2.(2)単式簿記

納税者は、自ら所得金額と税額を正しく計算して申告しなければなりません。その所得金額は、年間の収益(売上・販売金額・雑収入等)から年間の費用(仕入・経費)を差し引いて求められます。例えば、400万円の収益があり、250万円の費用がかかったとすると、所得は150万円です(図1)。



この図の内容は、白色申告の際に提出する収支内訳書に記載する内容にほぼ相当すると考えてよいでしょう。なお、収益・費用・所得の各部分の縦幅(高さ)は、収益・費用の残高(「残高」の意味は後述)や所得金額に概ね比例しています。このような図のことを、本ソフトウェアでは「残高グラフ」と呼ぶことにしています。

さて、 年間の収益や費用を算出するには、日々の売上・販売金額・雑収入・仕入・経費等を次の例のように記帳しておく必要があります(図2)。



一回の取引につき、一つの項目(例えば「売上」)に関わる月日・摘要・金額が記録されていることから、こうした記帳方法を単式簿記と呼んでいます。




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