歴がいっぱいになると活用が難しくなります。
Chitはクリップボードの履歴に残らない方法で貼り付けをしているためこのような問題は起きません。
また、Chitを呼び出した画面を誤って閉じてしまった場合や、呼出元がブラウザーだった場合に別のタブに切り替えた場合など、貼り付け先に問題がある場合、Chitはその状況を検知して警告を出すことで誤った貼り付けが発生しないといった機能があります。
Chitはチャットのテキスト入力以外にExcelやスプレッドシートのセルに複数行のテキストを入力する場合にも便利に使うことができます。
解凍したフォルダ内の「Chit.exe」をダブルクリックして起動します。
チャットなどで入力する状態で起動キーを押します。(デフォルトの起動キーはCtrl+I)前回入力したテキストが保持されてChitの窓が開きます。
起動キー2(デフォルトの起動キー2はCtrl+Shift+I)を押すと何も入力されていない状態で窓が開きます。
呼出元のチャットに自動的にフォーカスが移り入力したテキストが貼り付けられます。Chitの窓は自動的に閉じます。
テキストを貼り付けずにChitの窓を閉じます。
Chitの窓が開いている状態で起動キーを押すと、Chit以外の窓にフォーカスがあるときはChitにフォーカスが移ります。
Chitを呼び出した元の窓の状態を確認します。呼び出し元の窓が閉じてしまったときは次のような警告が表示されます。OKを押すとChitは貼り付けを行わずに閉じます。
また、呼び出し元の窓の状態が変わった場合(ブラウザーのタブが切り替わったなど)は、次のような警告が表示されます。「はい」をクリックすると貼り付けをします。「いいえ」をクリックすると貼り付けを行わずに閉じます。
タスクトレイのアイコンを右クリックすると次のようなメニューが表示されるので「設定」をクリックします。(「バージョン情報」をクリックするとChitのバージョンを表示します。「終了」をクリックするとChitを終了します)
次のような設定窓が開きます。
①起動キー
このボックスをクリックして、起動キーにしたいキーの組み合わせを押すとボックスにキーが表示され起動キーを変更できます。
この起動キーでChit窓を起動すると、前回入力したテキストが保持された状態で窓が開きます。
②起動キー2
このボックスをクリックして、起動キー2にしたいキーの組み合わせを押すとボックスにキーが表示され起動キー2を変更できます。
この起動キーでChit窓を起動すると、なにも入力されていない状態で窓が開きます。
③文字の大きさ
Chitのエディタ部分の文字の大きさを数字で入れます。数字が大きいほど文字が大きくなります。
④常に手前に表示
このチェックボックスをチェックするとChit窓は常に手前に表示されます。
⑤自動起動
このチェックボックスをチェックするとパソコン起動時に自動的にChitを起動します。
⑥設定
このボタンをクリックすると、設定した内容が保存されます。
⑦キャンセル
このボタンをクリックすると、設定はキャンセルされます。
Chitの窓は移動したりリサイズできます。最後の窓の位置と大きさを記憶して次に起動するときは、その位置と大きさで表示されます。
OSの標準言語が日本語の場合はメッセージやタイトルの文字は日本語で表示されます。それ以外の言語の場合は英語で表示されます。
設定情報は、Chit.exeと同じフォルダにあるChit.iniファイルに保存されます。直接このファイルの内容を変更せずに設定メニューから変更してください。
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