3次元グラフィックの概要
3次元グラフィック機能により、キャラクタデータの位置や姿勢
(角度)を変化させた場合の状態を簡単に表示できます。
手順としては、
(1) 元になるキャラクタデータを作成
(2) 位置と姿勢を指定
(3) 描画
(4)(2)へ戻る
となります。
座標について
ここで扱う座標は、右手座標系(原点から右、下、奥が正の方向)です。
座標には、ローカル座標とワールド座標があります。
ローカル座標とは、キャラクタ自身が持っている座標で、ワールド座標とは画面上の座標とでも解釈してください。
たとえばキャラクタの姿勢が曲がっている状態で、右方向( x+ 方向)に移動させる場合、ローカル座標に対して移動を行うと、姿勢が曲がっている分だけ斜め方向に移動します。ワールド座標に対する移動であれば、単純に右に移動します。
ワールド座標の中心(原点)は、Set3DCenter コマンドにより、画面上の任意の位置を指定できます。
3Dキャラクタデータの作成
キャラクタデータは、複数の三角形の板で構成します。
ここでは、三角形の板をパーツ、パーツの集まりであるキャラクタデータを3Dパックと呼んでいます。
3Dパックを作成するには、Create3DPack コマンドを実行します。これで3Dパックに必要なメモリーが確保されます。
次に、作成した空の3Dパックにパーツ(三角形)の座標データを Add3DPack コマンドにより登録します。