【VSSDetectorでできること】

日本語版 Ver.2.0.2

復元ポイントのスナップショットを誰でも使えるように機能解放!

7-Zipで、数テラバイト規模のドライブも丸ごとバックアップできるようになります!

 

【著作権者】 Chall-Link(読み方:シャルリンク/略称:ChaL) 【ライセンス】 フリーウェア(MIT License)

 

💡 「アーカイブ」「バックアップ」「圧縮」は、ほぼ同じ意味として使用しています

==========================================

■ 【最初にご確認ください】

このスクリプトを初めて実行する際に、Windowsのセキュリティ機能が警告を表示する場合があります。これは、インターネットからダウンロードされた新しいファイルに対してWindowsが標準的に行う確認であり、スクリプトが危険なものと判断されたわけではありません。どんなに安全なファイルでも、初回実行時にはこのような警告が表示されることがありますのでご安心ください。

<本スクリプトの安全性について> 本プログラムはテキスト形式のオープンソーススクリプトであり、誰でも内容を確認できます。 セキュリティソフトESETおよびインターネット上のウイルス検知サービス(61種類のウイルス検知エンジンを利用)にて、無害であることが確認済みです(2025年7月30日確認)。

警告内容とスクリプトの安全性をご確認いただいた上で、以下の手順で実行してください。  

<警告確認後の実行手順>

ケース1:『WindowsによってPCが保護されました』と表示された場合

  1. 警告画面内の「詳細情報」をクリックしてください。

  2. 続けて「実行」ボタンをクリックしてください。 ※ 一度この手順で実行すると、以降この警告画面は表示されなくなります。

ケース2:『発行元を確認できませんでした。このソフトウェアを実行しますか?』と表示された場合

  1. 「このファイルを開く前に常に確認する(W)」のチェックを外してください。

  2. 「実行」ボタンをクリックしてください。 ※ 実行ボタンをクリックしても一時的に反応がない場合があります。その際は少し待ってから再度クリックしてください。

==========================================

■ まずは体験してみよう:3分でできる感動体験!

 

⚠️ 本スクリプトは情報取得のみの機能なので試しに実行し、正常に情報取得ができなかった場合でもシステムに影響する事はありません。前提条件が整っていれば場合は成功しますが、それ以外の場合は別ファイルに示す事前設定を整備する必要があります。その場合は体験は一旦中止してここでは解説文のみご確認ください。

 

▶ ステップ1:VSSDetectorを実行

  1. ChaL-VSSDetector-ja.bat を右クリックして管理者権限で実行

  2. システム内のスナップショット情報が自動解析され、以下の内容がテキストファイルに出力

 

👉 これで、VSSDetector VSSパス を取得する事ができました!

 

▶ ステップ2:過去の世界を覗いてみよう

⚠️ ここからは、7-Zip( https://www.7-zip.org/ ) が必要となります。

 

👉 ここでは、7-Zip File Manager を使って VSSのスナップショットの中を覗いてみましょう!

 

  1. 7-Zipの場合、上記のドライブ全体指定時パス表記から最後の*を除外した部分をコピーします。 このパスは、スナップショットの D: \ を意味します。

  2. 7-Zip File Managerを起動

  3. アドレスバーにVSSパスを貼り付けてEnter

 

👉 過去の、スナップショットを作成した時点の状態のファイル・フォルダのスナップショットが出現しました!

 

     図:7-Zip File Managerで、VSSパスでスナップショットの内容にアクセスした状態

 

⚠️ ここではトラブルを避けるために閲覧以外の操作は行わないでください。

 

👉 これが、PC の秘密の場所に隠れていたVSS スナップショットの内容です!

 

==========================================

■ VSSDetectorの特徴

VSSDetectorを使えば、「スナップショット」=「過去の任意の時点での静的な(変化しない)ドライブ/フォルダ/ファイルの状態」に、VSSパスを介して誰でも簡単に直接アクセスできるようになります。

この機能は従来Windowsの専用機能や、市販ソフト経由などでしか使えませんでした。

 

👉 このようにVSSDetectorは、スナップショットを誰で使えるように機能解放します!

 

==========================================

■ VSSDetectorでできること

1. バックアップしながら元ファイルの編集作業を継続可能に

問題:従来のバックアップの課題

実際のフォルダをソースとした場合、バックアップ処理中は元フォルダではファイルの編集作業はできませんでした。

解決:VSSDetector

VSSDetectorで、VSSパスを抽出し、スナップショット をバックアップのソースとして使うと、変化しない静的なドライブ/フォルダのイメージをバックアップソースとして参照しますので、バックアップの実行中でも、バックアップ元のファイルを自由に編集可能になります。 例えば、7-Zipはテラバイトレベルのフォルダやドライブのアーカイブ化(バックアップ)も可能ですが、ドライブ丸ごとのような長時間にわたる大容量のバックアップ処理をPC作業を継続しながら可能にする事もできます。 これらは従来、高価な市販ソフトを使わないと実現できなかった機能です。


2.紛失ファイルの復元

7-Zipなどのスナップショット対応ソフトでスナップショットを表示し、過去のファイルやフォルダやの復元が可能となります


3. 過去と現在のファイル比較

技術的には、VSSパスを使ってスナップショットをマウントできるソフト(例:PowerShell)で、スナップショットをマウントし、フォルダ比較ソフトなどを併用すれば過去(スナップショット)と現在(実ファイル)のフォルダの内容の比較が可能となります。

 

==========================================

■ VSSDetectorの適用例

非常に安全なバックアップ手法

VSSDetectorで簡単に大容量のバックアップ、アーカイブ化が可能になります。暗号化したバックアップをクラウドに保存すれば災害に強いバックアップ運用も可能になります。M-DISC に保存すれば 100年レベルで光ディスクに保管できます。

バックアップ用途

● 写真・動画管理(貴重な記録写真、プライベートの大切な想い出のバックアップ) ● クリエイター・デザイナー・執筆活動(作品のバックアップ) ● ソフトウェア開発者(プログラムのバックアップ) ● 事務作業(重要文書のバックアップ)

スナップショットを活用した IT学習、プログラム開発

● システム管理・IT担当者(VSSについての学習) ● VSSプログラム開発

 

==========================================

■ 市販バックアップソフトウェアに対する優位点

▶長期保存後の復元可能性の高さ

市販ソフト: 例えば5年後にバージョンアップを繰返し、過去のバックアップが開けなくなるリスクがあります

VSSDetector: 標準的な7-Zip形式なので10年後であっても復元できる可能性が高くなります

▶プログラムの安定性

市販ソフト: 複雑な構造なのでPC環境によって非常に動作が重いなどの動作が不安定になるリスクがあります

VSSDetector: シンプル設計なので、PC環境によらず快適に安定動作する可能性が高くなります

▶ファイル操作の自由度

市販ソフト: 有名市販ソフトではイメージファイルを、エクスプローラでソフトが管理できない場所に移動することを禁止している物もあり、光ディスクやクラウドに保管ができない物もあります。

VSSDetector: VSSDetectorで作成した7-Zip アーカイブバックアップでは、保管先の制限はありませんので自由により安全な場所に保管可能です。

 

==========================================

■ 対応する圧縮・アーカイブ・バックアップツール

VSSDetectorで取得したVSSパスは、例えば、以下のソフトウェアで利用可能です:

▶7-Zip(動作確認済)

▶VSSDetector 姉妹ソフト PreFAS Backup(動作確認済)

▶コマンドライン系ツール

==========================================

💡 【補足説明】 「スナップショット」は「シャドーコピー」とも呼ばれます

 

以上