概要

このツールは、音声ファイルや画像ファイルを管理し検索しやすくする、クリエイター向けのツールです。
次のような方に特にお勧めします。

Noxplorerでできること

検索しやすくなる

素材ファイルに作者名や説明などの情報を付与できるため、検索で見つけやすくなります。

音楽が探しやすい

似ている音楽を探す機能や、イントロ数秒だけを流す機能などがついています。これらの機能により、無数の音楽の中から自分のイメージに合うものを見つけやすくなっています。
また、気になる音楽にはタグをつけておけば、後から確認しやすくなります。

クレジットが作りやすい

作品フォルダを登録すれば、その中で使っている素材ファイルを一覧表示できます。
これによって、クレジットが作成しやすくなります。

作者名や説明を自動入力できる

あらかじめ設定しておけば、URLを入力するだけで作者名や説明を自動入力できます。

インターネットがなくても使用できる

すべてのデータはローカルに保存するため、オフライン環境でも使用できます。インターネット通信を行うのはごく一部の機能だけで、それも必須の機能ではありません(素材のURLを元にデータを自動取得する機能)
生成AIなども使用していないため、データが外部に学習される心配もありません。

Noxplorerではできないこと

素材ダウンロード

ダウンロード元のURLは入力できますが、それによって素材ファイルを自動的にダウンロードするような機能はついていません。素材提供元の利用規約に抵触する恐れがあるためです。
ダウンロードは手作業で行ってください。

音声や画像の変換

音声ファイルの形式を変えたり、画像をリサイズするといった機能はありません。こういった用途には他のツールを使用してください。

立ち絵の管理

ノベルゲームのキャラクターの立ち絵などは、パーツ毎にファイルが分かれていることが多いと思われます。
Noxplorerは1つのファイルを1つの素材として扱うため、そういった素材を管理するのには向いていません。

立ち絵ファイルを管理化のフォルダに入れられないという意味ではありません。無視するフォルダに設定しておくことをお勧めします。

インストール・アンインストール

インストール

「Noxplorer-*.exe」を実行してください。
「*」にはバージョン番号が入ります。

アンインストール

Noxplorerは、通常のアプリと同様の手順でアンインストールできます。
Windows11であれば、
設定 > アプリ > インストールされているアプリ
からアンインストールできます。

ただし、ツールの個人データを完全に削除したい場合は、ツール内からアンインストールする必要があります。
画面右上のメニューから「アンインストール」を選択して、「ローカルデータを削除してアンインストール」を選択してください。

この手順でアンインストールした場合でも、Noxplorerのローカルフォルダ以外の場所に作成した素材フォルダは削除されません。それについては別途削除してください。

アップデート

インストール時と同様、「Noxplorer-*.exe」を実行してください。
不具合などが起こらなければ、アップデート後も既存のデータを引き続き使用できます。

より安全にデータを引き継ぎたい場合

Noxplorerのアップデート時、データベース(データの容れ物)の更新が必要な状況であれば、その更新は自動的に行われます。そのため、基本的にはアップデート後も同じデータが引き続き使用できます。
しかし、何らかの不具合でデータベースがうまく更新できず、アプリが開けなくなってしまう可能性も有り得ます。

万全を期すのであれば、アップデートの前に「すべてのデータをエクスポート」して、データを別の場所へ保存しておくことをお勧めします。

万一、アップデートによってNoxplorerが開けなくなってしまった場合は、「.noxplorer」フォルダの「Server.sqlite」からデータを取り出してください。
このファイルはSQLiteというデータベースファイルですので、SQLiteに対応したデータベース管理ツールで開けます。パスワードはかかっていません。

機能と使い方

基本的な使い方は、ツールを使いながら確認してください。
ここでは、特にわかりにくい部分や、重要な機能について記載します。

ツールチップ

画面上のボタンや枠にマウスポインタを合わせたままでしばらく待つと、ツールチップ(説明文)が表示されます。
参考にしてください。

枠に文字が入力されているとその入力した文字がツールチップに表示されるため、説明が見たいのであれば空の枠にマウスポインタを合わせてください。

ダブルクリックと右クリック

Noxplorerには、ダブルクリックと右クリックの機能が随所に備わっています。

ダブルクリック 右クリックメニュー
サブフォルダのタブ サブフォルダの名前変更 あり
検索ボックス - あり
素材データ ファイルを開く / ファイル追加 あり
作品データ 行選択 / フォルダ選択 / フォルダを開く あり
詳細の動画・静止画ビュー ファイルを開く 動画のみあり

ファイルの追加

素材ファイルを追加する方法は、いくつかあります。

フォルダに直接ファイルを入れた場合、それをNoxplorer上に表示するには画面右上の「編集」をオンにした状態で「再読み込み」を行う必要があります。

画面左端のチェックボックスの用途

作者・タグを変更する際、先に画面左端のチェックボックスへチェックを入れてから変更すると、選択しているすべての行を一括で変更できます。
この一括操作は、削除・フォルダ移動・無視するファイルの設定などといった操作でも同様に機能します。
また、選択している行は、検索条件に関係なく常に表示されます。

このチェックは、Noxplorerを閉じるとすべてクリアされます。
閉じた後も記憶しておきたい場合はチェックボックスではなく、タグを使用してください。

似ている音声の検索と音声解析

行の右クリックメニューに「音声解析」というものがありますが、基本的にこれを使うことはありません。
音声ファイルを取り込むと、自動で音声解析が始まります。音声解析の状況は、画面右下に小さく表示されます。

すべての音声解析が終わると、「似ている音声を検索」が使えるようになります。
音声解析が終わっているのに「似ている音声を検索」ができない場合は、編集モードにして、再読み込みを行うと解決することがあります。

「似ている音声を検索」した状態で他のサブフォルダへ切り替えることもできますが、その場合の並び順は似ている音声順にはなりません。似ている音声順で並べることができるのは、同じサブフォルダ内の音声ファイルのみです。

効果音などの短い音声でもこの機能は使用できますが、精度はあまり良くありません。
比重設定をどのように設定しても、似ていると感じる効果音が見つけられるようにはなりませんでした。

詳細な仕様

音声解析には、Essentiaの essentia_streaming_extractor_freesound を使用しています。
解析時、YAML設定ファイルは特に使用しておらず、デフォルト設定で解析しています。

音声が似ているか否かは、次のように判定しています。


この音声は似ていない・似ている

行の右クリックメニューに「この音声は似ていない」「この音声は似ている」というものがあります。これは、「似ている音声を検索」の精度をより高めるために使用します。
具体的には、選択した音声の特徴に応じて「似ている音声判定の比重設定」を調整する機能となっています。

状況次第では、真逆の効果となる場合もあります。つまり、「この音声は似ている」としたにもかかわらず、より下位に表示されるようになってしまう、などといった場合です。
違和感を覚えるかもしれませんが、これは仕様です。基準の音声とあまりにもかけ離れた音声が選択された場合や、同じような特徴を持った音声が複数ある場合などに、こういった現象が起こります。

思うようにならないからといって、同じ音声に対して何度も「この音声は似ていない」などを実行してしまうと、比重設定が極端になり、汎用性が失われてしまいます。
ある程度で妥協し、あくまでも目安に留めることをお勧めします。

詳細な仕様

「この音声は似ていない」や「この音声は似ている」を実行した際は、次のように比重の補正が行われます。

この比重設定は、個人データに分類されます。
そのため複数人で同じデータを共有していても、似ていると判定される音声は異なることがあります。


作品フォルダの設定と利用

画面下部に「作品」という折り畳みボックスがあります。ここには、制作しているゲーム・動画のフォルダパスを設定してください。
その上で、素材データの「使用」のチェックボックスをオンにすると、素材ファイルが作品フォルダへとコピーされます。

この時のコピー先は、「素材ファイルコピー先設定」の「コピー先フォルダの直下へコピーする」がオンになっているか否かで異なります。
オフの場合、素材フォルダと同じ位置へコピーされます。
オンの場合、サブフォルダの直下へコピーされます。

【例 : 素材フォルダ構成】

素材フォルダ
    ┗ サブフォルダ
        ┗ フォルダ
            ┗ ファイル.mp3

【オフの場合のコピー先】

作品フォルダ
    ┗ サブフォルダ
        ┗ フォルダ
            ┗ ファイル.mp3

【オンの場合のコピー先】

作品フォルダ
    ┗ サブフォルダ
        ┗ ファイル.mp3

この設定がオンの場合、ファイル名重複による不具合が起こる恐れがあります。
例えば下記のような場合に、2つの「ファイルa.mp3」は作品フォルダのコピー先が同じになってしまうため、不具合が起こります。

【重複が起こり得る状態】

素材フォルダ
    ┗ サブフォルダ
        ┣ フォルダA
        ┃   ┗ ファイルa.mp3
        ┗ フォルダB
            ┗ ファイルa.mp3

具体的には、次のような不具合が発生します。

この問題を回避するため、「コピー先フォルダの直下へコピーする」をオンにする場合はパスだけでなく、ファイル名も重複しないように設定してください。
特に、下記のような警告メッセージが表示された場合は見逃さず、別のファイル名に変更することをお勧めします。

ファイル名が重複している素材があります。
この素材を作品フォルダへコピーする際、不具合が起こる可能性があります。

この警告メッセージは、「素材ファイルコピー先設定」の「ファイル拡張子が違っていてもファイル名が同じなら同一のファイルと見なす」がオンの場合にも表示されることがあります。
こちらで起こり得る問題も、上に記載した問題とほぼ同様です。

無視するファイル・フォルダの設定

概要

Noxplorerは、素材フォルダの中へ追加されたフォルダ・ファイルを自動的に読み込んで、表示します。
ファイルを後から追加した場合も、次にNoxplorerを開いた際にはそのファイルが表示されることになります。
(編集モードがオフの場合、この読み込みは行われません)

特定のフォルダ・ファイルをNoxplorer上に表示したくない場合は、右クリックして「この行を無視するファイルに設定」または「このサブフォルダを無視するフォルダに設定」を選択してください。
以降、そのフォルダ・ファイルはNoxplorer上に自動表示されなくなります(手入力した場合は例外です)

この無視する設定を取り消したい場合は、メニューから「無視するファイルの設定」を開き、設定を削除してください。

アスタリスクを使う

「無視するファイルの設定」にアスタリスク( * )を含むパスを設定することで、より柔軟な設定ができます。
アスタリスクは、任意の文字列として判定されます。

【例1 : 拡張子「txt」のファイルをすべて無視する場合】

*.txt

【例2 : 「sample.txt」というファイルをすべてのフォルダで無視する場合】

*/sample.txt

URLからのデータ取得

概要

「URLからのデータ取得設定」をあらかじめ設定しておくと、URLを入力するだけで、素材名・作者・タグ・説明などが自動で入力されるようになります。
同一のサイトから多数のファイルをダウンロードする際に、この機能を活用してください。

この自動入力処理は、URL入力時に実行されます。「URLからのデータ取得設定」の中からURLの先頭部分が一致するものを見つけ、そのセレクター設定に従ってWEBサイトから文字を取得し、入力しています。
セレクターについては Jsoupのサイト に詳細が記載されていますのでそちらを参照してください。基本的にはCSSのタグ指定方法と同じです。

設定が正しく機能するかどうかを確認するには、「URLからのデータ取得設定」の下部にある「URLを入力してテスト」を使ってください。

要素の結合文字について

素材名や説明の取得時、複数の要素が取得できた場合はそれらをカンマ( , )で繋ぎます。
説明セレクターは1と2の2つがありますが、この2つの間にはカンマではなく改行が入ります。

データ取得設定の例

下表のように設定することで、DOVA-SYNDROMEやAudiostockのデータが自動取得できるようになります。

URLの頭部分 素材名セレクター 作者セレクター タグセレクター 説明セレクター1 説明セレクター2
https://dova-s.jp/ #titleYouTube .textL #titleYouTube .textL .textMS a #playerBlock .description dd #playerBlock .tags dd a
https://audiostock.jp/ div.text-sm.text-secondary div.contents-side-inner div div.row.form-row.align-items-center.mb-3 div.col-9 p.mb-0 a div.contents-side-inner p.mb-0.break-word div.list-tag dl dd ul li a

上表「説明セレクター2」をそのまま「タグセレクター」へ設定すれば、各サイトのタグをNoxplorerのタグとして扱うことも可能です。
ただ、それをするとタグの数が多くなりすぎてしまい利便性が損なわれます。そのため上の例のように、タグは説明欄へ格納することをお勧めします。

データが取得できないサイト

この機能ではデータを取得できないサイトがいくつかあります。
例えばニコニ・コモンズからは、曲名と説明文は取得できますが、それ以外のタグ・作者などといった情報は取得できません。

URLの頭部分 素材名セレクター 作者セレクター タグセレクター 説明セレクター1 説明セレクター2
https://commons.nicovideo.jp/ meta[property=og:title] meta[property=og:description]
属性名
content content

これは技術的な問題です。

技術的な問題の詳細

JavaScriptなどによって生成されているサイトのデータは、この機能では取得できません。この機能の根幹にあるJSoupというライブラリがJSを実行できないためです。取得できるのは、JS実行前時点のHTMLに含まれるデータのみとなります。

JSoup以外のライブラリを用いて、内部でJSを実行してHTMLを取得するという手法も存在するのですが、それを実装するのは非常に困難であるため断念しました。
そもそもの話としてデータがJSで生成されているサイトはそう多くはないため、これはさほど大きな問題ではないと認識しています。


複数人での使用

Noxplorerのほとんどのデータは、素材フォルダの「.noxplorer」フォルダの中に含まれています。よって素材フォルダが共有できていれば、Noxplorerのデータも共有されますし、複数人での利用も可能です。

ただし、データ共有にGoogleDrive、OneDrive、DropBoxなどといった同期型クラウドストレージを使っている場合、不具合が起こる可能性があります。
これは、Noxplorerの編集ロックの仕様によるものです。

Noxplorerでは、複数人が同時に編集してしまわないように編集ロックをかけています。
しかし同期型クラウドストレージでは、この編集ロックが反映されるまでに時間がかかったり、不具合などで同期が停止してしまうことがあります。こういった場合に、複数人が同時に編集してしまうことが有り得ます。

そのため、同期型クラウドストレージ上でNoxplorerを利用する場合は、チーム内で何かルールを設けるなどして同時編集をしないように注意してください。
画面右上「編集」のチェックをオフにしている限り、共有データは変更されず、同時編集による不具合も起こりません。

ファイル共有方法 Noxplorerの使用可否
LAN内にファイルサーバーがある場合や、VPN等でリアルタイムに接続できている場合
同期型クラウドストレージで共有している場合
ただし上述の不具合が発生する恐れがある
Webブラウザで共有ファイルにアクセスしている場合 不可

読み込みが遅い時

再読み込みに時間がかかる場合、次のような原因が考えられ ます。

並び順を「使用作品数順」にしている

並び順を「使用作品数順」にしていると、読み込みが遅くなります。
必要なとき以外は他の並び順を使ってください。

大量の音声ファイルを追加した

1000件を超える大量の音声ファイルを一度に追加して解析をした場合、その後の再読み込みには時間を要します。
これは一度きりの現象です。一度再読み込みを済ませれば次回からは問題なく再読み込みできるようになります。

データエクスポート・インポート

概要

メニューの「高度な機能」の中に、エクスポート・インポート関連のメニューがあります。
これらの機能は次のような用途で使用できます。

データを人に渡す場合の注意点

CSVファイル一覧

下表は、「すべてのデータをエクスポート」した際に出力されるCSVファイルの一覧です。

CSVファイル名 データ概要 データ分類
TItem.csv 素材データ 共有データ
TProduct.csv 作品データ 共有データ
MDirAlias.csv 素材ファイルコピー先設定 共有データ
MUrl.csv URLデータ取得設定 共有データ
MIgnore.csv 無視ファイル設定 共有データ
SConfig.csv 個人設定 個人データ
MAudioWeight.csv 似ている音声判定の比重設定 個人データ
SFilterLog.csv 検索履歴 個人データ
TLocalItem.csv 音声再生履歴等 個人データ

エクスポートデータの中に、素材ファイルそのものは含まれていません。

インポートの仕様

データインポートは、「すべてのデータをエクスポート」で出力したファイルをそのまま取り込むことを前提としています。もちろん加工しても構いませんが、ファイル様式が大きく変わってしまうと取り込めなくなります。
ファイル様式は、Microsoft Excelで編集できる様式になっています(xlsxファイルが取り込めるという意味ではありません)

インポートの際、選択するのはファイルではなくフォルダです。
そのフォルダ内にエクスポート時と同じ名前のCSVファイル(上表参照)があれば、それを取り込みます。
CSVファイルが足りない場合、そのデータの取り込みはスキップします。
例えば、フォルダ内に「TItem.csv」だけが存在して他のファイルがない場合、素材データだけが取り込まれて他のデータは変更されません。

TItemなどのCSVには「id」という列があります。これは、ランダムなUUIDです。
インポート時、このidが他のデータと重複してしまった場合、idは自動的に振り直された上で取り込まれます。また、idが空の場合も自動でidが割り振られます。
要約すると、idのことはあまり気にしなくても問題ない、ということになります。

仕様

この項目では、Noxplorerのシステム仕様について記載します。

共有データと個人データ

Noxplorerのデータには、共有データと個人データの2種類があります。

共有データ

素材データや作品データなど、ほとんどのデータは共有データです。
これらのデータは素材フォルダの「.noxplorer」フォルダに入っています。

個人データ

個人設定、検索履歴、音声の再生履歴などは、個人データです。
これらはローカルフォルダに入っています。ローカルフォルダを確認するには、メニューの「高度な機能」から「ローカルデータフォルダを開く」を選択してください。

削除したフォルダ・ファイルはゴミ箱へ移動される

Noxplorerは、基本的にフォルダ・ファイルを削除しません。
素材の行削除やサブフォルダの削除をした場合、実際にはファイルは削除しておらず、ゴミ箱へと移動しています。
このゴミ箱はOS標準のゴミ箱ではなく、Noxplorerのゴミ箱です。ゴミ箱を確認するにはメニューから「ゴミ箱を開く」を選択してください。

例外 : Noxplorerが削除するファイル

以下のファイルは、ゴミ箱への移動ではなく完全に削除されます。しかしいずれも、通常の使用において意識する必要はありません。


ファイルパス重複時の仕様

ファイルパス変更やフォルダ移動によってファイルパスが重複してしまった場合、下表に示すような処理が行われます。

変更前ファイル有無 変更前データ有無 変更後ファイル有無 変更後データ有無 処理
有、パスのみ 問わず 重複しないパスに修正
重複しないパスに修正
重複しないパスに修正
重複しないパスに修正
パスのみ 変更元データ削除・ファイルはリネームして残す
パスのみ 変更元データ削除
パスのみ 変更元データ削除
有、パスのみ パスのみ 重複先データ削除
有、パスのみ パスのみ 重複先データ削除・ファイルは残す
有、パスのみ パスのみ 重複先データ削除

要約すると、どちらか片方がファイルパスしかないデータであれば、それを削除して擬似的なデータ統合をしている、ということになります。
それ以外のパターンでは、ファイル名の後ろに (2) などの数字を付け加えることで重複しないパスに修正します。

ちみみにここで言う「重複」とは、パスや拡張子がすべて完全に同一である場合のみを指します。
「作品」の「コピー先フォルダの直下へコピーする」や「ファイル拡張子が違っていてもファイル名が同じなら同一のファイルと見なす」などの設定をオンにしていると部分的な重複による警告メッセージが表示されますが、この場合は上に記載したような自動パス修正は行われません。

拡張子によるファイル判定

Noxplorerは、以下のファイル拡張子を認識します。
ただし、OSによっては再生や表示ができない場合もあります。

ファイル種別 拡張子 仕様
音声ファイル mp3, aac, aif, aiff, wav 実行時、ファイルが開かれずに再生される
画像ファイル bmp, gif, jpeg, jpg, png 行選択時、詳細にビューが表示される
動画ファイル mp4, m4a, m4v, fxm, flv 行選択時、詳細にビューが表示される

大量のデータを表示した後の自動再起動

Noxplorerは、大量の素材データ(規定では1000件以上)を表示した後に検索や再読み込みなどの操作を行うと、自動的にアプリを再起動します。
この再起動は、メモリ解放によるクラッシュ防止や、パフォーマンス向上の目的があります。

設定の「一度に表示できるデータ量」の数値を変更することで再起動の頻度を変更できますが、数値を大きくしすぎるとクラッシュしやすくなります。

セキュリティ性能はない

Noxplorerのデータは、一切暗号化されていません。
そのため、ごく簡単にそのデータのすべてを取得・改ざんできるようになっています。 機密情報を入れる場合は、何か別の手段によってデータを保護してください。

免責事項

利用について

Noxplorerは、フリーソフトです。利用料金等をお支払いいただく必要はありません。
営利目的でのご利用も可能です。

改造・二次配布は原則禁止とします。
特殊な事情がある場合は、後述する連絡先までご相談ください。

動作環境

Windows 10 にて開発・動作確認済みです。
Mac・Linuxでも動作するように設計していますが、動作確認はしておらず、保証できません。

開発者連絡先

不具合報告・質問・ご意見等は、以下のアカウントまでお寄せください。

Noxplorer以外のことをご相談くださっても構いませんが、内容によっては費用をいただく場合や、お断りする場合があります。

更新履歴