動作環境と起動

必要な環境・インストール・起動のしかた

必要な環境

項目内容
OS Windows 10 / 11(64bit)。開発・動作確認は Windows 11 で行っています。
グラフィック OpenGL 2.1 以上に対応したビデオカード。 3D モデリングとシミュレータで使用します。
メモリ 4 GB 以上を推奨。全翼型バッチ解析や GA 探索を並列で回す場合は 8 GB 以上あると余裕があります。
ディスク 約 350 MB(配布版)。解析結果を貯めていくと airfoils.sqlite3 が大きくなります。
CPU 並列処理を使うため、コア数が多いほど全翼型バッチ解析と GA 探索が速くなります。 お使いの PC で何並列になるかは「ヘルプ → αFOIL+ωSIM について」で確認できます。
配布版(コンパイル済み)には Python とライブラリ一式が同梱されています。 Python を別途インストールする必要はありません。
ただし XFOIL だけは別途ダウンロードが必要です。このソフトウェアを使う前に

インストール

ダウンロードしたファイルを解凍するだけです。アンインストールはフォルダごと削除してください。 レジストリは一切使用していません。

設定と作成したデータはすべてフォルダ内の SQLite データベースに入るので、 フォルダごとコピーすれば、そのまま別の PC へ持って行けます。

書き込みできる場所に置いてください。 機体・プロペラ・解析結果をデータベースへ保存するため、 Program Files の下など書き込みが制限される場所に置くと保存に失敗します。 デスクトップやドキュメントフォルダの下をおすすめします。

このソフトウェアを使う前に

XFOIL は同梱されていません。 翼型解析を行うには、下記の手順で XFOIL を入手してフォルダへ入れてください。

・XFOIL のダウンロード

XFOIL の配布ページ(MIT・Mark Drela 氏)へアクセスします。

https://web.mit.edu/drela/Public/web/xfoil/

このページの中にある次のダウンロードリンクから ZIP ファイルをダウンロードして、解凍してください。

XFOIL6.99.zip  (3813300 bytes)

・ファイルをコピーする

解凍したフォルダの中にあるアプリを、torikon_main.dist フォルダ内へ コピー&ペーストしてください。

ファイル要否内容
xfoil.exe必須 XFOIL 6.99 本体。翼型の粘性・非粘性解析に使用します。 本プログラムが呼び出すのはこのファイルです。
pxplot.exe任意 XFOIL 付属の描画ツール(ポーラーのダンプファイル用)
pplot.exe任意 XFOIL 付属の描画ツール(ポーラーのセーブファイル用)
torikon_main.dist\
    torikon_main.exe
    airfoils.sqlite3
    ...
    xfoil.exe     ← ここへコピー(必須)
    pxplot.exe    ← ここへコピー(任意)
    pplot.exe     ← ここへコピー(任意)
pxplot.exe ・ pplot.exe について
この 2 つは XFOIL 単体で使うときの描画ツールで、 本プログラムからは呼び出していません。 XFOIL6.99.zip の中に入っていない場合は、配布ページの Pxplot.zip(281493 bytes)・Pplot.zip(289812 bytes) から別途入手できます。無くても本プログラムの動作には影響しません。

起動

コピー&ペースト後、torikon_main.dist フォルダ内の torikon_main.exe をダブルクリックで起動します。

初回起動は、データベースの初期化のぶんだけ少し時間がかかります。

XFOIL を入れていなくても起動はできます。ただし、解析エンジンに XFOIL を選んだときに 「XFOIL が見つかりません」と表示されます。 XFOIL を使わない解析エンジン(セオドーセン・今井・守屋・森口・水野 BEM など)は そのままお使いいただけます。

・XFOIL を別の場所に置きたい場合

本プログラムは、次の順に xfoil.exe を探します。 上の手順どおり torikon_main.dist 直下に置けば③で見つかりますが、 別の場所に置きたい場合は下記のいずれでも構いません。

  1. 設定メニューで指定したパス(一度指定すると記憶されます)
  2. 環境変数 XFOIL_PATH
  3. torikon_main.dist 直下、または その下の XFOIL6.99xfoil フォルダの中
  4. 環境変数 PATH の通ったフォルダ

どこにも見つからないときは「実行ファイルの場所を指定しますか?」と尋ねられるので、 そこで xfoil.exe を選んでも構いません。

・使用しているライブラリ

本プログラムで使用しているライブラリと、開発・動作確認に使用したバージョンは次のとおりです。 これらは配布版にすべて組み込まれているので、別途インストールする必要はありません (別途ご用意いただくのは XFOIL だけです)。

ライブラリバージョン用途
Python3.13.5本体
PySide66.9.1GUI(Qt)
PyOpenGL3.1.93D 描画
NumPy2.3.2数値計算
SciPy1.18.0最適化・線形代数
matplotlib3.10.5グラフ描画

同梱されているファイル

・データベース

すべて SQLite3 形式です。実行ファイルと同じフォルダに置かれ、使用しながら書き換わっていきます。

ファイル内容
airfoils.sqlite3 翼型カタログ。UIUC/Selig の 1,665 翼型の座標と、実行した解析の結果が入ります。 解析を重ねると大きくなります(→ 解析データの整理)。
glider.dbグライダーの機体データベース
hpa.db人力飛行機の機体データベース
propeller.dbプロペラのデータベース
aircraft.db機体データベース(旧形式・移行用)
gliderSIM.dbグライダーの飛行記録
hpaSIM.db人力飛行機の飛行記録
autocalc.db自動計算(GA 探索)の結果とランキング

・翼型座標

coord_seligFmt フォルダに、Selig 形式の翼型座標ファイル 1,665 点が入っています。 通常はデータベース側を参照するので直接触る必要はありませんが、 自分の翼型を追加したいときの書式の参考になります。

画面が下で切れてしまうとき

ノート PC など画面の縦が狭い環境では、ウィンドウが画面からはみ出すことがあります。 本プログラムは起動時に画面の作業領域(タスクバーを除いた範囲)へ自動で収めるようになっていますが、 それでも収まらない場合はディスプレイの表示スケール(125%・150% など)を下げてお試しください。