【著作権者】 Chall-Link(読み方:シャルリンク/略称:ChaL) 【ライセンス】 フリーウェア(MIT License)
💡 「アーカイブ」「バックアップ」「圧縮」は、ほぼ同じ意味として使用しています
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このスクリプトを初めて実行する際に、Windowsのセキュリティ機能が警告を表示する場合があります。これは、インターネットからダウンロードされた新しいファイルに対してWindowsが標準的に行う確認であり、スクリプトが危険なものと判断されたわけではありません。どんなに安全なファイルでも、初回実行時にはこのような警告が表示されることがありますのでご安心ください。
<本スクリプトの安全性について> 本プログラムはテキスト形式のオープンソーススクリプトであり、誰でも内容を確認できます。 セキュリティソフトESETおよびインターネット上のウイルス検知サービス(61種類のウイルス検知エンジンを利用)にて、無害であることが確認済みです(2025年7月30日確認)。
警告内容とスクリプトの安全性をご確認いただいた上で、以下の手順で実行してください。
<警告確認後の実行手順>
ケース1:『WindowsによってPCが保護されました』と表示された場合
警告画面内の「詳細情報」をクリックしてください。
続けて「実行」ボタンをクリックしてください。 ※ 一度この手順で実行すると、以降この警告画面は表示されなくなります。
ケース2:『発行元を確認できませんでした。このソフトウェアを実行しますか?』と表示された場合
「このファイルを開く前に常に確認する(W)」のチェックを外してください。
「実行」ボタンをクリックしてください。 ※ 実行ボタンをクリックしても一時的に反応がない場合があります。その際は少し待ってから再度クリックしてください。
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⚠️ 本スクリプトは情報取得のみの機能なので試しに実行し、正常に情報取得ができなかった場合でもシステムに影響する事はありません。前提条件が整っていれば場合は成功しますが、それ以外の場合は別ファイルに示す事前設定を整備する必要があります。その場合は体験は一旦中止してここでは解説文のみご確認ください。
ChaL-VSSDetector-ja.bat を右クリックして管理者権限で実行
システム内のスナップショット情報が自動解析され、以下の内容がテキストファイルに出力
────────────────────────────[2] HarddiskVolumeShadowCopy8 (ドライブ D:)作成日時: 2025/07/19 15:00:00種類: システム復元ポイントドライブ全体指定時パス表記: \\?\GLOBALROOT\Device\HarddiskVolumeShadowCopy8\*フォルダ指定時パス表記: \\?\GLOBALROOT\Device\HarddiskVolumeShadowCopy8\(フォルダ名)────────────────────────────
👉 これで、VSSDetector VSSパス を取得する事ができました!
⚠️ ここからは、7-Zip( https://www.7-zip.org/ ) が必要となります。
👉 ここでは、7-Zip File Manager を使って VSSのスナップショットの中を覗いてみましょう!
7-Zipの場合、上記のドライブ全体指定時パス表記から最後の*を除外した部分をコピーします。 このパスは、スナップショットの D: \ を意味します。
7-Zip File Managerを起動
アドレスバーにVSSパスを貼り付けてEnter
👉 過去の、スナップショットを作成した時点の状態のファイル・フォルダのスナップショットが出現しました!

図:7-Zip File Managerで、VSSパスでスナップショットの内容にアクセスした状態
⚠️ ここではトラブルを避けるために閲覧以外の操作は行わないでください。
👉 これが、PC の秘密の場所に隠れていたVSS スナップショットの内容です!
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VSSDetectorを使えば、「スナップショット」=「過去の任意の時点での静的な(変化しない)ドライブ/フォルダ/ファイルの状態」に、VSSパスを介して誰でも簡単に直接アクセスできるようになります。
この機能は従来Windowsの専用機能や、市販ソフト経由などでしか使えませんでした。
👉 このようにVSSDetectorは、スナップショットを誰で使えるように機能解放します!
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実際のフォルダをソースとした場合、バックアップ処理中は元フォルダではファイルの編集作業はできませんでした。
VSSDetectorで、VSSパスを抽出し、スナップショット をバックアップのソースとして使うと、変化しない静的なドライブ/フォルダのイメージをバックアップソースとして参照しますので、バックアップの実行中でも、バックアップ元のファイルを自由に編集可能になります。 例えば、7-Zipはテラバイトレベルのフォルダやドライブのアーカイブ化(バックアップ)も可能ですが、ドライブ丸ごとのような長時間にわたる大容量のバックアップ処理をPC作業を継続しながら可能にする事もできます。 これらは従来、高価な市販ソフトを使わないと実現できなかった機能です。
7-Zipなどのスナップショット対応ソフトでスナップショットを表示し、過去のファイルやフォルダやの復元が可能となります
技術的には、VSSパスを使ってスナップショットをマウントできるソフト(例:PowerShell)で、スナップショットをマウントし、フォルダ比較ソフトなどを併用すれば過去(スナップショット)と現在(実ファイル)のフォルダの内容の比較が可能となります。
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VSSDetectorで簡単に大容量のバックアップ、アーカイブ化が可能になります。暗号化したバックアップをクラウドに保存すれば災害に強いバックアップ運用も可能になります。M-DISC に保存すれば 100年レベルで光ディスクに保管できます。
● 写真・動画管理(貴重な記録写真、プライベートの大切な想い出のバックアップ) ● クリエイター・デザイナー・執筆活動(作品のバックアップ) ● ソフトウェア開発者(プログラムのバックアップ) ● 事務作業(重要文書のバックアップ)
● システム管理・IT担当者(VSSについての学習) ● VSSプログラム開発
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市販ソフト: 例えば5年後にバージョンアップを繰返し、過去のバックアップが開けなくなるリスクがあります
VSSDetector: 標準的な7-Zip形式なので10年後であっても復元できる可能性が高くなります
市販ソフト: 複雑な構造なのでPC環境によって非常に動作が重いなどの動作が不安定になるリスクがあります
VSSDetector: シンプル設計なので、PC環境によらず快適に安定動作する可能性が高くなります
市販ソフト: 有名市販ソフトではイメージファイルを、エクスプローラでソフトが管理できない場所に移動することを禁止している物もあり、光ディスクやクラウドに保管ができない物もあります。
VSSDetector: VSSDetectorで作成した7-Zip アーカイブバックアップでは、保管先の制限はありませんので自由により安全な場所に保管可能です。
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VSSDetectorで取得したVSSパスは、例えば、以下のソフトウェアで利用可能です:
7-Zip File Managerでの直接アクセス
コマンドラインでの自動化処理
7-Zipユーティリティ
Chall-Link「PreFAS Backup」 ( https://github.com/Chall-Link/PreFAS-Backup/releases/ ) (※今後 ベクター に登録申請予定)
ドライブ丸ごとなどの大容量バックアップソースを想定した、PC負荷調整機能
設定をスクリプトに直接保存し使い回しを可能
ログファイルの充実
robocopy
xcopy
PowerShell
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💡 【補足説明】 「スナップショット」は「シャドーコピー」とも呼ばれます
以上