n = FileNameDlgR("title","list",type) ;
n = FileNameDlgW("title","list",type) ;
FileNameDlgR コマンドはファイル名を読み取り用で取得します。
FileNameDlgW コマンドはファイル名を書き込み用で取得します。
"title" : ダイアログボックスのタイトル文字列
"list" : ファイルの種類を指定する文字列
type : 既成のファイルの種類を選択する数値
備考
FileNameDlgR , FileNameDlgW コマンドは、ファイルを開く、または保存するダイアログボックスを開きますが、ファイル自体を開くことはせず、選択されたファイル名を予約変数
FILE_NAME にコピーします。
"list"に指定した文字列が、「ファイルの種類」の一覧に設定されます。
type に以下の数値(0以外)をセットした場合、内部に準備した「ファイルの種類」文字列が使われ、"list"に指定した文字列は無視されます。
0:"list"で指定した文字列が使われます。
1: 全ファイル(*.*)
2: テキスト(*.txt;*.doc)
3: グラフィック(*.bmp;*.jpg;*.jpeg)
4: アイコン(*.ico)
5: ビデオ動画(*.mp4;*.wmv;*.asf)
type に2と4と5をセットしたい場合、type の値を 245 とします。
無効な数値はエラーになります。
type を0とし、"list"に文字列を設定する場合、以下の文法で記述します。
"種類文字列1\指定拡張子1\種類文字列2\指定拡張子2"( \ 記号で区切る)
例:"テキストファイル\*.txt\全ファイル\*.*"
1つの種類に複数の拡張子を指定する場合、拡張子をセミコロンで区切ります。
例:"テキストファイル\*.txt;*.doc\全ファイル\*.*"
"title"および "list"は エディットコントロールで代用できます。
ダイアログボックスの「開く」または「保存」を選択すると1を返し、
「キャンセル」の場合は0を返します。
使用例
n = FileNameDlgR("ファイルを開く"," ",3451) ;
if(n == 1){ LoadGrpFile(10,10,"FILE_NAME") ; }
参照
OpenFileReadDlg
OpenFileRead