複数DWG・Docu自動連係

複数の DWG のレイアウトを 1 つの DocuWorks バインダー (.xbd) にまとめ、図面を直したら
ボタン 1 つで、変わった図面の分だけ差し替えるツールです。
差し替えても、書き込んだ注釈・向き・文書名・通し頁番号はそのまま残ります。

道路設計などの成果品管理を想定しています。無償でお使いいただけます。


できること

動作環境

OSWindows 10 / 11(64bit)
DocuWorksDocuWorks 9 以降(「DocuWorks Printer」を使います。9.1・10 で動作確認)
AutoCADaccoreconsole を含む AutoCAD(図面の印刷に使います。AutoCAD 2026 等)
ブラウザ部品Microsoft Edge WebView2 ランタイム(画面表示に使います)

インストール

  1. 配布 zip を展開します(右クリック→「すべて展開」でそのまま進めて構いません)
  2. 展開したフォルダの setup.exe をダブルクリックします(管理者権限は不要です)
  3. デスクトップの「複数DWG・Docu自動連係」から起動します。初回は歯車(⚙)の[自動検出]→[保存]で、AutoCAD・DocuWorks の場所を設定します
  4. やめるときは、下の「アンインストール」の手順で削除できます

プログラムのファイル名やフォルダ名に出てくる DwSync は、本ソフトの開発時の呼び名です。

中身は同じものですので、そのままお使いください。

起動時に警告が出たときは、同梱の「警告が出た時の対応.html」をご覧ください。

SmartScreen(「Windows によって PC が保護されました」)と、

スマート アプリ コントロール(Windows 11 の一部の PC)の手順を、

発行元の確かめ方とあわせて書いてあります。

アンインストール

Windows の設定→[アプリ]→[インストールされているアプリ]で
「複数DWG・Docu自動連係」を選び、[アンインストール]を押すだけ
で、
本体・ショートカット・一時ファイル(画面部品のキャッシュと印刷・更新時の作業フォルダ)を
一括で削除できます(設定を残すかはその場で選べます)。

スタートメニューの「複数DWG・Docu自動連係」フォルダにある「アンインストール」を押すと、
この設定画面が開きます。本体フォルダの uninstall.exe を直接実行しても同じです。

手動で削除する場合は次のとおりです。

  1. アプリを終了します
  2. 本体を削除: エクスプローラーのアドレス欄に %LOCALAPPDATA% と入力して Enter →開いた場所にある DwSync フォルダを削除します(広告動画の一時ファイルもこの中です)
  3. ショートカットを削除:
  4. 一時ファイルを消す場合: %LOCALAPPDATA% にある DwSyncUi.WebView2 フォルダ(画面部品のキャッシュ)と、アドレス欄に %TEMP% と入力して開いた場所にある DwPlotCapture・DwBinderBuild フォルダ(印刷・更新時の作業フォルダ)を削除します(残っていても、次に使うときに作り直されるだけで実害はありません)
  5. 設定も消す場合: アドレス欄に %APPDATA% と入力して Enter → DwSync フォルダを削除します(残しておけば、入れ直したときに設定がそのまま使えます)
  6. 一覧から消す場合: 設定の「インストールされているアプリ」に残っているときは、レジストリ エディターでHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\DwSync を削除します(このユーザーの登録だけです。システム全体には何も書き込んでいません)
  7. 作成したバインダー (.xbd) と、その隣の控え (.xbd.dbuk) はお客様のデータなので消しません。控えが不要なら手動で削除してください。
  8. 「制御されたフォルダー アクセス」にアプリを許可していた場合は、Windows セキュリティの同じ画面から外せます(そのままでも支障はありません)。

使い方

  1. バインダーを選ぶか、DWG を追加して新規に作ります
  2. 図面を編集したら [更新する] を押します → 変わった図面だけ差し替わります
  3. 通し頁番号は [通し頁振り] から

監視フォルダについて

印刷した図面は、いったん DocuWorks 側のフォルダに出てきます。
⚙ の「監視フォルダ」には、DocuWorks Printer の出力が落ちるフォルダ
(DocuWorks Desk でふだん開いているフォルダ)を指定してください。

作業中は、関係のない DocuWorks 文書のエクスポートや移動は控えてください。
同じ名前の文書を同時に出されると区別できず、取り込んでしまう可能性があります。

中身を見る・差し替える前に何が変わったか見る

一覧の 「プレビュー」列にボタンがあります。ボタンの色は状態と同じです。

[変更内容確認](状態が「変更」の行・橙)

いまバインダーに入っている図と、図面をいま印刷し直した図を重ね合わせて表示します。

[内容確認](それ以外の行)

いまバインダーに入っている中身をそのまま表示します。印刷しないのですぐ出ます。
付箋や頁番号も入ったままの状態が見られます。図面が「欠落」している文書でも使えます。

変更内容を残す(照査指摘の修正エビデンスなどに)

[変更内容確認]の画面右上にある [変更内容を保存…] で、重ね合わせを
レイアウトごとに 1 ページずつ入れた DocuWorks 文書 (.xdw) として保存できます。

各ページの上には、図面名・レイアウト名・確認した日時・差異の割合が入ります。
DocuWorks 文書なので、そのままバインダーに綴じたり、付箋で指摘番号を書き込んだりできます。

更新してしまうと、その差分はもう見られません(図面とバインダーが一致するため)。
記録に残す場合は、更新する前に保存してください。

共通

比べているのは印刷したときの見た目そのものなので、線だけでなく
文字・寸法・ハッチ・記号・塗りつぶし・図枠など、紙に出るものはすべて対象です。

レイアウトの名前を変えた・レイアウトを消したとき

更新すると、その行の下に 「レイアウト … が図面に見つかりません」 と出て、
その文書だけ更新を見送ります(ページが減って、そこに付けた注釈も失われるためです)。
ほかの図面はふつうに更新されます。

どちらも、無くなったレイアウトのページと、そのページに付いていた注釈(付箋・メモ)は消えます。
残るレイアウトの注釈はそのまま引き継ぎます。押す前に確認が出ますし、
押したあとでも[更新前に戻す]で戻せます。
印刷はし直しません([更新する]のときに作ったものをそのまま使うので、すぐ終わります)

見送られた文書しか「変更」が無いときは、[更新する]は押せません(押しても同じ理由でまた
見送られるだけだからです)。上のどちらかのボタンを使うか、図面のレイアウト名を戻してください。

ページ数が変わると紙に焼いた頁番号がずれるので、必要なら頁番号を振り直してください
(ずれている間は頁番号の列が橙色になります)。

図面を移動・改名したとき

一覧の状態が 「欠落」 になったら、その行の[図面を選び直す]から今の図面を選んでください。
紐づけだけを直すので、注釈・頁番号・文書名・並び順は変わりません。

なお、図面とバインダーを一式まるごと別のフォルダへ移した場合や、
共有フォルダのドライブ文字が人によって違う場合は、自動で追従します
(仕組みは次の「図面の探し方を選ぶ」をご覧ください)。

図面の探し方を選ぶ(保存パス管理)

一覧の 「保存パス管理」 列で、文書ごとに「その図面をどこから探すか」を選べます。

表示探し方
相対パスバインダーのフォルダを基準に探します(例 ..\図面\平面図.dwg)
バインダーと同一バインダーと同じフォルダにある同じ名前の図面を探します
絶対パス決まった場所の図面を探します(例 D:\案件\図面\平面図.dwg)

どれを選べばよいか

こういう使い方選ぶもの
案件フォルダごとコピーして使い回す相対パス
図面とバインダーを同じフォルダに置いているバインダーと同一
図面は共有サーバーの決まった場所に置き、動かさない絶対パス

一式をフォルダごとコピーして使い回すなら「相対パス」か「バインダーと同一」にしてください。
「絶対パス」のままだと、コピーしたほうのバインダーがコピー元の図面を見続けます。

図面ファイルを移動・コピーすることはありません。探す場所が変わるだけです。
その探し方にできない図面(バインダーと別のドライブにある等)はグレーで表示されます
(実際は「決まった場所」で探します)。
行にマウスを乗せると、探し方の説明と、いま実際に使っている図面の場所が出ます。

#### 本ソフトが控えている「図面の呼び名」

図面を綴じたとき、その図面の場所を 3 通りの呼び名で控えています。
1 つが使えなくなっても、別の呼び名で見つけられるようにするためです。

呼び名例どういうものか
決まった場所D:\案件\図面\平面図.dwgそのパソコンでの置き場所をそのまま書いたもの
共有フォルダの正式な場所\\サーバー名\共有名\案件\図面\平面図.dwg共有フォルダを、割り当て文字(Z: など)を使わずに書いたもの
バインダーから見た位置..\図面\平面図.dwgバインダーの置き場所を起点にした、そこからの道順

共有フォルダに割り当てる文字(Z: など)は人によって違うことがあります。
そのため「共有フォルダの正式な場所」も一緒に控えていて、
Z: が Y: の人の環境でも同じ図面にたどり着けます。

#### 見つからなかったときは、順番に探し直します

選んだ場所に図面が無くても、すぐ「欠落」にはしません。次の順で探し直します。

選んだ探し方探す順番
相対パス① バインダーから見た位置 → ② 決まった場所 → ③ 共有フォルダの正式な場所
バインダーと同一① バインダーと同じフォルダの同じ名前の図面 → ② 決まった場所 → ③ 共有フォルダの正式な場所 → ④ バインダーから見た位置
絶対パス① 決まった場所 → ② 共有フォルダの正式な場所 → ③ バインダーから見た位置

「バインダーと同一」は名前が同じ図面を探します。バインダーの隣に同じ名前の別の図面が
置かれていると、そちらを使います。共有フォルダにバインダーを置いている場合はご注意ください
(更新のログに「記録 … / 実際 …」と、記録と違う場所の図面を使ったことが出ます)。

どれでも見つからなかったときだけ「欠落」になります。
その場合は[図面を選び直す]で今の図面を指してください
(注釈・頁番号・文書名・並び順は変わりません)。

見つかった図面でそのまま[更新する]を押すと、3 つの呼び名が今の場所で控え直されます。
次からは 1 つめで素直に見つかるようになります。

変え方

  1. 一覧の行をクリックして選びます。Ctrl で 1 行ずつ足し引き、Shift でまとめて、Ctrl+A で全部選べます(エクスプローラーと同じです)
  2. 「保存パス管理」の列見出しにある [変更] を押します
  3. 3 つから選ぶと保留になり、[更新する]で反映されます

新しく追加した図面は、そのバインダーで多く使われている探し方にそろえます
(まだ何も入っていないバインダーでは「相対パス」になります)。

並べ替え・文書名

更新前に戻す

更新すると、バインダーの隣に 図面.xbd.dbuk という控えが 1 つだけ残ります。
更新の結果がおかしかったときに[更新前に戻す]で使うものです。
消しても動作に支障はありません(戻せなくなるだけです)。

印刷のときに借りるファイル

レイアウトのページ設定が参照しているプロッタ構成 (.pc3) や印刷スタイル (.ctb / .stb) が
AutoCAD 側に無いと、そのままでは印刷できません。このとき、DWG と同じフォルダに同じ名前の
ファイルがあれば、印刷のあいだだけ AutoCAD の所定フォルダへ複製して使い、終わったら消します

(同名のファイルが既にある場合は何もしません)。借りたものはログに [取込] として出ます。

途中で強制終了された場合は消しきれないことがあるので、次に印刷を始めるときに片付けます。
他所から受け取った図面一式をそのまま印刷すると、その中の .pc3 / .ctb が一時的に
取り込まれることになるので、出どころの分からない図面を扱うときは中身をご確認ください。

「保護されたフォルダーへのアクセスがブロックされました」と出たとき

Windows セキュリティのランサムウェア防止機能(制御されたフォルダー アクセス)が、
ドキュメント・デスクトップ・ピクチャなどへの書き込みを、登録されていないアプリから
ブロックしています。DocuWorks の保存先がドキュメント配下だと必ず当たります。

直し方(管理者権限が必要です)

  1. Windows セキュリティを開く
  2. 「ウイルスと脅威の防止」→ 下の方の「ランサムウェアの防止」→「設定の管理」
  3. 「制御されたフォルダー アクセスによるアプリの許可」→「許可されたアプリを追加する」
  4. 「最近ブロックされたアプリ」から、または「すべてのアプリを参照」で、本ソフトの 3 つの exe(DwSyncUi.exe / DwBinderBuild.exe / DwPlotCapture.exe)を追加

追加したら本ソフトを起動し直してください。

保護されたフォルダのほうを除外することはできません。

Windows の既定の保護フォルダ(ドキュメント等)は、Microsoft の仕様で変更できない一覧です。

「アプリを許可する」か、バインダーと保存先を保護対象外のフォルダ(例: D:\作業)に

置くか、どちらかになります。

なお、この警告はコード署名では回避できません。署名は別の警告(SmartScreen)向けのもので、

この機能の判定とは別です。

データは壊れません。 書き込めないときは更新を始める前に中止する作りです。

配布条件

通信について

第三者ソフトウェア

既知の制限

お問い合わせ

シムテックラボ info@simtec-lab.com