CueBinPlayer DSD

ImgBurn などでリッピングした Audio CD の BIN + CUE、および FLAC / WAV / ALAC / DSD (DSF) を WASAPI Exclusive / ASIO で再生する Windows プレイヤーです。 BitPerfect・ギャップレス・CDDB(freedbtest)に加え、DSD Native 再生に対応します。

Version 1.0.0n フリーソフト Windows 10 / 11 (x64) .NET 10 / WinForms WASAPI Exclusive ASIO DSD Native BitPerfect Gapless FLAC / WAV / ALAC / DSF

配布情報

本ドキュメントは、ソフトウェア使用前に同梱ファイルとして読めるようにしています (ベクター「ファイル掲載基準」の記載事項を含みます)。

ソフト名CueBinPlayer DSD
バージョン1.0.0n
概要 Audio CD の BIN+CUE イメージと、FLAC / WAV / ALAC / DSF を、 WASAPI Exclusive または ASIO で再生する Windows 用プレイヤーです。 意図しないリサンプルやソフト音量を避けて聴くことを目的とします。
取り扱い種別フリーソフト(無料。試用制限・送金・課金はありません)
作者名komazow
作者への連絡先 電子メール: aelinux334@yahoo.co.jp
質問・不具合報告は上記メールへお願いします。SNS / 掲示板でのサポートは行っていません。
著作権 Copyright (c) komazow / CueBinPlayer。第三者ライブラリの権利は各権利者に帰属します(下記「クレジット」)。
保証 本ソフトウェアは無保証(as-is)です。利用は自己責任でお願いします。

概要

CueBinPlayer DSD は、CD-DA イメージ(主に .bin + .cue)と ロスレス音源(FLAC / WAV / ALAC)、および DSD(.dsf)を、 意図しないリサンプルや音量加工を避けて再生するための軽量プレイヤーです。 CUE の TOC から DiscID を算出し、任意で freedbtest に CDDB 照会してアルバム名・トラック名などを表示します。

再生

  • WASAPI Exclusive / Shared / ASIO
  • BitPerfect(実出力形式に基づく判定)
  • CUE ギャップレス曲間遷移
  • DSD Native(ASIO 専用)/ DoP フォールバック
  • FLAGS PRE de-emphasis(DSP 明示)
  • スペクトラム表示 / シーク / シャッフル / リピート

データ

  • 設定・プレイリスト・CDDB/ロスレス曲名キャッシュを SQLite に保存
  • 保存先は exe と同じフォルダの CueBinPlayer.db
  • 単一インスタンス起動(二重起動時は既存窓を前面化)
  • フォルダ D&D で対応ファイルを一括登録
  • FLAC / WAV / ALAC / DSD を形式別ライブラリに集約

インストール / アンインストール

インストーラーは使いません。「プログラムの追加と削除」には登録されません。 展開したフォルダを削除すればアンインストールできます。

インストール

  1. 配布アーカイブを任意のフォルダへ展開する(インストール前に本 README を読めます)。
  2. 通常は CueBinPlayer.exe(self-contained)を起動する。ランタイムの別途インストールは不要です。
  3. CueBinPlayer-framework-dependent.exe を使う場合だけ、 .NET 10 Desktop Runtime(Windows x64) を Microsoft の配布ページから入手してインストールしてください。
  4. DSD 再生やメーカー ASIO を使う場合は、DAC メーカーの USB / ASIO ドライバを各メーカーサイトから入手してインストールしてください。

アンインストール

  1. CueBinPlayer を終了する。
  2. 展開先フォルダごと削除する。設定・プレイリスト・キャッシュは同じフォルダの CueBinPlayer.db(実行中は .db-wal / .db-shm ができることがあります)です。
  3. ステータスバーの「.cue 関連付け」を使った場合、関連付けは現在のユーザー(HKCU)に残ることがあります。 エクスプローラーの「プログラムから開く」で別アプリを選べば戻ります。 『プログラムの追加と削除』を探す必要はありません。

動作環境

OSWindows 10 / 11 64bit(x64)。WinForms / WASAPI / ASIO
入力 .cue(BINARY / MOTOROLA / WAVE)
ロスレス単体: .flac / .wav.wave / .m4a.alac / .dsf
追加・D&D・フォルダ展開・コマンドライン引数に対応。.dff(DFF/DSDIFF)は非対応
音声形式 CD-DA: 44.1 kHz / 16-bit / stereo PCM
ロスレス PCM: 16 / 24 / 32 bit(サンプルレートはソース準拠)
DSD: DSD64 / 128 / 256 / 512(1 または 8 bit DSF、1〜8 ch)。実再生は DAC / ASIO ドライバの上限に依存
配布 exe CueBinPlayer.exe … self-contained。ランタイムの別途インストールは不要
CueBinPlayer-framework-dependent.exe … .NET 10 Desktop Runtime が必要 (入手先
別途必要なソフト 必須ではありません。DAC の ASIO / メーカー USB ドライバは各メーカーの公式サイトから入手してください (例: TOPPING、S.M.S.L)。CDDB を使うときだけインターネット接続が必要です。
開発時.NET 10 SDK
デバイス Exclusive / ASIO ではソースと同じレート・深度を受け付けられることが望ましい。 Exclusive 非対応時は Shared へ自動フォールバックしません(再生を中止し理由を表示)。 DSD は ASIO ドライバ必須。Native は Thesycon / XMOS 系など kAsioSetIoFormat 対応ドライバ向け

動作確認

確認環境
作者環境での再生確認です。他機種・他ドライバでの成功を保証するものではありません。

S.M.S.L SU-1(USB)

DACS.M.S.L SU-1
接続USB(入力切替は USB のまま)
確認した経路 CueBinPlayer から WASAPI Exclusive / BitPerfect で PCM を伝送。 通常の FLAC / CD 相当 PCM に加え、MQA エンコード済み FLAC の再生に成功し、 SU-1 本体の MQA インジケータが点灯することを確認しました。
この機種での注意 Windows ではメーカーの USB ドライバが必要になることがあります(入手先は S.M.S.L 公式)。 Exclusive がソース形式を拒否した場合、本アプリは Shared に落とさず再生を止めます。

TOPPING D10S(USB / ASIO)

DACTOPPING D10S USB DAC
ドライバ純正ドライバ V6.16.0(ASIO 含む)
確認した経路ASIO Native DSD(DSF)。DSD64 / DSD128 / DSD256 を含む
この機種での注意 Windows の WASAPI は PCM しか扱えないため、DSD は DoP(PCM に見せかける)か Native のどちらかです。 D10S の WASAPI 経路では DSD64 DoP に必要な 176.4 kHz / 24bit すら受け付けず、 DSD256 は ASIO Native 専用です。本アプリでは DSD を WASAPI から外し、ASIO Native を正としています。

他メーカーの DAC / ドライバでは Native 非対応や上限レートの違いがあります。 その場合は「自動」で DoP に落ちるか、再生が失敗します。DAC 本体のつまみ・リモコン音量は Windows から変えられないため、100% 側にしておいてください。

MQA 音源について

本ソフトは MQA デコーダではありません。MQA の展開・認証表示・ストリーミング連携は行いません。 やっていることは、FLAC / CD-DA を整数 PCM のまま Exclusive / ASIO で出すことです。

確認結果(S.M.S.L SU-1 / USB)
本物の MQA エンコード済み FLAC を、WASAPI Exclusive かつ BitPerfect 表示の状態で再生したところ、 SU-1 側の MQA インジケータが点灯し、ハードウェア側での MQA 検出・DA に成功しました。 MQA-CD 相当の 16bit / 44.1kHz イメージも、同じビットパーフェクト経路で渡せます。

すぐ使う

  1. CueBinPlayer.exe を起動する
  2. 「追加」または CUE / FLAC / WAV / ALAC / DSF(またはそれらを含むフォルダ)をドラッグ&ドロップ
  3. 出力で WASAPI デバイス、または [ASIO] ... ドライバを選択。DSD のときは ASIO を選ぶ
  4. CUE の場合、必要なら「CDDB取得」(または「CDDB自動取得」をオン)
  5. トラックを選んで再生。Exclusive / 音量 / スペクトラムなどを調整

コマンドライン

CueBinPlayer.exe "path\to\album.cue"
CueBinPlayer.exe "path\to\track.flac"
CueBinPlayer.exe "path\to\track.dsf"

既に起動中なら、既存ウィンドウを前面にして指定ファイルを開きます。

DSD 再生

DSF をプレイリストの (DSD Files) に集め、ASIO で再生します。 再生パネルの DSD ロゴは、DSD 再生中かつ設定がオンのときに出ます。

対応コンテナ .dsf のみ。.dff / DST 圧縮は非対応
出力 ASIO 専用。WASAPI Exclusive / Shared では再生できません。 (DSD Files) を表示しているあいだ、WASAPI デバイスと Exclusive チェックは隠し、ASIO だけを出します。
DSD モード ASIO パネルの下に、プレイリストが (DSD Files) のときだけ表示します。
自動 … Native を試し、失敗したら DoP
Native … 1-bit DSD を DAC へ直接。非対応なら再生失敗
DoP … DSD を 24bit PCM に見せかけて送る(DSD64→176.4 kHz、DSD128→352.8 kHz、DSD256→705.6 kHz)
音量 DSD / DoP は OS やデバイスの音量スケールでビットが壊れるため、再生開始時に Windows のデバイス音量音量ミキサー(CueBinPlayer セッション)を 100% にし、ミュートを解除します。 すでに 100% なら触りません。元の値には戻しません。 DAC 本体のボリュームは自動では変わりません。
スペアナ 出力バッファは改変せず、コピーした DSD ビットだけ 4 次 CIC で約 176.4 kHz PCM に落として FFT します。 音そのものには乗りません。
BitPerfect Native / DoP とも、ソフト音量はかけません。BitPerfect 表示は実出力形式の照合結果に従います。
DSD を鳴らすとき
DAC メーカーの ASIO ドライバを入れ、出力でそのドライバを選んでください。 マザーボードの Realtek など、PCM 専用デバイスでは Native も DoP も通りません。

再生品質

再生パネル右上のモード表示は、チェックボックスではなく実際の出力状態を示します。 BitPerfect 表示も、ソースとデバイス側形式が一致すると確認できた場合だけ点灯します。

WASAPI Exclusive PCM 向けの優先ビット同一経路。デバイスがソース形式を受け付ける場合、ミキサを経由せず再生します。 非対応・初期化失敗時は Shared に落とさず、再生を中止します。DSD には使いません。
WASAPI Shared OS ミキサ経路として明示します。エンドポイント既定形式の書き換えは行いません。 ソフト音量(PCM 16/24/32・float・Extensible)は Shared 時のみ適用します。
ASIO 選択時は常に排他扱いです。「ASIOパネル」からドライバ制御パネルを開けます。 PCM の BitPerfect はネイティブサンプル型とソース有効ビットの照合結果に従います。 DSD Native もこの経路です。
BitPerfect Exclusive / ASIO で、ソースと実出力がビット同一と証明できるときだけ表示します。 このときソフト音量はバイパスされ、音量表示は (BP時無効) などになります。
BitPerfect にならない例 Shared 再生、CUE の FLAGS PRE(De-emphasis DSP 適用中)、 Media Foundation 経由などで元深度との一致を証明できない場合。
ギャップレス CUE / BIN(および検証済み CUE WAVE)は次曲を先読みし、曲間の無音ギャップなしで接続します。 複数 FILE をまたぐトラックもセグメント連結で連続供給します。 次 FILE 先頭の INDEX 00 / pregap は前曲側に含めます。
FLAGS PRE CUE に FLAGS PRE があるトラックへ、50/15μs de-emphasis を自動適用します。 適用中は BitPerfect 表示を外し、ステータスに De-emphasis DSP を示します。
一時停止 Pause 中はソースを進めず無音を供給します。出力セッションを破棄しないため、 Resume 時の先読み PCM 欠落を防ぎます。
表示と実経路
[WASAPI Exclusive] / [ASIO][Bit Perfect] は、 実際に開いている出力セッションの診断結果に基づきます。 Exclusive を望んでもデバイスが拒否した場合は再生自体が始まりません。

画面構成

メニュー 表示 … ダークモードA / B / C / クラシック / 常に最前面 / スペクトラム
設定 … CDDB URL / 再生ロゴ(ASIO・DSD・Hi-Res) / DSD・Hi-Res もランダム再生に含む / ソースをメモリ展開(容量・保持方針・ローカルのみ / ネットワーク含む) / 出力の優先順位 / ASIO バッファサイズ / クレジット / 全設定を初期化
ツールバー 「追加」「CDDB取得」、チェック「CDDB自動取得」「ロード時自動再生」
情報パネル アルバム名、DiscID / Format、出力デバイス、ASIOパネル、音量、WASAPI Exclusive。 (DSD Files) 表示時は Exclusive を隠し、ASIO パネルの下に DSD モードを出す
再生パネル 曲名(マーキー)、モード表示(WASAPI Exclusive / Shared / ASIO / Bit Perfect)、 シーク、時間、トランスポート、条件に応じた再生ロゴ(ASIO / DSD / Hi-Res)
リスト 左: プレイリスト(タブ切替) 右: トラック一覧
ロスレスライブラリ(FLAC / WAV / ALAC / DSD)は先頭固定。Sample/bit 列あり
ステータスバー .cue 関連付け(更新)、ランダム再生 / 全楽曲、リピート(なし / 全曲 / 1曲)

再生ロゴ

ダークテーマでは白+青ブルーム、クラシックでは濃色・ブルームなし。設定 → 再生ロゴ で個別にオフにできます(既定はすべてオン)。

その他の操作

主な機能

設定とデータ

保存場所

設定・プレイリスト・CDDB キャッシュ・ロスレスの曲名/長さ/形式は、exe と同じフォルダの CueBinPlayer.db(SQLite / WAL)に保存されます。 ロスレスはファイルサイズと更新日時が同じなら、起動時にファイルを開き直さずキャッシュから復元します。 単一ファイル実行時も、一時展開先ではなく実 exe の隣を使います。

ソースをメモリ展開

設定メニューの「ソースをメモリ展開」でダイアログを開き、再生前にソースをメモリへ載せられます(既定オフ)。 ロスレス/DSD はこれから再生する1曲、CUE は BINARY / MOTOROLA / WAVE イメージ全体です。 容量は MB 単位で指定し、既定は 2048 MB です。上限は搭載 RAM から自動算出します(OS 用に RAM の 30% または 2GB の大きい方を残し、256 MB〜24 GB にクランプ)。 保持方針は「再生中のみ」(再生中と準備中以外をすぐ解放)か「上限まで保持」(既定・上限到達後は未ピンの古い順に追い出し)です。 対象は「ローカルディスク上のみ」(既定)か「ネットワークも含む」を選べます。 NAS や UNC、マップドドライブを載せるときは後者を選んでください。 1ファイルが上限を超える場合、権限がない場合、開けない場合は従来どおりファイルから再生します。 展開中は左下ステータスに進捗%を出し、フォームは無応答になりません。 有効なときは再生パネル右上に RAM Cache: EnabledCurrent Buffer: 使用量 MB / 上限 MB を出します(無効時は非表示。使用量は展開・解放が完了したときに更新)。 ASIO 再生中は ASIO BufSize に、その曲でドライバが確保したフレーム数を出します。 メモリから再生しているときは左下ステータスに [メモリ] が付きます。 出力の優先順位がオンで先頭デバイスが拒否した場合、展開済みバッファはそのまま次のデバイスで使います。全候補が失敗したときは破棄します。

CueBinPlayer.exe
CueBinPlayer.db
CueBinPlayer.db-wal   (実行中にできる場合あり)
CueBinPlayer.db-shm

出力の優先順位

設定メニューの「出力の優先順位」で、デバイスと DSD モードの試行順を指定できます(どちらも既定オフ)。 オフのときは、メイン画面で選んだデバイス/Exclusive/DSD モードだけを使い、失敗したらそこで止まります(従来どおり)。 オンのときはリスト順に試し、拒否されたら次へ進みます。WASAPI Shared への自動フォールバックはありません。 DSD は ASIO のみです。オンのあいだメイン画面の該当コンボは無効になり、再生パネルに Output: Priority locked / DSD: Priority locked を出します。

設定をリセットする

クレジット / 使用許諾

配布ファイルには、作者以外の著作物(オープンソースライブラリ等)が含まれます。 各著作物の著作者と、使用許諾(ライセンスによる利用許可)は次のとおりです。 アプリ内「設定 → クレジット」でも確認できます。

NAudio 3.0.0-preview.19 著作者: Mark Heath & Contributors/ライセンス: MIT(使用許可あり)/https://github.com/naudio/NAudio
NAudio.Wasapi 3.0.0-preview.19 著作者: Mark Heath & Contributors/ライセンス: MIT(使用許可あり)/同上
NAudio.Asio 3.0.0-preview.19 著作者: Mark Heath & Contributors/ライセンス: MIT(使用許可あり)/同上
BunLabs.NAudio.Flac 2.0.1 著作者: 当該パッケージ貢献者/ライセンス: MIT(使用許可あり)/NuGet
TagLibSharp 2.3.0 著作者: Authors of TagLib#/ライセンス: LGPL-2.1(使用許可あり)/https://github.com/mono/taglib-sharp
Microsoft.Data.Sqlite 10.0.10 著作者: .NET Foundation and Contributors/ライセンス: MIT(使用許可あり)
SQLitePCLRaw.bundle_e_sqlite3 3.0.3 著作者: Eric Sink / SourceGear/ライセンス: Apache-2.0(使用許可あり)。同梱の SQLite はパブリックドメイン
.NET / Windows Forms 著作者: .NET Foundation and Contributors/ライセンス: MIT(使用許可あり)。self-contained 版にランタイム一式を同梱
Windows Media Foundation 著作者: Microsoft Corporation/OS 標準コンポーネントを ALAC / 一部 WAV のデコードに使用(再配布はしていません)
freedbtest (CDDB) 任意のディスクメタデータ照会。http://freedbtest.dyndns.org/ 利用条件はサービス側に従います。本ソフトにサービス本体は同梱していません。

ASIO は Steinberg Media Technologies GmbH の商標です。 MQA は MQA Ltd. の商標です。S.M.S.L / SMSL、TOPPING は各社の商標です。

Copyright (c) komazow / CueBinPlayer — 本ソフトウェアは無保証(as-is)で提供されます。

注意事項

ネットワークと誤検出

再生上の制限