7.(6)収益の繰延べ【前受収益】

「決算整理」-「収益の繰延べ【前受収益】」メニューの使い方について、次の例で説明します。

・貸している駐車場の賃貸料1年分を4月1日に現金で受け取り、その仕訳が記帳済み
・期末の決算で、翌期分の収益(受け取り済みの賃貸料のうちの1〜3月分)を翌期へ繰り延べる。

「決算整理」-「収益の繰延べ【前受収益】」メニューを選択すると、「繰延べの対象となる収益の選択」画面が表示されます(下図)。



ここで、対象となる収益を選択して、「OK」ボタンをクリックしてください。
すると、「前払収益」画面が表示されます(下図)。



受け取り年月日・役務(サービス)開始年月日・役務(サービス)終了年月日を確認します。
この例では、支払年月日・役務(サービス)開始年月日が4月1日、役務(サービス)終了年月日が翌期3月31日なので、このままにしておきます。
按分方法は月割りと日割りから選択できますが、ここでは月割りのまま「仕訳の書き込み」ボタンをクリックします。
すると、仕訳帳に収益の繰延べ仕訳が書き込まれます(下図)。



属性欄には、この仕訳が決算仕訳であること、収益の繰延べによる仕訳であることが表示されています。
なお、決算仕訳の背景色は青色となっており、他の仕訳とは区別されます。

この仕訳を見てわかるように、賃貸料のうち翌期分(30,000円)が負債科目の「前受収益」に振替えられます(当期の収益として計上される賃貸料は残りの90,000円です)。

繰り延べられた30,000円は、翌期首に収益に再振替する必要があります。
プレミアム版をご利用であれば、「前期のファイルを読み込んで 当期のファイルを作成する」ことで、この処理は自動化されます。




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