11.(1)ファイルごとの設定 − 勘定科目の設定
「設定」-「ファイルごとの設定」-「勘定科目の設定」メニューを選択すると、「勘定科目の設定」画面が表示されます(下図)。

「大分類」「小分類」および既存の「帳簿上の表示名」「青色申告決算書上での転記先」(赤枠のところ)は変更できません。
(変更できない項目は、茶色い文字で表示されています。)
これは、これらの項目を変更することで、青色申告書上の各欄の集計が正しく行われなくなる可能性があるためです。
勘定科目を追加することは可能ですが、思わぬ誤りを招かないよう、できるだけ初期設定のまま使用されることをお勧めします。
なお、ここでの設定は各帳簿ファイルの中に保存されますので、他のPCでも同じ設定で作業を続行できます。
同時に、PCの中には最後に使用した帳簿ファイルの設定が記憶され、新規に作成される帳簿ファイルにはPCに記憶されている設定がコピーされます。
次に、この画面の各項目について説明します。
勘定科目の選択画面に表示
仕訳帳などで、勘定科目欄の▼印をクリックすると、下図のような「勘定科目の選択」画面が表示されます。
「勘定科目の選択画面に表示」にチェックを入れた勘定科目のみが、この画面に表示されます。

帳簿上の表示名
仕訳帳などでは、ここで設定した名前が勘定科目名として表示されます。
青色申告決算書上での転記先
仕訳帳などで、各勘定科目に対して入力された金額が、青色申告書上のどの欄に集計されるかを設定します。
サーチキー1・2
仕訳帳などの勘定科目欄で、サーチキーに該当する文字を入力すると、それに対応する勘定科目が候補として表示されます。
文字を入力していくたびに、候補は絞り込まれていきます(インクリメントサーチ)。
ただし、「IME自動制御」にチェックが入っていると、サーチキーは機能しません。
(「設定」-「動作等の設定」-「動作の設定」メニュー -「入力」タブから、勘定科目を制御対象から外すことはできます。)
貸借
貸借対照表と損益計算書の中で、貸方と借方のどちらに表示されるかを設定します。
消費税区分
課税事業者が仕訳帳などの勘定科目を入力すると、それに対応するデフォルトの消費税区分が自動的に入力されます。
ここでは、簡易課税と本則課税のそれぞれについて、デフォルトの消費税区分を設定できます。
補助科目
課税事業者が仕訳帳などの勘定科目を入力したとき、補助勘定科目欄の▼印をクリックすると、ここで設定した項目が候補として表示されます。
補助科目は30個まで登録できます(初期状態では。給料計算に便利なように「預り金」にのみ補助科目があらかじめ登録されています)。
なお、ここで登録しなくても、仕訳帳などで補助科目を入力するたびに、その履歴が記憶されます(上限の30個を超えると、古い履歴から順に消去されます)。
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